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2006年4月30日 (日)

土曜のアイ・スタイラーズで

I_stylers

しばらく土曜の続きの記事になるが、上は先日ご紹介したガラス作

家の高松純子さんから教えていただいた、 I+STYLERS

私たちがショップを出てきて私がカメラのシャッターを切る瞬間に、

ちょうど入れ替わりに店に入って行った素敵なおじさまがフレーミン

グに入り、ショー・ウィンドーのキャッチ・コピーといいまるでこのショ

ップのコマーシャル・フォトみたいなナイスなショットとなった。

しかし土曜の午前に、スタイリッシュな雑貨ショップに入ってゆくお洒

落な初老の男性だなんて、私の住んでいる地元ではとうてい考えら

れない、南青山ならではの光景だと思う。いったい彼は熱心に何を

探しているのでしょう。ここで今日が誕生日の妻に洒落たギフトでも

買って、青山フラワーマーケットでプチ・ブーケでも買って歩いてらっ

しゃったら、もうまるきり絵に描いたみたいですね。

さて、南青山在住のよしえさんは子供が通う小学校などもこのすぐ近

くにあって、つまりこの辺は日常的な生活圏でもあるのだ。土曜日の

目的地に向かって歩く途中に「アイ・スタイラーズってそこじゃない?」

と言われて寄ってみたのですが、ここは根津美術館の確かに近くで

はあるけれど、前ではありませんでした、念のため。左手に、かつて

村上春樹が住んでいたというデンマーク・ハウスを眺めつつ。

アイ・スタイラーズは1階中がパーソナル雑貨とギフト雑貨、外はガー

デニング・グッズなんかが置かれて、地下は見なかったけれど家具ら

しい。階上へは建物の中の階段、外の階段を使って行けるようになっ

ていて、2階はキッチン、リヴィング、ベッドルーム周りの小物やファブ

リック類。

I_stylers03_jpg

これは階段を上がる途中から見た2階。パティオに植えられた木の緑

が気持ちよく揺れて。

I_stylers02_jpg

3階に作家物の器やハンドメイドの雑貨などを置いていたけれど、

こういうショップの特性上、この間ギャラリーで見たような個性的な

ものはなかった。ガラスも陶器も漆器も、比較的リーズナブルな値段

で日常使いにちょうどいいような和洋折衷のシンプルなものばかり。

いわば万人向けの作品で作家独自の個性が感じられるようなものは

あまりない。いつもこの手のショップを見て思うのは、とても洗練され

ていてセンスが良くてスタイリッシュなのだけれど、どこかおしなべた

感じがして、他のショップとの差別化が感じられないこと。もう20年

以上もこういうショップを見ているから、少々のことではサプライズを

感じない、というのもあるのだろうけれど。

でも、とても気持ちの良い素敵なショップであることは間違いないの

で、また機会があったら寄ってみようと思う。

ショップの外の植え込みも、こんなにきれいにコーディネイトされて、

手入れも行き届いているらしく、緑も青々と元気。

I_stylers01_jpg

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都会のお花畑

Ohanabatake

昨日はてんとうむしのアトリエ のよしえさんに会った。

彼女に会うのは去年以来、約5ヶ月ぶり。

いつもどおり南青山のスパイラルホールで待ち合わせして、骨董通り

の1本裏道を歩き始めたら、よしえさん、左に曲がるなり、

「ちょっといい? あなたに見せたいものがあるのよ」 と、言う。

「ん? ショップか何か?」 と訊くと

「ショップじゃないんだけどね、きっと見たらびっくりすると思うよ」

で、着いたのがここだ。写真だとちょっとわかりづらいかも知れない

けれど、大きなビル1個分の敷地に自然にできたお花畑。

「うわ。ほんとだ。すごい」

