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2006年5月31日 (水)

ローズ・カフェのバラ

Rose_cafe_09

東京はここ3日久しぶりに続けて晴れの日が続いているけれど(とは

言っても夕方、雷雨があったりして)、5月の日照率は平年にくらべて

4分の1だったそうだ。ほんとに気持ちよく晴れた日は数えるほど。

それで6月には梅雨もちゃんとあるというのだから、ちょっとまいって

しまう。日本には雨季ができたんじゃないかという人もいるくらいだけ

れど、そんなこともあながち冗談ではないかもと思えるほど。長雨に

おける気持ちの良い過ごし方、仕事の仕方を考えねば。

そんな5月の最後となる今日は、そろそろ春バラのシーズンも終わり

ということで、先日と昨日『ローズ・カフェ』で撮ったバラの写真を一挙

に公開したいと思います。もうバラはけっこう、という方は悪しからず

ご退出のほど。最初の1枚は私の友人が1番気に入ったヘリテイジ。

淡いソフトピンクのシフォンのようなデリケートな重なり。

下はまるで、バレエの女の子のチュチュ。

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Rose_cafe_11_2   

そして最初に私をこの世界に誘うことになったクラシカルなバラ。

ピエール・ドゥ・ロンサール。

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以下は典型的なピンクのオールドローズの花形なれど、名前を特定

するのは難しい。多すぎて。最初のはアブラハム・ダービーか。

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個人的にとても好きなピンク。大人のピンク。

これはライラック・ローズかな。

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夏の雪、という名前がぴったりの純白のサマー・スノー。

Rose_cafe16

子供みたいに天真爛漫なアンジェラ。アンジェラっていうと私はジョビ

ンの歌を思い出してしまうのだけれど、これはドイツのバラ。

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君は喩えて言うなら、 まるでこれから空に飛び立つ天使って風情。

Rose_cafe_24_2

そして今にもフラメンコでも踊りそうな情熱的な君は、ウィリアム・

シェイクスピアだろうか。

Rose_cafe_18

純白セミダブルの大輪カップ咲きの趣のあるこのバラは、たぶん

イングリッシュ・ローズの『The Nun』。だとすると彼女は修道女。

そう言われると、この白は修道女のヴェールのように見える。

Rose_cafe_25

ほんとはまだまだあるのだけれど、このへんにしておこう。

もう、お腹いっぱいだと思うから。

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ローズ・カフェ

Rose_cafe_01

先日、『ベランダ日記』のルイさんに教えてもらった『ローズ・カフェ』に

行って来ました。最初ここのホームページを開いたら、「200種類以上

のバラと、多摩丘陵、丹沢山系、富士山の眺望が楽しめるオープン

カフェの店」とあるので、いったいどこにあるお店なのかと思ったら、

なんと家から30分圏内の場所だったのでびっくり。

それなら行かなきゃ、ということで友人と2人で出かけて行ったので

すが、近くの坂を上り始めてまたびっくり!

その日は風の強い日だったのだけれど、坂の上から吹いてくる風が

なんとバラの香りなのです。それは咲きたてのバラのフレッシュなな

んとも良い香りで、「バラの香りの住宅街かあー、素敵」などと言いな

がら歩いたのでした。上はローズ・カフェの外観。開店前から開くのを

待っている人がいます。下はピエール・ドゥ・ロンサールのアーチ。

Rose_cafe_02

そして、咲き誇るバラの横のガーデンテラスのテーブル席。

かなり高台にあるので、先には眺望が広がっています。

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室内に面したデッキテラスにもたくさんのバラやラヴェンダーが咲き

乱れて、ここが駅から10分の立地だということを忘れてしまうほど。

Rose_cafe_05

Rose_cafe_04_1

テラス脇の階段を降りるとさらに見事なローズ・ガーデンが広がって

いました。たくさんの種類のバラとハーブ。街のなかに再現されたイ

ングリッシュ・ガーデン。この立地に建ったマンションに、こんなカフェ

とローズガーデンを作ってしまうなんてすごくないですか?

近くに住んでいたら年中、来てしまいそうです。

実はこの写真は先日撮ったものではなくて、昨日1人で出かけて撮

ったものなのですが、先日はちょうどバラが旬だったのと、ちょうどラ

ンチが始まる時間に行ってしまったのとで中も外もすごい人で、駐車

場もいっぱいだったので、思うように写真が撮れなかったのでした。

昨日は店の開店前に、仕事の合間にちょっと長くランチするくらいの

時間で行って来たのだけれど、庭に出る柵の上にはお金を入れる

小箱が置いてあって、お店が開いてなくてもそこに300円入れれば

庭を見ていいことになっているのです。

なので、昨日庭にいたのは、私と優雅に舞う蝶ちょと、忙しげにブン

ブン言って飛び回る大きな蜂だけでした。カフェには今度、ルイさん

お勧めの時間帯に来ようと思います。

Rose_cafe_03

ローズ・カフェに咲いていたバラは、この後また一気に。

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2006年5月30日 (火)

ファンファン

Rose_cafe_060

今朝のTVのニュースはショックだった。

ファンファンの名で親しまれていた岡田真澄さんが70歳で亡くなって

しまった。個人的に知っていたわけではないけれど、南青山の『ギャ

ラリーせい』に行こうと骨董通りの裏道を歩いているときに、何度か

お見かけしたことがある。

たぶんご自宅があの辺にあるのだろうと思うけれど、ラフなスタイル

をしていても彼はとてもカッコ良く、素晴らしい笑顔をしていた。全身

から幸福感があふれ出ているような人で、昔にくらべたらずいぶん

太ってしまったけれど、実に良い歳の取り方をしている人だと思った。

ファンファンというニックネームはフランスの映画俳優のジェラール・

フィリップが呼ばれていた呼び名で、若い頃に岡田真澄が彼に似て

いたことからそう呼ばれるようになったのだというのを、今日TVを見

ていて初めて知った。

子供の頃、大の映画好きだった父に、男の俳優では誰が好きかと聞

かれて、ジェラール・フィリップとグレゴリー・ペックと答えたら、なんだ

世紀の美男子ばかりじゃないかと笑われたのを憶えている。

思わず今朝はいつもより長くTVを見てしまったが、岡田真澄さんが

60歳で結婚したときの映像を流していた。見た人も多いだろうけれ

ど、結婚した26歳年下の奥さまのことを聞かれると、「透き通った天

使の羽を持ったような、透明感のあるひと」と答えていて、思わず、

はぁとため息をついてしまった。60歳になってもそんな感性をしてい

るからこそ、年齢に関係なく恋に落ちることができるのだし、新しい人

生を1から始めることができるのだと思う。

63歳のときに生まれたお子さんが、いま7歳。

残して逝かれるのはとても心残りでも無念でもあったろうし、残された

ご家族はいまは悲しみの最中にあるのだろうけど、その10年はきっ

と本当に幸福だったのだろうと思う。その10年の無い人生などとはと

うてい引き換えることなどできないほどに。

心からご冥福をお祈りしたい。

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花束

Fusazaki_03

1本の枝にたくさんのツボミをつけて咲くことを房咲き、という。

房咲きのバラってそれだけで花束みたいだ。

このあいだ行ったローズカフェのガーデンには、一枝にオールドロー

ズ風のかわいい花を12個くらいつけたバラがあって、1本切ってラッ

ピングしたら、そのままブーケになりそうだった。

あなたは今日も元気かな。

今日の花束を、あなたに。

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2006年5月29日 (月)

パーフェクト・ローズ

Constance_spry_010

新しい週の始まりを、私は最も好きなもので始めようと思う。

今期2回目の登場となるコンスタンス・スプライは、前回より更に

完璧な咲き方。

整った花形、純粋な薔薇色、素晴らしい芳香、そしてその雰囲気。

このバラには何ひとつ悪いところがない。

デリケートな咲き方に始まって、徐々に陽気に開放されてゆく、その

様を見ているのも好き。私はもう、うっとりだ。

健康的で美しいひと。

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2006年5月28日 (日)

スカイプ便利!

Skype

2年も前にダウンロードしていながら、デスクトップにヘッドセットの

ための端子がひとつしか付いていなかったのと、さほど必要に迫ら

れていなかったためにそのままにしていたスカイプ。

最近、東京 ⇔ 大阪間のオフィスのやりとりの経費節減のため、

ラップトップにスカイプフォンを導入したら、これがとっても便利であ

る。スカイプについてはもうすでにご存知の方も、実際にご愛用の

方も多いと思うが、アプリケーションを無料でダウンロードしてユー

ザー登録すれば、ユーザー間なら国内でも海外でもアカウントネー

ムで無料通話ができるサービス。お互いがパソコンの前にいさえす

れば、普通の電話同様に話もできるし、チャットもできる。

私は髪がぐちゃぐちゃになるのと(最初からぐちゃぐちゃだって話も

あるが)耳があまり強くないのとでヘッドフォンは嫌いなのだが、この

スカイプフォンは片手で操作できてキーボードもマウスの操作もいら

ないし、普通の電話と変わらない感覚で話せるのが良い。

私の仕事のパートナーは耳鼻咽喉科の医者でありながら音声学の

研究者でもあるが、その彼も驚くほどの音質だった。我が家の個電

の子機なんかよりずっと良いくらいである。

パソコンを持っていて日常的に使う人なら、これは使えるんじゃない

かと思う。私がときどきお電話する、このブログのコメント欄でおなじ

みの地方の方などにもお勧めです。

ちなみにこのスカイプフォン【BUFFALO BSKP-U202】は、私が購入

したときはアマゾンで3900円くらいだったと思うが、今はプライスオ

フで3059円で買える。使い方もいたって簡単で、付属のCDロムで

ドライバをインストールして、手順にしたがってセットアップし、スカイ

プフォンをUSBポートに接続したらすぐに使えるイージーさ。

ダウンロードは下からもできます。 

 skype  → http://www.skype.com/intl/ja/helloagain.html

ただ使い始めにびっくりしたのは、知らない人から電話がかかってき

たり、コンタクトがあること。世の中、暇な人が多いんでしょうか。

私は知らない人とお喋りする気もないし、ましてチャットなんかしてい

る暇はありません。もちろん、そういうことへの対応策もちゃんとある

ので安心です。私はコンタクトリストに入っていない相手への対応は

しない設定になっているので、いきなり電話をかけてきても取らない。

悪しからず!