「ね、すごいでしょ? この間たまたま見つけてさ」

「これって自然に生えてきたのかな?」

「そうじゃない? でも、これってポピーよね。私、ポピーが自然に

 咲いてるの初めて見た」

そして、おもむろにカメラを取り出して写真を撮り始めた私たちの

後ろをカップルが通りかかり、女の子の方が「すごい、あれ、なん

の花?」と言うのが聞こえたけれど、男の人はいたって素っ気無く

「ただの雑草だろ」 だってさ。

私ならそんな無粋な男とはゼッタイにデートしません。

Ohanabatake_01

ここは南青山でも一等地に入るだろうし、いずれ建築計画の看板が

貼られて、また新しいビルが建つのだろう。

それを思うと束の間のお花畑。

Ohanabatake_02

ポピーというと、私は中学卒業のときに親友2人と行った南房総を思

い出す。目の前が海のフラワーセンターで、ポピー摘み放題300円、

だったかな。いまでも500円で摘み放題だとTVで最近見たけれど、

その日は早朝出かけて日の暮れまでめいっぱい遊び、帰りの電車

ではくたくたで熟睡だった。いささか萎れた色とりどりのポピーを家に

持って帰って、バケツの水に入れたことなど鮮明に憶えてる。

今ではもう会うこともなくなったかつての親友2人も、いまはどこでどう

していることやら。

Ohanabatake_03

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2006年4月29日 (土)

藤の花

Fuji

つい数日前まで花の気配さえ無いように見えていたのに、昨日、前

を通りかかったらもう花が開き始めていた。

小学校の校庭にはかならず藤棚があって、そこで友達と待ち合わせ

たりしたものだ。「昼休み、藤棚の下でね」、なんて。

子供心にも満開の藤棚の下から見上げた藤の花は見事だった。

今でもあるかなあ ・・・・・・

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2006年4月28日 (金)

浅草ランデブー♡

Asakusa

昨日は日も暮れなんとする頃、ジャズヴォーカリストの清水翠と浅草

駅のホームで落ち合った。彼女と個人的に会うのはこれで4回目くら

いである。ライブに行く前に彼女のかつての行きつけの洋食屋さん

で腹ごしらえをしてから行こう、ということなのだが、その前に仲見世

散歩。上は言わずと知れた雷門。浅草仲見世っていつ来てもお祭り

気分で、子供の頃に母親から『お祭り女』と呼ばれていた私としては

歩くだけで楽しい場所である。ちょっと歩いたら、そぞろ歩きの芸者

さん発見!

Asakusa_02

でも、初めてこんな時間に来てわかったことは、ここは完璧に観光の

ための商店街で、浅草寺の参拝が早々に終った途端にシャッターを

閉めてしまうのであった。夕方6時過ぎには次々に店じまいである。

浅草寺の戸もすでに閉められた後。写真に写っているのは翠さん。

Asakusa_01

こんなに早く閉まっちゃうんだねえ、こんどゆっくり来よう、と言い

つつ、目指すは浅草ブロードウェイ商店街にある老舗の洋食屋

リスボン』。昭和7年に創業とあって、店の外観もいかにも昭和

という感じの雰囲気。いい感じの洋食屋さんです。

Lisbon_01

それで、これが翠さんがその味を憶えていた『チャプスイ』。

チャプスイというと私は開口健の小説『夏の闇』で、繰り返し女が作る

シーンがあって、一度どんなものか食べてみたいと思っていたのだけ

れど、これが美味しかったということを形容する翠さんの言葉はその

ままここに書くと店の営業妨害にもなりかねないのでやめておく。

(翠さんのイメージ崩れるとよくないしね。)

それを聞いたとき、私は頼むのはゼッタイにやめておこうと思ったに

もかかわらず、うっかりオーダーしてしまったのは何故だろう? 