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可憐

Hanadayori_2

私はオールドローズ的なクラシカルなバラが大好きだけれど、可憐な

ミニチュアローズも大好きだ。特に一重や八重の、これがバラなの?

と思うようなかわいらしいバラが。

だけれど今年の異常気象、5月のこの日照率の低さと雨の多さは、

いつも鉢いっぱいにこぼれんばかりに元気に咲くミニチュアローズを

ことごとく駄目にしてしまった。小さな葉っぱやつぼみにウドンコが付

いたら、もうひとたまりもない。やっと少し咲き出したと思ったら、花に

も異変があった。写真の『花便り』は本来は白い花びらの縁がうっす

らピンクになるのだけれど、今年はまだらになっていて花も小さい。

これはこれでかわいくもあるけれど、これほどバラが気候に影響され

やすいとは驚きです。

Hanadayori_01

これは、つるフェアリー・ランド。

Fairy_land

そして、これは桜貝。

ほんとに去年の夏、浜辺で拾った桜貝のような花びら。

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Sakuragai_01

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2006年5月27日 (土)

カモナマイハウス

Kamo

お馬鹿なタイトルでごめんなさい。

見ればわかると思うけれどカモ、だ。

今日、スイミングスクールからの帰りに野火止用水の脇を通ったら、

雨に濡れた鮮やかな緑の下に、これまた鮮やかなカモが3羽いたの

で、酔狂にも家に帰ってカメラを取ってきてこれを撮ったというわけで

す。ご存知のようにカモも渡り鳥で、カモなんて人間にとっては珍しく

もなんともない鳥だけれど、考えてみたら私はカモの生態については

ほとんど何も知らない。いったいどこから来たのかな。

引越しの下見をするためにこの町を初めて見たときには、町を走る野

火止用水沿いに緑があふれ、きらきら光る水面の下には鯉や錦鯉が

泳ぎ、水上ではカモやあひるが遊んでいて、まるで町全体が公園み

たいだと思った。

この野火止用水、場所によっては白鷺なんかも来るらしい。

この季節は町中の空低く、ツバメがいっぱい飛んでいる。この間なん

か、うちのベランダの物干し竿にまでツバメの幼鳥がとまったのだ。

かわいかったなあ! 

梅雨のような重く垂れ込めた空は嫌だが、ツバメは大好きだ。

私が撮りたかったのはツバメだが、この際、背に腹は変えられぬ。

このカモ、私が来たときにはガァガァうるさく言ってたのに、写真を撮

り始めたらみんなして寝てしまった。なにゆえ?

「おい鴨! 寝てないでネギしょって来い!」

Kamo_01

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モネの庭

Suiren_2

週末の東京はまた雨の予報が出ているけれど、今日はそんな気分

を吹き飛ばしてくれるような、花にあふれた『モネの庭』の選りすぐり

の写真を一挙公開。

ここは高知県安芸郡北川村にある『モネの庭』という庭園で、高知に

住む、コメント欄でおなじみのリサ・ママあらため、となりのハルコさん

が送ってくれました。実はこの写真をいただいたのは今月の始めで、

もっと早くアップしたかったのだけれど、桜についでバラの季節は毎

日自分で撮った画像の処理をするだけで手いっぱいで、やっとアップ

できる運びとなりました。(ハルコさん、遅くなってごめんよお。)

実際にハルコさんがこのモネの庭を訪れたのは4月の終わりだか

ら、約ひと月前の、光り輝く春の庭の様子です。

まず上の写真は、モネと言ったらやっぱり睡蓮、という1枚。

そして下はピントが甘いのが逆に絵画的な印象の、水辺のポピー。

Water_garden_4_1

花の庭から見たモネの家。

Flower_garden

水の上を滑るように走る蛇。

Hebi

そしてウォーター・ガーデンの景色3点。

Water_garden_2

Water_garden_3

Water_garden_5

そしてハルコさんがいっぱい送ってくれた写真の中で、私が最も好き

な1枚。庭園のあふれる緑のなかに置かれたカンヴァス。

Garden_1

さて、とても素敵なモネの庭だけれど、今はバラと睡蓮が盛りだそう

です。きっと四季折々、いつ行っても素敵だろうと思います。

でもここ、地元在住のハルコさんのところからもクルマでゆうに1時間

半以上はかかるとのことなので、なかなかおいそれとは行けない所

のようです。ハルコさんのメールにもあったように、ここが都心のなか

例えば東京だと新宿御苑のよう立地のなかに再現されていれば、き

っととても良い観光名所になってたくさんの人が訪れることでしょう。

風景画の題材にもことかかないし、たくさんの日曜画家がカンヴァス

を持って訪れるのじゃないかしら。もちろん、私だって行きたい。

水辺、といえば、東京の街に水路を巡らせ、水辺を緑化する計画が

あると前に聞いたことがあります。ラジオを聞いていたら言っていた

ことで、ちょっと俄かには信じられないけれど、もしそれが本当で、

実現したらすごいと思いませんか? ちょっと夢みたい。

でも、それも地球温暖化対策のひとつなのかもしれませんね。

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2006年5月26日 (金)

バロン・ジロー・ド・ラン

Baron_02

昨日、ホームセンターで初めてこのバラを間近で見た。

驚くほど大輪。驚くほど鮮やか。

バロン・ジロー・ド・ラン。

暗深紅色の花びらは白 く糸状に縁どられ、立体的な印象。

 Baron Girod de l'Ain  1897  フランス オールドローズ

 ハイブリッド・パーペチュアル 一季咲き カップ咲き

 濃紅色 花径8cm 強香 シュラブ型 樹高1.6M

Baron_01

Baron_1  

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植物の力

Power_01

こんなところにこんなことを書くのもどうかと思うが、先日来、私はある

ことに思い当たってしまって、それがなかなか心を去らないのでちょっ

と元気が出ないでいる。

昨日、久しぶりに晴れたので一日中家にいたくなくて、ちょっと遠い

ホームセンターまで行って、迷った末にまた小さなバラを連れて帰っ

てきてしまった。やれやれだ。

それで、ポストの中を見て、階段を上がろうとして何気なく住宅の共

同庭を見て、あれ? と思った。

去年の暮れに、記事には書かなかったけれど、コメント欄に書いた

ので憶えている方もいらっしゃるかと思うが、1本だけ庭に直植えし

ていた10年以上経ったピエール・ドゥ・ロンサールを、ひと月に1度

の掃除の時に、階段の人に根元から切って捨てられてしまった話。

あれ以来、その場所が目に入ると心が痛むので見ないようにしてい

たのだが、昨日見たら何もなかったはずのそこに、バラの枝みたい

なものが見えるではないか。近寄ってみると確かにそれはバラの枝

で、なんと切り取られた株の根元から出ている。びっくり!

見ると虫が何匹か寄生しようとして泡を付けているのが見えたので、

部屋に戻って支柱とハリガネと木酢液の入った噴霧器を持ってきて、

虫を退治したあとに木酢液をかけ、支柱を立てた。

元気で太くなった他人のバラを根こそぎ切るなんてどうかしていると

思うが、こんな風にまた生き返ってくれるなんて! 

植物の力ってなんてすごいんだろう!

しばらく立って見ていたけれど、少し元気をもらった気がした。

願わくばまた意地悪な人に切られませんように。 Bless you !

Power

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2006年5月25日 (木)

我が家のジャック・カルティエ

Jacques_cartier

5月のバラの一番花ほど、鮮やかなものはないと思う。

バラは繰り返し咲きながら、徐々に花の大きさと花色を落としてゆく

のが普通だから。ところがその一番花をいつもうまく咲かせられない

のが、この問題の我が家のジャック・カルティエなのです。

同時に開いた一番花の2輪は上の写真よりずっと色が濃く、花形も

途中までは美しいのに、惜しいかな、まるでカッターで切り裂いたよ

うに2輪ともツボミに亀裂が入り、扇を開いたように半分しか開かな

かった。3輪めとなるこの花は、形はなんとか整ったものの、色が薄

いし、やや小輪で、本来のこの花ではない。いまの感じはバラという

よりどこか牡丹のような咲き方。はたしてこのバラ本来の咲き方にな

るには、あと何年かかるのでしょう?

(たまたま先ほどルイさんのお庭に行ったらこのジャック・カルティエ

 がアップされていたので、急遽、私もアップしてみました。くらべると

 花の違いが歴然です。) 

 Jaques Cartier  1868  フランス オールドローズ ポートランド種

 花色は明るいピンク 花径8cm クォーターロゼット咲き

 強香  濃緑色の葉は光沢が無く細長いのが特徴

 樹高1M 樹形はコンパクトでコンテナ向き

Jacques_cartier_01

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嵐の後

Storm

上は昨日夕方の東京の空です。

激しい土砂降り。雷と絶え間ない稲光。

先日の一瞬に過ぎた台風ほどではなかったけれど、酷い雨でした。

そして一夜明けた今朝は、久しぶりにすっきりと晴れ。

でも、この晴れ間も今日だけで、明日にはまた天気は崩れるらしい。

ほんとにほとんど天気の日がなかった5月の東京です。

下は雨粒をのせた今朝のアンティーク・コルダナの表情。

このバラはミニチュアローズとは思えない花の大きさと、クラシカルな

表情が魅力のバラです。

Antique_kordana01jpg

Antique_kordana_1

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2006年5月24日 (水)

バラの王

Rose_du_roi

ロズ・ドゥ・ロワ。その名の意味は『バラの王』。

けれど去年、カーディナル・ドゥ・リシュリューと同じ理由(淡い色ば

かりのガーデンにアクセントをつけるため)で我が家に来たこのバラ

は、花の小ささといい、バランスの悪い花形といい、まだとてもバラ

の王と言えるほどの風格はありません。

しかもこのロズ・ドゥ・ロワは『鮮やかな赤』で、多くのバラ育成家たち

がこの色の定着をめざして新たな品種を育成したというのだけれど、

うちのはどうみても濃いピンクくらいの色で、赤ではない。

どうやら木が経年して成熟しないことには、鮮やかな赤にはならない

らしいのです。ここで面白いと思うのは、たいていのイングリッシュ

ローズのように2年苗で買って翌年の春にはもう最初から完璧な花

を咲かせるようなバラもあるのに、成熟しないうちはなかなか本来の

花を咲かせることができないバラもあるということ。また実際に育て

やすいバラと育てにくいバラがあるのも確かです。

ロズ・ドゥ・ロワと同じポートランドローズのジャック・カルティエなど、

初期に買ったバラでもう何年も経過しているのに、未だになかなか

完璧な花にならない。2つが同じポートランド種であることを考えると、

私にとっては難しいバラなのかと思ったりしています。

でも1本のバラを手に入れると枯らさない限りそのつきあいは長きに

渡るので、まあ気長に成熟するのを待ちましょう。

 Rose du Roi  1812  フランス オールドローズ ポートランドローズ 

 四季咲き ミディアムレッド 花形は散開八重咲き 花径7~9cm 

 強香 樹形は小ぶりなブッシュ 樹高70~120cm

Rose_du_roi_01

Rose_du_roi_03

いまのところこのバラは単体として見るより、景色のなかのひとつと

して見たほうが良さそうです。

Rose_du_roi_02

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2006年5月23日 (火)

修学旅行

Miroku_2

東京は今日は朝から曇りだったけれど、少し前から雨が降ってきた。

娘の修学旅行のあいだ3日間くらいはなんとか晴れてほしいと思った

けれど、残念ながら京都は朝から雨だったようだ。

そういえば、自分の修学旅行のときも1日は雨だった気がする。

銀閣寺に行った時、列から遅れないようにして傘と荷物を持ったまま

写真を撮るのが面倒だったのを憶えている。当時の私たちは、事前

に教師が決めたAコースからCコースまでの3種類のコースの中から

好きなコースを選んで、宿舎からコース別のバスに乗って出かけた。

旗を持ったバスガイドさんの後ろにカルガモよろしくついて行って、ガ

イドを受けながら寺から寺へと巡ったものだ。

私たちの頃とは今は教育も変わって、子供の主体性を大事にするよ

うになった。ただ既成のコースを言われるままに巡るんじゃなくて、班

ごとにみんなの行きたい場所の希望を考え合わせて自由にコースを

作り、そこを班ごとに巡るのだ。ただ単にコースを決めるだけじゃなく

て、移動に必要な交通費や寺ごとに違う参拝料などもあらかじめ子

供に調べさせてコースごとの予算も出させる。なので、班ごとにかか

る時間も費用も変わってくる。決まっているのは出発と帰りの時間だ

け。朝8時半に宿舎を出たそれぞれの班は、夕方5時にはもう宿舎

に帰って来ている班もあれば、まだ平安神宮にいる班もいる。班ごと

に大人が付いているわけではもちろん無いから、全ては子供の責任

に任されているというわけだ。ただし班ごとに携帯電話を持たされて

いて、いつでも教師、あるいは宿舎と連絡が取れるようになってい

る。私たちの時代からはとても考えられないとともに、今の子はいい

なあと思う。自由な日は2日目まる1日と3日目の2時までで、今日

がそのメインの自由行動の日なのでした。ちなみに娘のコースは、

 二条城 → 東寺 → 三十三間堂 → 清水寺 → 平安神宮

 → 銀閣寺 → 南禅寺

となっています。なかなか素晴らしい。宿舎に何時に帰って来るかは

書いてないので、たぶんタイムリミットぎりぎりに帰って来るつもりな

のでしょう。はたして予定通りに周れたことやら。

ちなみに私が6年前に子供を連れて京都に行ったときには、やっぱ

り朝早くホテルを出て、バスと徒歩で一日中よく歩きました。帰る頃

には脚は棒でもう、へとへと。そのときも事前に行きたいところをチョ

イスしたのだけれど、役立ったのが『京都瞑想2000』という本。

ちょうどこの本が出たばかりの頃で、とてもタイムリーでした。

この本は嵯峨野に仕事場を構えるミステリー作家の吉村達也氏が、

1年かけて古都を巡り、自らデジタルカメラのシャッターを切り、書き

綴ったガイドブックで、京都のスポット88ヶ所をわかりやすくエリア

別に紹介しています。単にフォトエッセイというのではなくて、駅から

の地図やバスルートの案内まで載っていて使いやすく、実用的でも

ある。ただ当時から思っていたことは、デジタル画像による写真が

なんだか昔の絵葉書の彩色写真みたいに見えて今ひとつなこと。

デジタルカメラの性能もプリントの技術もこの6年で格段に進歩した

だろうから、いま同じ物を作ってもきっとこれより全然いいだろうなあ

と思う。ああ、私も京都行きたい!

(ちなみに上の写真は片づけないまま行ってしまった彼女の机)

Kyouto

『京都瞑想2000』

取材・文・デジタル画像全撮影

     吉村達也

アミューズブックス ¥1600

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いちばん好きなバラ

Constance_spry_07_1

つい先日、このブログのコメント欄で『薔薇色のバラ』談義をしたばか

りだけれど、私が思う薔薇色は、まさにこのバラの色です。

去年も『薔薇色のしあわせ』、というタイトルで、私が思うパーフェクト

ローズとして紹介したこのバラ、去年はもっとデリケートなライトピンク

で完璧な花形をしていて、今年は去年ほどパーフェクトな咲き方じゃ

ないけれど、逆にこのゆったりした咲き方も大らかでいいかと思った

りしています。

私がこのバラから受ける印象は限りなく陽性。幸福感とリラックス。

見ているだけで心身が解かれていくようなバラだけれど、香りもまた

数あるイングリッシュ・ローズの中でもとびきり素晴らしいものです。

コンスタンス・スプライは日本では放っておくと樹高がゆうに2メート

ルを超えてしまうため、むしろつるバラとして扱ったほうがよいバラ

で、我が家の狭いベランダでは普通に扱うのはとうてい無理なので、

スタンダード仕立てのものを購入しました。ガリカ系オールドローズと

フロリバンダの交配によって誕生したこのバラは、イングリッシュロー

ズ初期の重要な品種でもあるらしく、どのバラ本を見ても『とても魅力

的なこのバラは春に1度しか咲かないことさえ美点にしてしまう』と

か、『その輝くばかりの優美さは他のいかなるバラとも比較し難い』

などと言われて絶賛されています。

 Constance Spry    1961  イギリス イングリッシュローズ 

 一季咲きシュラブ 花色はライトピンクからウォームピンク  

 カップ咲き  豊かで強いミルラの香り  樹高2M~6M

Constance_spry_1

Constance_spry_06 

Constance_spry_02_3

ここは4階なのでとても風当たりが強く、煽られて木が傷んでしまうの

だけれど、今年のコンスタンス・スプライは割合良い樹形になりま

した。ツボミもいっぱい付いています。

Constance_spry_05   

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2006年5月22日 (月)

タイムカプセル

1998_1 

先ほどアップした記事にも書いたように、そんなわけで中学3年の娘

は今日から京都・奈良に修学旅行に行っている。

実は昨日、買い物から帰ってクルマの酔い止め薬と使い捨てカメラを

買い忘れたことを思い出してまた出かけたのだが、近所のカメラ屋で

面白いことがあった。たかが使い捨てカメラくらいでもスーパーなんか

じゃなくてカメラ屋で買おうと思ってその店に行ったのだが、そこで顔

なじみの店員としばらく写真の保存法について談義していたら、若

い方の人が、

「あ、そういえば! ○○さん(私の名前)は忘れてると思うけど・・・」

と言ってDPEの袋が入っている引き出しをごそごそやり始めた。

「え? 何? なんかあるの? だって、しばらく何も出してないよ」

私が言うと年配のオジサンも彼の方を見ながら「ないだろう」と言う。

ところが彼が、「いや、確かにここに何かあったはずなんだけど」と

言っていたと思ったら、「あった!」と言ってひとつの袋を取り出した。

そして袋の日付を見るなり隠すようにしながらにこにこ笑って、

「もしかしたら ・・・、これはタイムカプセルかもしれない」、と言う。

「え、ウソ。そんなに古いの? なんだろう ・・・」

と言ったら「見るのがこわいようですか?」と言って、袋の中身をカウ

ンターに出して見せた。見てびっくり!

「えー、何これ。いったいいつの写真なの? だってうちの息子、

 いま17歳だよ!」

そこで、みんなでひとしきり騒いでから、「じゃあ、これも」と言ってお

金を払おうとすると、オジサンの方がまじまじと写真を見て、

「うーん、でもこれはどうだろうなあ。もう8年も前の写真で褪色しちゃ

ってるし、ちょっとこれはお金は取れないなあ。この写真はもう時効

だってことで、これは○○さんにあげますよ。そのかわりもっと鮮明

なのが欲しかったらまた焼きに来てください」、と言って差し出した。

若い店員さんも「今夜の夕飯の時の話題にしてください」と言って、

笑っている。ありがとう、と言ってもらって帰って来たけれど、本当に

びっくりした。それが上の写真。

これは今の暮らしになって2年ほど経った頃だろうか。

現在は八丈島に住んでいるかつての職場のボスが、「どうせ、お前さ

んは春休みでも子供をどこにも連れて行ってやれないんだろうから」

と言って島に招待してくれたときのもの。招待といっても吹けば飛び

そうなあばら家で、こんな風に布団を干したにもかかわらず、この後

ダニだかノミだかにあちこち食われる羽目になったのでした。まる。

それにしてもこの頃の2人は可愛かったなあ!