酔狂としか言いようがないが、好奇心に負けちゃうタイプなのね。

Cyapusui

そして、オムライスと迷った末にオーダーした上ロースカツ。

焦げ気味に揚げた衣がサクサクして香ばしく、美味でした。

さすが洋食屋さんのカツレツ。お値段もいたって庶民的。

Lisbon

さて、お腹も満腹になったところで、今日のメインのライブ・バーに行

きますか、と上野広小路に向かった私たち。バーのある1階に出さ

れた掲示板を見て愕然。この日は、わたくし同様、お耳の厳しい翠

さんをして『あの人はほんものの光』と言わしめたギタリストとピアニ

ストのコラボを聴きに来たのに、メンツが2人も変わってしまっている

ではないか。こんなのってあり? しかも翠さんが全然知らない2人

ということで、さて、どうする、お茶でも飲んで考えようと喫茶店に入っ

たものの、結局、話に興じて時間は過ぎ去ったのでした。

というわけで、『ほんものの光』はまたの機会に。

ちなみに今月14日がお誕生日だった翠さんへ、布ぞうり屋の店長

からいただいて私が作った布ぞうり。名前はなんと、『翠』。

(店長、またまたありがとうございました。)

Nunozouri_04

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2006年4月27日 (木)

初夏の彩

Irodori

咲き残りの八重桜、白と赤のハナミズキ、そして新緑の緑。

ひとつのフレームに何色もの彩り。そして青もみじ。

Aomomiji

あらたふと青葉若葉の日の光        松尾芭蕉

「ああ、なんと尊く感じられることよ。この青葉若葉に降りそそぐ、

 さんさんたる日の光は」

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2006年4月26日 (水)

モッコウバラ

Mokkoubara

モッコウバラも母が好きだった花だ。

母が挿し木をして根のついたものをもらったことがある。

モッコウバラは強くて繁殖力も旺盛だから、わりあい挿し木で簡単に

増やせる。このバラには黄色と白があって、白には微かに香りがあ

るが、黄色には香りが無い。モッコウバラは中国原産のバラで、バラ

と言っても枝には棘が無いから扱いやすく、花も房咲きの丸弁カップ

咲きの優しい花だから、いわゆるバラ好きの人じゃなくても受け入れ

やすいのではないかと思う。

白と黄色とあっても黄色の方をよく見かけるのは、黄色の方が明るく

見えるせいだろうか。

古い一軒家に住んでいた頃は、家の前のフェンスにはピエール・ド・

ロンサールというオールドっぽいピンクの大輪のつるバラを、そして

隣りの家との境界になる西のフェンスには、風水にちなんで黄色の

モッコウバラを絡ませていた。今はどちらもない。

ちなみに、その程度の風水で効くわけないだろうと言う方もいらっし

ゃるだろうが、そうとも言えない。私は今の部屋に引っ越してからも

西に面したバス・ルームのドアの木枠を黄色でペイントし、キッチン

に置いてあるものは、スポンジ、石鹸から黄色にしている。

それで効果の程はというと ・・・・・・ ハハ、それはご想像におまかせ

致します。

Mokkoubara_01

Mokkoubara_03

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2006年4月25日 (火)

ハルジオン・ヒメジョオン

Harujyoon_05_1

去年の秋にヒメジョオンを見つけた場所の近くで、ハルジオンをみつけた。

秋に咲くのがヒメジョオンで、春に咲くのがハルジオン。

ヒメジョオンが白で、ハルジオンが淡いピンク。

他にも違いはあるようだけど、私にはそれくらいしかわからない。

この花をみつけると、どこか懐かしくほっとする。

春も秋もこの花の咲く原っぱで過ごした、日なたくさい子供の頃。

私は小さくて頼りない少女だった。

けれど、あれから数十年が過ぎ去ったいま、私はあの頃にくらべて

どれだけ変わったのだろうと、心許ない思いで考えたりして。

Harujyoon_03_1

Harujyoon_1

Harujyoon_06_1 

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2006年4月24日 (月)

新緑よ!

Shinryoku

ふりかかる緑のさざ波。

瞬く間に過ぎる、光り輝く一瞬の季節。

Shinryoku_01

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2006年4月23日 (日)

西郷山公園の八重桜

Saigouyamakouen_02

都会のど真ん中を歩いていて、いきなり大きな公園に出くわしたり、

鬱蒼とした緑が広がったりするのが東京の面白いところだと思う。

東京は世界でも最も人の手のかけられた緑の多い街だそうだ。

旧山手通りを歩いていたら、向かいの変わったレストランの向こう

に、なだらかに広がる丘みたいなのが見えて、あれは何だろう? 