今はもうこの頃とは全然違っているから、ブログにこの写真をアップ

してもそれこそ時効かと思う。

ああ、神さま。時はあまりに早くゆきすぎました。

ちなみに昨日、夕方のスーパーでNに会った。うちは母子家庭だが、

彼の家は離婚こそしていないが実質父子家庭である。

「明日だね。朝早くお弁当作るの大変だね」と私が言うと、

「いや。Mはその日はお弁当いらないって言ってたけど」と言う。

「明日はいるわよ。修学旅行の説明会、行かなかったの?」

「行ってない」

「そうか。よかったね。いまわかって」と言ってから、「あ、それともM

 は自分でお弁当買うつもりだったのかな?」と言うと、

「Mはサンドイッチでも買うからいいって言ってたから、それでいいな

 らそれでもいいかと思ってたけど、うん。わかったよ。ありがとう」

そう言うとNは頼りなげに夕景色に消えて行った。

そうか。母子家庭も母親の経済力の無さで大変な部分があるけれ

ど、父子家庭は父子家庭で息子は父親に気を遣っているんだな、と

思ったら、なんだか切なくなってしまった。たった1人しかいない息子

の修学旅行なのに、親は説明会にも出席せず、当日買い弁させる

つもりでいたなんて。うちの娘よりひと月早く生まれたM。

彼だってこの頃はただの無邪気な子供だったのになあ!

誰の身にも光陰矢のごとし、だ。

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高蛋白低脂肪フード

Bel_air

先週、土曜日午後の台風は凄かった。

いきなりの真夏日のなかスイミングクラブから帰って、その日2度目と

なる食事を作って食べ、お腹いっぱい状態で夕飯の支度をしていたら

いきなり空が真っ暗。怖ろしいような黒雲がたちこめたかと思ったら、

瞬く間に降り始めた。ガラス越しに見ていても、窓が割れるんじゃな

いかと思うような激しい暴風雨。この4階の建物の屋上は、まるで高

波でもかぶっているような水しぶきだった。

最近、なんだか自然が荒々しい。これが天の神意かと思う。

いっときは電車も止まるのではと思ったくらいだったのに、台風は物

凄い速さで都心へ駆け抜け、後には禊をしたようなさっぱりした町

が。ひんやりした大気のなか、土曜の夜はミーティングもかねて下北

沢の440(four forty)というライブハウスに行く。ライブのあと少し話

して家に帰ったら、もう午前様。それからブログをアップして、次の日

のアポイントの場所をネットで確認して寝たのがまたもや2時近く。

重なるときって重なるもので、翌日の朝はこの住宅の清掃の日で、

月当番の私は公園の掃除であった。そのあと慌しくシャワーを浴びて

家を出る。この日のランチ・ミーティングは六本木。ここで3時過ぎま

で話して、自分の駅に着いたらもう夕方なのだ。

今日、月曜は娘の修学旅行の日なのでお弁当の準備の買い物をし

て帰り、夕飯は娘の好物のハンバーグにしようと、それから挽き肉を

こねこね。まったく母親の仕事は愛なしにはできません。

食事の後に重要なメールを3本。ブログの溜まったコメントにレスを

書いたら、今日のブログをアップする気力がなくなり、画像処理だけ

して昨日は寝てしまったのでした。

で、今朝、弁当制作のため起きること5時半。今日はあまり寝ていな

いので、冴えない頭でここまでうだうだ書いてしまったが、写真は日

曜のランチミーティングの場所となった、六本木ヒルズ内にあるトー

タルワークアウト前の併設レストラン『ベルエア』(Bel-Air)。

ご存知の方も多いと思うが、トータルワークアウトは野球の清原選手

のパーソナルトレーナーで、『3週間であなたのカラダを劇的に変え

る!』をキャッチフレーズに『パーソナルトレーナー』という言葉自体を

日本に浸透させた感のある、ケビン山崎氏のジムである。いっときは

あのホリエモンも通っていた有名ジム。そしてこのレストランは、そん

なハードにトレーニングする人をサポートするための有機野菜を使っ

た高蛋白低脂肪、低カロリーの食事を提供している。

さて、この日は試食もかねてのランチだったのだが、下がそのラン

チプレート。これはスープが付いているのでスープセットですね。

Bel_air_02

見てのとおり、玄米菜食を中心として海草や鳥のささみを使った身体

に良さそうなお料理。ワンプレートに好きなデリを好きなだけ載せるス

タイルで、これだけの食材を1回で摂れるのはすごいと思う。お皿の

上に載っているものに興味のある方はメニューを。 → Menu

で、肝心なお味のほうはと言うと、さすがにトータルワークアウトだけ

あって相当厳しく糖質、脂質、カロリーをカットし、塩分も控えめなの

でしょう。ふだん普通の食事を食べている私としては、全体的に味が

無い感じで「おいしい」というところまでは達していない感じでした。

でも、ここの担当者の女性はとても賢くて感性の鋭い方だから、まだ

まだ改良の余地はあるんじゃないかと思う。彼女は3週間ダイエット

のためのレシピ集『つよく やさしく うつくしく』という本も出している

ので、ダイエットに興味のある方はご覧になってください。

当の私は子供の頃から「もっと太ったほうがいい」と言われ続けて、

それがコンプレックスになってしまったような人間だから、ダイエット

とは無縁なのです。いつもフィットネスクラブや女性誌の見出しを見

て思うのは、『夏までに○キロ美しく健康的に太って、ビキニの似合

う私になる!』(ビキニなんて着ないけど)というのがたまにはあって

もいいと思うのに、現実には全然ないことだ。これって、何ゆえ?

もう私が太るには相撲部屋に入るしかないとずいぶん前から思って

いるところである。朝稽古 → 風呂 → 飯 → 寝る → 昼稽古

→ 風呂 → 飯 → 寝る、の繰り返しのような。それで太った暁に

は威勢よく四股でも踏んで ・・・・・・(やれやれ。書くだけで疲れる。)

高蛋白・高ミネラル・高抗酸化物質の食事は良いに決まっているが、

脂肪も付けなくてはいけない私は不健康にならない程度に糖質も脂

質も塩分も含まれた、もっとゆるゆるの食事でよろしい。

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2006年5月21日 (日)

粉粧楼

Funsyourou_02

このデリケートな花の魅力は、とても私のデジタルカメラでは捉えき

れない。あまりに薄くデリケートな花びらの幾重もの重なりの中に

は、親指姫が隠れているのじゃないかと思えるよう。

粉粧楼(ふんしょうろう)。チャイナ系オールドローズ。

雨がかかると綿あめみたいにとけてしまいそうなこのバラは、咲き始

めは上の写真のようにソフトなホワイトで、開花が進むほどに重ねの

厚いピンクの花の中心が濃くなります。

 粉粧楼(Fen Zhang Lou) オールドローズ チャイナローズ 

 四季咲き 花色 白からソフトピンク 花径6cm 樹高1M 強香

Funsyourou01jpg

Funsyourou  

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2006年5月20日 (土)

無垢の眼差し

Matilda_13_1 

先日、咲き始めの頃にアップしたマチルダの、平咲きになってからの

表情です。私はこの花のこの表情が大好きです。

上気した頬のような花びらはそのままに、無垢で、一心な感じがし

て、その癖どこか物憂げで、でもとても軽やかで。

東京はこのところ梅雨入りしたかのような鬱陶しいお天気が続いてい

るけれど、雨さえ似合ってしまう。だからこんな風に咲いてからも、や

っぱり私はこの花をいっぱい撮ってしまうのです。

マチルダ、フォトジェニックな女の子。

Matilda_14

Matilda_10_1

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2006年5月19日 (金)

今だけの贅沢

English_rose

自分で育てたイングリッシュローズを部屋に飾る。

しかも一輪だけじゃなくて色とりどりの花を。

5月の今だけの贅沢です。

イングリッシュローズは四季咲きで、秋にもまた咲くと言ってもやっぱ

り5月がメイン。木の成熟度や株の状態によっては秋には花をつけな

いこともあるし、たいてい花の大きさは今より小さくなる。

バラの飾られた食卓は、良い香りでいっぱいになります。

写真のバラは左からイヴリン、グラミス・キャッスル、グラハム・トーマ

ス、そして見えていないけれど、ジェーン・オースチン。

そして、もっとも良い時期を過ぎた花は、木が傷むので長く木では咲

かせずに摘み取ります。

摘み取った花がらは、こんな風にガラスのボウルに浮かべて。

Rose_bowl

欧米ではアロマセラピーと併用される療法に、バッチ博士の花療法

というのがあって、その療法では朝9時に摘んだ野生の植物の花び

らをボウルのミネラルウォーターに浮かべ、正午までの3時間、太陽

の下に放置して花のエネルギーを移した水をフラワーエッセンスとし

て使うのだけれど、食卓に飾ったこの花が終ってボウルの水を捨てる

とき、水にバラの香りが強く移っているのに気づいて驚きました。

確かにそんな療法ができてもおかしくないほど、花のパワーってすご

いと思います。

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2006年5月18日 (木)

心に灯をともす黄いろ

Graham_02

昨日アップしたイヴリンとジェーン・オースチンの交配親の片方となっ

た、グラハム・トーマスも咲き始めました。写真を見くらべていただくと

この3つのバラがとてもよく似た整った花形のバラだということがおわ

かりいただけると思います。

このバラの特徴は、なんたってこの黄色。

明るいけれど深みのある黄色はとても印象的で、一度見たら忘れら

れません。この花が咲き始めると、まるで周囲まで明るくなったかの

よう。去年も確か書きましたが、食卓に一輪飾るだけで、そこだけぽ

っと灯りをともしたように温かい雰囲気になります。

このグラハム・トーマスは日本では普通に育てると2メートル以上に

もなってしまうため、とても狭いベランダでは扱えないので、最初から

スタンダード仕立てにしてあるものを買いました。これはもともと母に

プレゼントしたバラですが、母亡き後は私が引き取って育てていま

す。このバラも強いティーローズの香り。

 Graham Thomas  1983  イングリッシュローズ 四季咲き

 花は黄色 整ったカップ咲き 強いティーローズの香り

 樹形はブッシュ状でつるバラとしても扱える 樹高2M以上

 耐病性あり強健

Graham_1

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2006年5月17日 (水)

イヴリンの香り

Evelyn

私のベランダでついにイヴリンが咲きました。

私の憧れだったこのバラは、アプリコット色のその大輪の花もさる

ことながら、香りが大変良いことも特徴のひとつです。このバラは

世界的に有名な香料メーカー『クラブツリー&イヴリン』のイメージ

ローズでもあり、『イヴリン』という名の香水も出ています。

花びらはアプリコットと黄色が美しく混ざり合い、咲き始めは完璧な

シャローカップ咲き。時間の経過と共に花びらが少しずつ内向きに

曲がりこみ、ロゼット咲きに変わる。色も徐々に淡くなりピンク味を

帯びてきます。下は開花から1日経った今朝の姿。

 Eveiyn  1991  イギリス イングリッシュローズ 四季咲き

 花は淡いアプリコット シャローカップ咲き のちロゼット咲き

 優雅な強い香り 樹形はコンパクトなブッシュ状 樹高1.2M 

Evelyn_03

そして、こちらはイヴリンに花はよく似ているけれど、樹形も香りも

違うジェーン・オースチン。このふたつのバラがとても似ているのは、

交配親の片方が共にグラハム・トーマスだから。つまり人間で言うと

姉妹のようなものでしょうか。ジェーン・オースチンは黄色とアプリコ

ットの混じった中輪花で、強いティーローズの香り。

ふたつとも格別の魅力と優雅さを持ったバラで、大好きなバラです。

Jayne_austin_02

Jayne_austin_03

Jayne_austin_01

 Jayne Austin  1990  イギリス イングリッシュローズ 四季咲き

 花は黄色とアプリコットの混色 ロゼット咲き

 強いティーローズの香り 樹高2M以上 耐病性あり 

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2006年5月16日 (火)

今日

Tameikesannou

AM11:30 溜池山王パークタワー 27階 『春秋』 

今日のランチミーティングはとても有意義だった。

彼女は椅子に4本の脚があって立っているように、動物が4本足であ

るように、会社が成り立っていくためには4つの柱が必要だと言った。

4つの柱とは、色と音と数字と言霊。

その柱が同等の高さで4本立って初めて、中心にさらに高い1本の

柱が立ち、ピラミッドの形になる。普通の人はそれを1本かせいぜい

2本しか持っていないが、会社の経営者になるような人はそれを複

数本持っていなければならないという。彼女は今いる自分の会社に

何が欠けていて駄目なのか、自分がどの役割なのかを考えている

のだった。そしてまたその4本の柱とは、会社だけによらず家庭でも

同じなのだと言った。普遍的な宇宙の摂理のようなもの。

それはそのまま私にも当てはまることで、その言葉は今日、私の目

を開かせてくれた。私もまたずっと、今の会社に足りないものがある

としたら何か、自分の役割とは何かを考えてきたし、家庭においても

また同じだった。

彼女は21日に、今いる会社のシンガポール支社を立ち上げるため

にシンガポールに行く。何も無いところから1人で1から会社を立ち上

げるのだ。すごい仕事だと思う。そしてとても勘のいい彼女には、数

年先の自分のことも見えている。しばらく会っていなかった彼女が今

回そういう知らせを私にくれたのはとても嬉しかったし、今日会えたの

は本当によかった。

この世には無駄なものは何もないし、何ひとつ無駄なことは起こらな

いとされているけれど、人と人が出会うことには大きな意味があると

思う。特に普通に考えたら何も接点の無い者同士が、知り合って親し

くなる(少なくともお互いの貴重な時間を割いて会う)ということには、

大きな意味があるように思えてならない。

天に向かって言葉を発すると、かならず答が返ってくる。求めたもの

は全て向こうからやって来る。それは自分の内から湧いたということ

と同等の意味合いなのだけれど。

今日、私は会うべくして彼女に会ったと思った。

****************************************************

朝の電車の中で、今日かわいい男の子を見つけた。

黒いニットキャップをかぶって、カーキ色のジップアップジャケットの中

にピンクのTシャツを着ているらしかった。女の子みたいな手には、右

手の小指にピンキーリング、左手の中指にもシルバーリングをしてい

た。若い頃、10代の頃には、こういう男の子が好きだったりもしたよ

な、と思った。もちろん今はパス・パス・パスである。

そう思って目線を移すと、片耳ピアス(かつてはゲイの象徴)の男子

高生数名が目に入った。全然、麗しくない。これもパス。

去年の夏休みにうちの息子が遠距離恋愛をしている女の子の家に

行って帰って来たとき、片足に皮ひものアンクレットをしたまま寝てい

るのを見て、「ああ、嫌!」と思った。ハサンデ・ステタカッタ。

これが大人になったということなのだろうか。やれやれ。

男の子は実に難しい。

****************************************************

dearcat さんが自分のブログのトップページに、「日記、なのか?」と

いう言葉を載せているけれど、ブログって実にそういうところがあると

思う。日記的な要素もある一方、これが公開ウエブであることを考え

ると読み物的でもあり、写真集のようでもあって。

私は曲がりなりにも文章書きの認識で書いているので、多少なりとも

作文しているつもりなのだが、近頃PCに向かうと『素』になってしまう

ことがある。過去にそんな風に書いたものもあると思うが、基本的に

は他人のモノローグなんか聞いてもつまらなかろうと思う一方で、ごく

自分だけに限ったことで言えば、後になって「ああ、このとき私はこん

な風に考えていたわけね」と振り返る材料でもあり。そのためだけに

新たにクローズドのブログを立ち上げるのも面倒なので、新たにカテ

ゴリを設けました。『モノローグ』のカテゴリに入ってるものは、ああ、

またアイツが馬鹿なこと言ってるなと思ってすっ飛ばしてくださいま

せ。よろしく。

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初夏のマチルダ

Matilda_01

去年の秋によく載せていた四季咲きのマチルダ。

この時期の花は秋の鮮やかな色とは違って、淡いパステル。

咲き始めはハイブリットティーのような高芯の花形で、開花が進むに

したがって八重咲きになり、最後は平咲きになる。これだけ花形が変

化するバラもめずらしいと思うが、私は咲き始めの頃よりむしろ、平咲

きになったときの表情の方が好きだ。ちょっと物憂い感じで。

マチルダはとてもフォトジェニックなバラで、いつもたくさん撮ってしま

う。これらは全て開き切る前の表情。うっすらと上気した頬を思わせる

花びら。我が家で唯一のフロリバンダローズ。

 Matilda  1988  フランス モダンローズ(フロリバンダ) 四季咲き

 花径7cm 花弁数17~18枚の半八重咲き 香り無し

 花はクリーム白にピンクの縁取り 横張りコンパクトな樹形

 Matilda_02_3

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Matilda_03_3

Matilda_06   

Matilda_08

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2006年5月15日 (月)

包まれる、白

Glamis_03_2

昔から白いバラが好きだ。

私が初めて買ったバラの苗は、ハイブリットティーのホワイトクリスマ

スだった。整った大輪の白バラで、開くと素晴らしい香りがした。

四季咲きのそのバラは真冬にも花をつけ、冬の大気の中で凛と咲く

その姿は、まさに気品あるウィンター・ローズだった。私がまだオール

ドローズやイングリッシュローズというものを知らなかった頃。

私がいま最も好きな白バラは、このイングリッシュローズのグラミス・

キャッスルだと思う。知らない人のために説明すると、イングリッシュ

ローズというのは、イギリスのバラ育成家、デヴィッド・オースチン氏

によって作出された品種のこと。いまここに1994年版のデヴィッド・

オースチン・ローズィズのバラのカタログ(もうすでに12年経つとは。

くらくらする。)中のグラミス・キャッスルの項を見ると、「弊社がこれま

でに作り出した最上の白バラ」とあるが、実際に咲いた姿を見るとそ

れが頷ける。以下、引用すると、「典型的なオールドローズの性質と

魅力を持つ純白の花をつける。花はフルカップ咲きで、強いミルラ香

を放つ。樹形は矮小叢生状。非常に自由に連続して花を咲かせる。

縁取り用としても花壇用としても理想的なバラで、信頼でき、耐寒性

がある。グラミス・キャッスルはストラスモア伯爵の居城であり、エリ

ザベス女王が子供時代を過ごし、マーガレット皇女が誕生したところ

で、シェークスピアの戯曲『マクベス』の伝説的舞台となったところ」

とある。

ふつう白というと、非常にストイックで潔癖なイメージがあるが、この

バラを見ていると、全てを許容し包み込むような包容力、優しさを感

じる。願わくは、こんな白でありたいと思う。

Glamis_02

Glamis_04

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2006年5月14日 (日)

布ぞうり・いろいろ

Nunozouri_08

母の日、海外赴任が決まった女友達、誕生日、etc ・・・

暇をみつけて、せっせと編んだ布ぞうり。

これから暑くなる季節には裸足がいちばん気持ちいい。

外から帰って、靴を脱いでこれに履き替えたら、なんだかほっとする

感じ。足も窮屈なところから開放されて、さっぱり風通し良く、自分の

居場所に帰って来たって感じだ。ほどよく足の裏も刺激されて。

私は自分が使っていいと思うものは人にも使ってもらいたい。

私は人と何かを共有するのが大好きなんだ。子供の頃からそう。

おいしいものでも良い音楽でも景色でも、この布ぞうりでも。

さて、みんなは気に入って愛用してくれるかな。

まだ幾つか編まにゃあ、なりません。

下はシックなペア。『橡』(つるばみ)と『蒼』(あお)。

Nunozouri_10

これはかわいい『瑠璃』(るり)と『桜草』(さくらそう)。

Nunozouri_09

ディティールだって、こんなにかわいい。鼻緒のアップ。

Nunozouri_05

誰かにぴったり。雷さん。

Nunozouri_07

これは桜草。

Nunozouri_06

コットンビーズさんの布ぞうり手作りキットには、図解入りの詳細

な作り方が付いていて、男の人でも簡単に編めるようになってい

ます。鼻緒もすでに袋状に縫ってあるところに紐を通すだけなの

で、いたって簡単。おまけに作り出すとけっこう楽しいのです、こ

れが。というわけで、あなたも履いてみてください、布ぞうり。

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2006年5月13日 (土)