と思って車道を渡って行ってみたら、なんと芝生の広がる公園だっ

た。しかも高台にあって街が一望できる。なかなか素敵だ。

ここが あの 西郷山公園か。公園のなかは、ベンチで休憩中の勤

め人や、犬の散歩をしている人、デート中のカップルなど。

数本ある濃いピンクの八重桜が、ちょうど満開できれいだった。

私が写真を撮っていたら近づいてきた2人連れの若い女の子、

「なに、この桜。全然はかなくな~い。すごく元気! って感じ」

と言ったのが可笑しかった。みんな思うことは同じのようで。

八重桜はおはしょりをした着物姿の元気な女の子。

Saigouyamakouen_03

Saigouyamakouen_1

Saigouyamakouen_01

Saigouyamakouen_04

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2006年4月22日 (土)

小鳥のディスプレイ

Kotori

たまに街に出ると、私はすごく歩いてしまう。

代官山の旧山手通りをヒルサイド・ウエストに向かって歩いていたら

路面にかわいい子供服のショップがオープンしていた。

淡い上品なピンクの外壁に大きなガラス窓。ウィンドーには全体を白

でまとめたディスプレイ。白く透ける子供服と小鳥。小さな白いシュー

ズに天使の羽。飛んでいる小鳥が数羽。なんともデリケートな感じが

かわいい。ショップの前にはこのショップの立ち上げに関わったと思

われるスーツを着た初老の男の人が3人。スーツを着ていても普通

のビジネスマンと違うのは、ひとりの男性が犬を連れていて、黄昏時

に彼らがとてもくつろいで楽しそうに談笑していたこと。

そのくらいの年齢の男の人たちが楽しそうにくつろいでいるのを見る

のはいい。代官山に来ていつも思うのは、他の街とは違う時間が流

れていることだ。街も店の作りも、ショップの店員も訪れる人も、どこ

か余裕があってゆったりとしたリラックス感がある。

「ヒルサイド・ウエストはまだ先ですか? 1階にフレンチが入ってる

 と聞いたんですけど」

訊きながら犬の頭を撫でたら、この犬すごく人懐くて可愛い!

「コイツは誰のとこにでも行くヤツなんですよ」

呆れ顔で男性は笑いながら、「もう少し先に行ったところ」、と教えて

くれた。

今は無理だけどいつか犬を飼う生活もいいな、と思いながら私はそ

こを通り過ぎた。そしてすぐに見えたのがこんな景色。どこかレトロ。

Tasogare_1

この日、私は仕事の後でちょっとハイになっていたせいか、いつもに

も増してオープンで、行く先々で人と話した。

あいにくお目当てのセッコ・ショップ・トーキョーはクローズした後だっ

たけど、最後にアッサンブラージュで小鳥のスタンプを買った。

こんなの ↓

Stamp

地元では気に入ったレターセットひとつ無いのだ。

レターセットどころか欲しい封筒ひとつ無い。しかも私が欲しい封筒

はとりたてて特別なものじゃなくて、多少上質の紙でできた、ただの

白の洋封筒なのに。どこかに行ったついでに探すのだが最近はデ

パートからもステーショナリー売り場が無くなってしまって、小さな文

房具屋に置いてあるのはどこも同じ味気ない物ばかり。

先日ラジオでハリー・ポッターの原作者のJ.K.ローリング氏が、

「原稿を書きたいのに私の町には私の欲しい紙がどこにもない!