今は薔薇色が好き

Louise_odier_01

今日のタイトルですけれど、昔こんなタイトルのTVドラマがありま

した。もう憶えている人はいないかもしれないくらい、大昔。

よく薔薇色のしあわせ、とか、薔薇色の未来、なんて言うけれど、

そう言って人が想像する薔薇色にも、人それぞれあるのかもしれ

ません。

私が思う薔薇色は、まさに上のルイーズ・オディエやコンスタンス

スプライのようなウォームピンク。私が最も好きな薔薇です。

このルイーズ・オディエは花の名前とその端整な容姿に惹かれて、

去年手に入れました。だからその花を目にするのも今期初めて。

数あるオールドローズの中でも素晴らしく美しい薔薇だと思います。

 Louise Odier  1851  フランス ブルボンローズ

 花径7~9cm 一季咲き 中輪クォーター咲き 房咲き

 中香 ラズベリーの香り 樹高1.5~1.8M

Louise_odier_04_1  

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2006年5月12日 (金)

あやしい。

Soumon_021

大人になるとなかなか本当に会いたい人とは会えなくなってしまうも

のだ。たとえ近所に住んでいる友人にだって滅多に会えない。

Mとは2週間前に会う予定だったのが私の都合で会えなくなってしま

い、昨日やっと会えたのだが、昨日はMにとてもリッチなお昼ご飯を

ご馳走になってしまった。

Mが「たまには外でランチでもしないか?」と言うので、「いいよ。例の

フラの店?」と聞くと、「いや。あやしい店があるんだ」と言う。

Mはとても霊感の強いタイプで、その土地が出してるものを感じ取っ

てしまうような人である。「あやしいって、あそこ? あそこは前に嫌

だって言ってたじゃない」と私が言うと、「うん。そうなんだけどさ。でも

いちど中がどうなってるか見てみたくないか?」と言う。

「うん。見たい、見たい。それならそこに行こう」

・・・ ということで、好奇心に駆られた私たちはその店に行くことにな

ったのだが、そのあやしい場所というのは、かつて私の子供の幼稚

園に行く途中にあった不思議な家のことなのだ。この町には野火止

用水という、文字通りかつては野火を消すための用水路が流れてい

て、その家はその野火止用水の奥に立っていたのだが、小さな木の

橋がかけられた向こうに見える古い洋館には、人が住んでいるのか

いないのかもわからず、庭はまるで阿倍清明の庭のように荒れ果て

ていた。一見するに奥行きはかなりあるようだったけれど、木は鬱蒼

としているし、草はぼうぼうで、廃屋みたいに見える家は洋館だけ

に、まるでホーンテッド・マンションみたいだった。

私の子供と同じ幼稚園に子供を入れたMも、その化け物屋敷のこと

がずっと気になっていたらしく、たまに家に灯りがともったり戸が開い

たりするのを見ていたようだが、その家が人手に渡って店になったの

を、最近知ったらしいのだ。

前置きが長くなったけれど、上がその店の入り口です。

草門去来荘』、とある。手前に橋がかかっているのがわかるでしょ

うか。これもかつての朽ちたようなのじゃなくて、黒い立派なのにな

っていた。橋の下の野火止用水では鯉が泳ぎ、鴨もいた。

Soumon_003

門を入ると中は色鮮やかな竹林。かつてここは竹林なんかじゃなか

ったはずなのに、もう100年も前から生えているといったような風情

で、門を入った途端にちょっと異次元。これも造園技術のなせる業

か。そして、さらに奥の入り口。

Soumon_004

昨日はカメラのバッテリーがフルじゃなかったせいかカメラのピントが

とてもきにくく、肝心な店の外観がブレてたりするのだけれど、それは

小さくお見せします。庭には池を作り、ぐるりと建物の周りに水路をめ

ぐらせてある。水路には錦鯉やフナが泳いでいた。店は緑の竹林の

中の黒い建物。

Soumon_007 Soumon_005

ここまで来ると中から作務衣のようなコスチュームを着た女性が出て

きて「ご予約でございますか」と聞く。なるほど。本来は予約が必要

なわけですね。「いいえ」と言って玄関を入ると中は広い石のたたき。

同じ衣を着た男性の丁重なお出迎え。「椅子のお席とお座敷とござ

いますがどちらを」と言うので、お勧めの方をと言ったら、通されたの

は竹林が見渡せる静かなお座敷だった。

Soumon_010 Soumon_016

ここでお品書きを見せられたのだが、ここは銀座でも赤坂でも青山で

もないと思って来た私たちのお昼ご飯としては結構なお値段でした。

何も知らずに来たけれど、後で知ったことには、ここは野膳懐石の店

なのでした。下は私たちがオーダーした『お楽しみお弁当』。

お弁当箱が運ばれて蓋を開いたときに、丁寧に細かくお料理の説明

をされたのだけれど、とうてい私にはいっぺんに憶えきれるものでは

なく、食べてしまった後ではもう説明はできません。いと情なや。

これに、写ってはいないけれど生麩の入った汁物椀がついて。

Soumon_011

どっしりした趣のある器に美しく盛られたお漬物。茗荷となすときゅ

うり。長芋の梅酢漬け。

Soumon_012

最後に甘味のマンゴープリン、レモンのジュレ載せ。

Soumon_013

お食事はとても新鮮な素材を活かした薄味仕立てで、大変おいしゅう

ございました。日常的に、ではなくて特別なときにはこういうのもいい

かもしれない。こういう時間帯にこういうところでお食事しているのは

いつも妙齢の女性たちばかり。昼間、男の方々が一生懸命お仕事し

ている傍ら、こういうところで自分だけおいしいものを食べる趣味は私

たちにはおよそ無いから、間違って入ることでもない限り滅多なこと

では来ないと思う。

「こういうところに四季ごとに来れば、その季節のものが食べられる

かもね」とM。彼女には難しい和書をそのまま読めるような超日本通

のユーゴスラビア人の旦那様がいるので、彼を連れて来たら喜ぶん

じゃないの、と私は言った。ただし子供はどこかに預けてね。

こういうところに来る贅沢は、食事の素晴らしさもさることながら会話

にある、と思う。彼女は私にとっては最も言葉の通じる相手で、日本

語の不文律の最も良いところで1の話が10にも膨らめば、10の話を

4までしかしなくても後は通じる楽さがある。彼女みたいな人とばかり

話していたら私は人と話すことの配慮というものをきっと忘れてしまう

から、そんな人は稀有なくらいでちょうどいいのかもしれない。

ちなみにここの敷地はなんと600坪もあるそうだ。

「この敷地にわざわざこういう古い建物を移築して、こういう仕掛けで

 店をやろうと思うような人ってどんな人だろうね?」と言ったら、

「いずれにしても酔狂な人だよ」と返ってきた。That's right  !

さて彼女は娘の幼稚園のお迎えに、と帰ろうとしたら靴がない。

店の人に「野火にお回ししました」と言われて聞くと、なんと廊下で洋

館と繋がっていた。私たちがかつて入り口から見ていたのはこれ!

Soumon_008

『野火屋』と呼ばれる洋館の方はギャラリーと喫茶店。2階も喫茶室

になっていて、窓から鮮やかな緑が見える2階の席は、私たちがこれ

が自分の書斎だったらと思うような理想的な雰囲気。今度はこっちで

お茶しようよ、ということになったのでした。

出口の足もとには小さな灯篭が置かれて。夕暮れには灯がともるら

しい。どこまでも神経がゆきとどいてます。そして外にもお品書きが。

Soumon_018 Soumon_019

こんなのにも気づかずにズンズン入って行った私たちはアホとしか言

いようがありません。「昼間から散財させちゃったね」と言ったら、

「いいよ。好奇心も満足させられたしさ」とM。好奇心か。

好奇心というのも時に厄介なものです。

さて、今日は長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。

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2006年5月11日 (木)

紫のバラ

Cardinal

この印象的な紫のバラは、白やピンク中心の私のベランダ・ガーデン

にアクセントをつけるために去年購入したバラ。

バラは苗で買って育てて待って咲かせるもの、と思っていた私は、た

くさん蕾をつけたポット植えのこのバラが箱に入って送られてきたとき

は感激でした。苦労無しに咲いたバラを見られるなんて!

バラを始めた頃はオールドローズの苗を手に入れるだけでも大変でし

たけれど、インターネットが普及した今、オールドローズさえこんな買

い方ができるようになりました。これだったらプレゼントにも最適。

このバラの名前はカーディナル・ド・リシュリュー。

デジタルカメラではなかなか本当の色が捉えがたくて今朝は苦労し

てしまったけれど、咲き始めは濃い紫で、時間の経過と共に徐々に

褪色する。このバラが咲いた途端、私のベランダは陰影が深くなり

ました。そういえばウッディ・アレンの映画に、『カイロの紫のバラ』、

なんてのがありましたっけ。

 Cardinal de Richelieu 1840  フランス ガリカローズ

 花径7cm 一季咲き  ロゼット・ポンポン咲き

 微香  2M

Cardinal02jpg

Cardinal03jpg

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2006年5月10日 (水)

そして今日咲いたバラは

Malmaison_02

7日につぼみをアップした、スーヴニール・ド・ラ・マルメゾン。

これがベストな咲き方とは言えないけれど、ウドンコにやられつつ、

よく咲きました。これと同じ10年物のバラを数年前に病気で駄目に

してしまい、2回目となるこのバラは、なんとヤフー・オークションで

超格安で買った苗です。新苗で買っても1年経てばこんな風に花を

咲かせます。バラは難しいと思っている方、案ずるなかれ! 

意外とバラって強いのです。

  Souv. de la Malmaison  1843  フランス ブルボンローズ 

  花径8cm  四季咲き  中輪クォーターロゼット咲き

  強香  樹高1M  

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弥勒菩薩

Miroku_1

なぜいきなり弥勒菩薩なのか、私に聞かないでほしい。

私だってわからないのだ。

私は最近になって『清虚』という言葉を知り、その意味するところを感

覚的に理解したが、正確なところが知りたいと思って友人からもらっ

た分厚い大辞林を引いてみたが、載っていなかった。

たぶん他のどんな辞書にも載っていないと思う。

けれど、辞書を引くより前に、清虚といって頭に浮かんだのが弥勒

菩薩だった。それで私は昨日、クロゼットの中から京都に行った時

の細々したものが入っている袋を探し出した。神社仏閣を参拝した

時のチケットとか、祇園祭の絵が入っているホテルの封筒とか。

その中に廣隆寺のパンフレットとともに弥勒菩薩のポストカードを見

つけた。

前にもここに書いたが、私が京都に行ったのは2000年の春、母が

亡くなったひと月余り後の3月末だった。廣隆寺に行った日は、朝早

くホテルを出た後シャトルバスで京都駅に行き、そこからバスで目指

す大覚寺に行ったのだった。その後、途中で食事をしたりしながら嵐

山に出たが、その日は雨が降ったりやんだりの日で、子供と3人で

買ったビニール傘をさして歩いた。山の中にある常寂光寺に行った

時のことだ。上の子が苔むした地面で足を滑らせて軽く足をくじいて

しまった。そんなことがあったにもかかわらず、その帰りにわざわざ

廣隆寺に行ったのである。寺の階段を登って境内を過ぎ、弥勒菩薩

が安置してある霊宝殿まではけっこうあり、息子は足を引きずって歩

いていたから、いま思えば可哀想だったようにも思うが、どうして雨の

中そんなにまでして見たかったのか。たぶんその機を逃せば見られ

なくなると思ったからだと思うが、はたして弥勒菩薩はそうまでして見

るに値するものだった。私は特別に仏像愛好家でもなければその知

識も持ちあわせないが、半眼で微笑するその類稀なる美しい仏像の

前に立ったとき、永遠という時間の意味が少しわかったような気がし

た。弥勒像の前に置かれた小さな札には、『我が国で最も古く最も

美しいこの弥勒像は、いかなる言葉をも無視し、いかなる言葉も届

かぬ所で永遠の微笑を続けている』と書かれてあった。

私が思う清虚さとはこういうものなのだが、はたしていかなるものだ

ろう。ここに、ポストカードの中に入っていたドイツの哲学者カール・

ヤスパース氏の言葉を、そのまま引用しておこうと思う。

Miroku_001

私は今まで哲学者として、人間存在の最高に完成された姿の表徴と

して、色々のモデルに接してきました。古代ギリシャの神々の彫像も

見たし、ローマ時代に作られた多くの優れた彫像をも見たことがあり

ます。しかしながらそれらのどれにも、まだ完全に超克されきってい

ない地上的人間的なものの臭いが残っていました。理知と美の理想

を表現した古代ギリシャの神々の彫像にも、地上的な汚と人間的な

感情がまだどこかに残されていた。キリスト教的な愛を表現するロー

マ時代の宗教的な彫像にも人間存在の本当に浄化されきった喜とい

うものが完全に表現されてはいないと思います。それらのいづれも、

程度の差はあっても、まだ地上的な感情の汚を残した人間の表現で

あって本当に人間実存の奥底にまで達し得た者の姿の表徴ではな

いのです。然るにこの広隆寺の弥勒像には、真に完成され切った人

間実存の最高の理念が、あますところなく表現し尽くされています。

それは地上に於ける全ての時間的なるもの、束縛を超えて達し得た

人間の存在の最も清浄な、最も円満な、姿のシンボルであると思い

ます。私は今日まで何十年かの哲学者としての生涯の中で、これほ

ど人間実存の本当の平和な姿を具現した芸術品を見たことは未だ

もってありませんでした。この仏像は我々人間の持つ心の永遠の平

和の理想を真にあますところなく最高度に表徴しているものです。

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追記:いま友人からメールがきて、「『清虚』とは、心が清らかで私欲

がないこと」と、広辞苑に書いてあったそうです。なるほど。

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2006年5月 9日 (火)

カクテル

Cocktail

昔、高校時代の友人に連れて行ってもらった銀座の老舗のバー。

ロマンスグレーのマスターの振る小気味好いシェイカーの音の後に

カクテルグラスぎりぎりに注がれた、きれいなカクテル。

あれはなんて名前だったっけかな。

カクテルってアルコールの中でも夢のある飲み物だと思う。

このバラの作出者のフランス人は自分の交配した株に最初の花が

咲いたとき、思わずこの名前を付けたんだろう。『カクテル』。

このバラをフェンスに絡ませている家は多い。

強健で四季咲き、それほど手間がかからない割には美しく見栄えが

するからだと思う。ひとつの木に濃いピンク系とオレンジ系が自然に

混ざる。これでブルー系が作れたら素敵だろうな。

BLUE MOON BLUE なんて名づけて。

Cocktail_02

Cocktail_01

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2006年5月 8日 (月)

はくうんぼく

Hakuunboku

東京は今日もはっきりしない天気。

どんよりした空の下、自転車で走り始めたらどこからか甘い香りが。

見上げたら鬱蒼たる緑の中に清楚な白い花房。

木に付いた札を見たら、『はくうんぼく』。

白雲木。白い雲とはよく言ったものだな。

五月晴れの青空だったら、きっともっと爽やかに映えるだろう。

Hakuunboku_01

見上げれば微笑する君。

自然の持ってる愛っていつもなんて豊かなんだろう。

こんな天気にもかかわらず、働きもののミツバチくん1匹。

帰りにはミストシャワーみたいな雨を浴びてしまった。

Hakuunboku_02

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2006年5月 7日 (日)

連休最後の日

Malmaison

連休最後の今日は朝から一日、雨となった。

昨夜は私の住んでいるところは暴風雨で、まるで嵐のようだった。

つぼみをつけたばかりのバラの枝が折れてはしないかと心配したけ

れど、どうにかだいじょうぶだったようだ。

嵐、雨は浄化でもあるから、明日は五月晴れの空にさっぱり塵を落

とした爽やかな大気が満ち、緑が眩しい朝にならないものかな。

私は今朝10時まで寝てしまった。なんと9時間睡眠! 

眠りすぎると頭が痛くなるのは何故だろう? 

そのメカニズムについてご存知の方は教えてください。

今になっても頭痛が治らないので、私はこれからアスピリンを飲もう

かと思っているところです。この休日は風邪ですっかり駄目になり、

予定したことは何もできなかったけれど、逆に休日でよかったのか

もしれないとも思う。平日だったらこんなにのんびり休息できなかっ

たと思うし。

明日からまた通常モードの生活の始まり。

この連休、遊びに忙しかった方も、お仕事だったという方も、どうか

連休疲れを明日に残されませんように。

Malmaison01jpg_1

写真はスーヴニール・ド・ラ・マルメゾン。

限りなく白に近いピンクが私の好みで、オールドローズにしてはめず

らしい四季咲き性。薄いシルクタフタのようにデリケートな花びらを持

つ大輪クオーター咲きのこのバラは、雨やウドンコに弱く、今年も大

きなつぼみをたくさんつけたが、どこまで開くか。見た目の儚さからは

想像できないような強香を持ち、このバラが一輪咲いただけでベラン

ダはバラの香りで満たされる。

レディ・・ヒリンドンは次々につぼみを開花させたと思ったら、散開型

の咲き方で、花持ちはよくない。もう少しゆっくり咲いてくれたらいい

のに。

Hillngdon_1

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2006年5月 6日 (土)

Bordeaux

Bordeaux

今日、咲いたのはミニチュア・ローズのボルドー。

このバラは5月の始めから咲き始めて、雪のかかる頃まで繰り返し

咲き続ける。とても元気なバラ。

Bordeaux_01

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antiaging ,or goodaging ?

Desire_01_1

前に村上龍も書いてたけど、人間、風邪をひいたくらいでもずいぶん

パワーダウンしちゃうもんだ。今回は外出から帰って来たらすでに喉

が痛かったというだけで精神的なものは何もともなっていないからい

いようなものだけど、これで精神的にもまいってるときだったりしたら

目もあてられない。

ずいぶん前のことになるが過去に喉からきた風邪をひどくこじらせて

しまったことが2回あって、そのときは風邪が重くなる原因が充分あ

ってのことだったから、とても辛かった。その詳細は省くけれど、以来

かなり気をつけてきたし、できる努力はしてきた。スイミングを始めた

こともそのひとつだし、サプリメントもそのひとつ。とにかくハードな人

生をサヴァイブするにはタフじゃないといけない。だいいち健康じゃな

いと女はきれいではいられない。(別に女に限ったことじゃないかもし

れないけれど。)風邪をひいたくらいで顔からは一気に色がなくなり、

目の下にはクマ。目は生気がなくとろんとしてるし、顔は腫れぼった

い。髪は艶もなくパサパサ。見られたもんじゃありません。

元気なうちはそれまで誰かと会えない時間を長く感じていたにもかか

わらず、いきおい誰にも会いたくなくなるし、物事に対する気力も集中

力も失われ、ふだんの論理的思考もどこへやら。いつもならさっとで

きること、たとえばメールの返事くらいが億劫ですぐにできない。

今回、気管支までいってしまうことを怖れて私としてはめずらしく医者

の友人から言われたとおり薬を1日3回しっかり飲んだが、いちばん

嫌なのはこの薬で、風邪で頭がぼおっとしてるのか、薬の副作用で

頭がぼおっとしてるのかわからないことだ。

風邪くらいでも健康のありがたさをひしひしと感じるものです。

私の生活に改善すべき点があるとすれば、それは就寝時間と睡眠

時間で、2月の誕生日以来毎月トライしているのだが、長年染み付

いたライフスタイルというのはなかなか変えられない。私は昔から夜

型人間だけれど、私の髪を切ってくれている美容師の男の子は朝方

人間で、そういえばこの間こんな会話をした。

「相変わらず朝は早く起きてるの?」

「起きてますよ。もちろん。なんたって朝はパックから始まりますから」

「パック?! パックって顔のパック?」

「そうです。顔のパック。僕が朝1することはそれなんで」

「はあー ・・・ 。それって美の追求のため?」

「いや。っていうか、汚く老けたくないじゃないですか」

「ふぅん ・・・ アンチエイジングか。じゃあ毎晩2時半に寝る私なんか

 到底、駄目だね。もうお顔にシワもできちゃったしなあ。」

「毎晩2時半は駄目っすよ」

私より10歳若い男の子が毎朝、顔のパックか。信じられない。

彼の場合、毎朝、顔にパックするよりもっと根本的に大事なことがあ

るような気もするけれど。

生活リズムと人の身体の関係については前にコメント欄にも書いた

けれど、人は目と目の間、眉間にサード・アイ(第3の目)と呼ばれる

ところがあって、その奥に松果体がある。この松果体が体内時計と

ホルモン分泌の役割を司っていて、人は朝陽の光をここで感じること

で目覚め、それから約16時間後くらいに眠くなるようにできているの

です。だから、夜起きていて朝になってから眠る、なんてドラキュラ生

活をしていると、体内時計が狂ってしまう。

長くなったついでにここに時差ぼけの簡単な解消法を書いておくと、

時差ボケを解消するには、旅行先の現地到着後の朝に、サングラス

をかけず裸眼で太陽を見て深呼吸をすると、太陽光線が目に入り、

体内時計のスイッチが入る。体内時計のスイッチが入ると、アドレナ

リンや成長ホルモンが出て動きやすくなる、ということなのだ。

そして睡眠については夜10時から3時までの時間を眠ることが大事

で、この時間に眠ることで、大人でも成長ホルモンが出て、アンチエ

イジングには有効なのです。つまり逆に言うとこの時間に起きている

ということはアンチエイジングの反対のことをやっているのと同じで、

加齢を加速させることになる。夜遅くにPCの強い光を見てるのなん

ざ、最悪。理論的にはよーくわかってるんですけどね。

この松果体、他にもすごい機能を持っているようで、先日TVを見てい

たら、まったく食べずに1年以上も生きている人が、早朝1時間朝陽

を浴びる習慣を持っていたことから調べたところ、松果体に長時間

太陽光線を浴びることで、強い抗酸化ホルモンが分泌されることが

わかったらしい。更に腸には太陽光線を栄養素に変える菌を持って

いたという。松果体とアンチエイジングの関係は密接なようだ。

さて、風邪薬でいまいち冴えない頭で私がいま思いつくアンチエイジ

ングについて書くと、以下のようになる。

 1.夜10時から3時までの時間を含む、質の高い睡眠

 2.水をたくさん飲む(老廃物を外に出して基礎代謝を上げる。)

 3. 適度な運動で筋肉を鍛える(人の全身を支えているのは筋肉)

 4.規則正しい食事と排泄(腸をきれいにすることが健康の秘訣)

 5.抗酸化食品(抗酸化物質)の摂取。

   にんにく、しょうが、とうがらし、ネギ、豆、ソバ、マイタケ、ナッツ

   スプラウト、ハーブとスパイス、天然物のアラスカ鮭、発酵食品

   レインボー食品と言われる色鮮やかな野菜や果物など。  

 6.ストレス解消(ストレスが最も老化に拍車をかける!)

他にもいろいろあるけれど、基本的なところはこんなところかと思う。

ちなみに私の仕事のパートナーは来月だったかセミナーをするようだ

けれど、そのテーマは確か『グッドエイジングのための予防医学』み

たいなものだったと思う。アメリカの9.11の影響もあるのかもわから

ないけれど、いま全てのものの考え方において『闘う』ということが空

しいものになってしまった。アンチエイジングより、むしろ今はより自

然なグッドエイジングを、ということのなのか。

ともあれ、より良く歳を重ねたいものです。

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2006年5月 5日 (金)

1番バラ

2006rose_003

私のベランダで今年1番に咲いたのはレディ・ヒリンドンでした。

アプリコット・イエローの微妙な色合い。淡いティーの香り。

つぼみは蝋のように細長く、うつむきがちに咲く優雅なバラ。

ティー・ローズの代表格。

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2006年5月 4日 (木)

もうすぐ!

2006rose_001

このところ忙しくてかまってやれずにいたらすっかりウドンコが付い

てしまったけれど、私のベランダのバラ、今年もいっぱいつぼみを

つけました。

昨日、木酢液をスプレーしながら葉の一枚一枚、つぼみのひとつ

ひとつを洗ってあげたら、少しは良くなったかな。

花に必要なのは、お陽さまの光と栄養と水とたっぷりの愛情。

それは人も同じね。

上は今年初めてその花を見る憧れのバラ、ルイーズ・オディエ。

下は私が思うバラの中のバラ、コンスタンス・スプライ。

オールド・ローズとイングリッシュ・ローズ。

2006rose_002_3 

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2006年5月 3日 (水)

クレマチス

Clematis_01

昨日、雨上がりにみつけたクレマチス。

ピンクと白のストライプが、不二家の(七五三の)ミルキー・キャンディ

みたいな。つぼみはちょっと蓮の花にも似て。

風邪をひいて具合が悪くても、こんな花に目が留まり、家までカメラを

取りに行く元気があればだいじょーぶ。

Clematis_04

咲き始めは、ちょっとワイルドでもあり。

Clematis_03

ちなみに今日の東京は気持ちよく晴れた。

皆さま、楽しいゴールデン・ウイークを!

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2006年5月 2日 (火)

イデー・カフェでランチ

Idee

今日は土曜日の記事の3日目。

実は昨日、首尾よく2つのテキストをちゃちゃっとエントリしようと思っ

たものの、体調が絶不調でやっとこさ昨日のテキストをアップして寝

込んだ次第です。いささか日頃の無理がたたったようで、ついに身体

のほうがギブアップしました。

風邪をひいたことで一気に身体の浄化になれば、と思っております

が、気持ちよい季節の割には木の芽時は体調不順になりやすいの

で、皆さまもどうかご自愛ください。

というわけで上はこの時期、青々した蔦に埋もれたイデー・ショップ。

ここももう南青山ではかなり老舗になりましたが、実は私、見るのは

見てるけど、コンラン・ショップでもこのイデーでも何かを買ったという

覚えがまったく無い。若い頃はイデーの、肘掛のところがアンモナイト

みたいにくるくるっとした生成りのソファーを自宅のリヴィングに置くの

が(そういう部屋に住むのが)夢でしたが、今はそういうのもない。

ここはもっぱらショップの外観を愉しむ場所になってしまった。

下は別の扉に面したガーデニング・コーナー。

この潤いある空間が好き。

Idee_06

Idee_05

Idee_04

この中にもカフェはあるけれど、イデーといったら2階のカフェが人気

です。入り口の看板もこんな風に雰囲気があって。

Idee_01

私たちが選んだのはアンティパストとメイン・パスタと食後のティー。

これはフォカッチャとアンティパストの盛り合わせ。

ひと口食べて「おいしい!」と言ったよしえさん、ここでグラスワイン

を追加オーダー。こういう食事のときにはやっぱりワインを飲まない

と駄目だそうで、夕飯時はほぼ毎日ワインを飲みながら作っている

そう。私のまわりにはよくいるタイプです。

Idee_03

そしてこれがメインの鰯のパスタ。

私は母が青魚をまったく食べなかった人で、ゆえに私も自分で作って

までは滅多に食べないのだけれど、ここで食べながらよしえさんに鰯

料理をいくつか教えてもらいました。彼女、見た目は何もできなさそう

に見えるけれど、実はそうとうフランス料理は勉強したそうで、子供が

できる前までは毎日、夕飯はフレンチを作っていたそうです。すごい。

「なにせ、おフランス馬鹿だからさ」とは言うものの、そういうギャップ

は大いに結構。上に載ったフェンネルが色を添えて。

Idee_02

といわけで楽しく終った土曜の逢瀬。

風邪のオマケが付いてきてしまったけれど、日頃は1人で行動してい

ることが多い私なので、こんな風にたまにしか会えない友人とゆっく

りできる時間は貴重です。また会える日を楽しみに。

Idee_07

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2006年5月 1日 (月)

岡本太郎記念館

Taro

早いもので今日から五月。

鯉のぼりも岡本太郎さんが作るとこんなにカラフルになる!

というわけで、行って来ました。岡本太郎記念館

西洋占星術、いわゆる星占いなんてクダラナイと見る向きもあるだろ

うけれど、日本の陰陽師にしても天文博士なわけで、星と人との関

係は古来から密接であったのだ。今年始めに聞いた占星術によれば

今年の東京のパワースポットは南青山だそうで、しかもキーワードが

ミステリアスとかストレンジということを考えると、この南青山にある岡

本太郎記念館は最もそれに適した場所、つまりパワースポットという

ことになるらしい。アート好きな私の友人は子供連れで年に数回は訪

れると言うし、一度は行ってみたいと思っていた場所でした。

下は入り口と、左手の壁のレリーフ。

Taro_02

Taro_01_1

そして入り口を入ってすぐ左手にあるのが太郎さんのお庭。

いかにも岡本太郎らしい面白いモニュメントとオブジェがいっぱい

で、楽しくて不思議な庭。

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子供みたいに笑っている太陽のモニュメント。

見ているこちらまで、思わず笑顔になっちゃいそうな。

Taro_04

庭、ほぼ全景。それほど広くはない庭です。

Taro_05

かわいい! と思って見たら、この作品のタイトルは『犬の植木鉢』

でした。なんだ、そのままじゃないかと少々苦笑。

犬も太郎さんが作るとこうなる。

Taro_09

そして、これは館内1階奥のアトリエ。

ここは実際に岡本太郎が50年近く生活した住居をそのまま記念館

にしていて、このアトリエもほとんど生前のときのままに保存してある

らしい。床に飛び散った油絵の具。無造作に立てかけた描きかけの

キャンバス。机の上の絵の具がついたままのたくさんの絵筆やブラ

シも生々しい。

Taro_06

Taro_08

岡本太郎記念館は、私が思っていたほど広くはなかった。

1階エントランスの受付と小さなミュージアム・グッズ売り場。

その右手のリヴィングと奥のアトリエ。それから2階の2部屋。

所蔵する作品約1800点は生前のうちに川崎市に寄贈され、没後

1999年には川崎市多摩区に川崎市岡本太郎美術館がオープン

しているから、作品を見るならそちらがメインとなるのだろう。

帰りに電車の中で記念館のパンフレットを開いたら、いきなり見開

きにこんな言葉が書いてあった。

 人間は必ずしも成功することが喜びであり、大事なのではない。

 闘って、後に崩れる。

 その絶望と憤りの中に、強烈な人生が彩られることもある。

これを読んで最近、子供の進路のことで考えるところの多い私は、

またもや考えさせられた。こういう言葉はとても生半可に吐ける言葉

ではないし、また若くして言える言葉でもない。その言葉通り、強烈

な人生を生きた人にしか吐けない言葉だと思う。

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