しかも私が欲しいのは学生が普通に使っているただのレポート用

紙なのに、なんでそれがないの?」と自分のHPで大いに嘆いてい

ると言っていたけれど、わかる気がする。私もこのただの洋封筒

を手に入れるのに、何軒文房具屋を見て回ったことか。やれやれ。

なので、以後私の手紙の封筒には、この小鳥のスタンプがついて

いると思います。

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2006年4月21日 (金)

高松純子さんのガラス展

Junko_takamatsu_02

水曜日、仕事で渋谷に出たついでに、その日が『高松純子ガラス展』

の最終日だったことを思い出して代官山まで足を伸ばした。

ギャラリー無垢里は古民家をそのまま使っているギャラリーなのだけ

れど、先月行ったときは工事をしていたのが今はすっかり完成して、

前より明るい感じになっていた。

最終日のその日は作家の高松純子さんも来ていて、作り方の説明

などをしてもらいながら見る。高松さんはたぶん50代の方かと思う

けれど、とっても華奢で繊細な雰囲気の、ショートヘアが素敵な美し

い方でした。作品は様々な技法で作られた、主にガラスのボールや

デカンタやグラス、それにフラワーベースなど。

中でもキューブ状に作ったオリジナルのガラスを丁寧に並べて溶着

し、それを吹きガラスの技法で器の形にしてゆく、という方法で作ら

れたモノトーンの器に目をひかれた。これは大変な手間と時間がか

かる技法だそうで、陶芸なんかと同じで偶然の産物であるところも多

く、全てが上手くゆくとは限らないらしい。ここにあるのは『生き残った

もの』、という表現をされていたけれど、それを思えば高価になってし

まうのも仕方がないと思われる。できあがった作品はキューブをつな

げただけあって、とても立体的で不思議なニュアンス。どこかアンティ

ークな雰囲気さえするのは、黒(紫のように見えるのが黒のガラス)と

琥珀色のガラスを使っている彼女のセンスによるものだと思う。

とても素敵だけれど私なんかにはまだまだ手の届かない、大人っぽ

い世界だと思いました。

Junko_takamatsu_03

手前できらきら光っているのがガラスのキューブ。

このキューブの膨らみ方で、様々な立体的な模様ができてゆく。

Junko_takamatsu_04

Junko_takamatsu_01_4   

私はギャラリーを見てもどうしても欲しいと思わない限り滅多に買うこ

とはないけれど、そうやって買ったものは多少高価であってもすぐに

使ってみるほうで、飾って眺めるだけ、なんてことはしない。

逆に飾っておくだけのものは基本的には買わない主義です。

そういう点からすると、私は今回の作品ではマットな白のフラスコ型

のフラワーベースが最も気になった。どんな花にでも合って生けやす

いフラワーベースって探すと意外に無いのです。

この春夏のトレンド・カラーは私は白じゃないかと思っているのだけれ

ど、あのマットな白なら冬に使っても寒々しくならないだろう、等々。

いちおう名刺はいただいてきたけれど、さてどうしたものか。

いつものごとく、その前に「働け」かな。

名刺と一緒にプロフィールもいただいたら、そこに高松さんのとても

素敵な文章が書いてあったので、それをそのままここに転載させて

いただこうと思います。

ちなみに彼女の作品は青山の『アイ・スタイラーズ』でも買えるそうで

す。根津美術館の前にあるらしいので、お散歩のついでにぜひ。

Junko_takamatsu_1 

ガラスを始めてからかなりになるが、不思議なことに新鮮さがまったく

変わらない。いつもどきどきしながら惹きこまれてしまう。

何故だろう? 高温で溶けたガラスは妥協を許さず常に私に自然の

力を示してくれる。それはまぎれもなく生きていることの実感であり、

謙虚さと勇気にも近い感覚である。

ガラスそのものの透明感を生かすこと、それはフォルムの美。

デッサンにおける選択された一本の線。

器としての用を備えたうえでの削ぎ落とされたかたち。

私にとってガラスは無限の美しさを可能にする想像の手段といえる。

点から面へ、面から立体へ、そんな造形も試みてみる。

同じ色でも濃い、薄いと変化させるとまったく異なった表情を持つの

が面白い。形はあくまでシンプルに。

毎回ガラスに触れるたびに新たな発見や不思議さがあり、とりとめの

ない不統一と多様性をもたらす結果となる。        高松 純子

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2006年4月20日 (木)

ハナミズキ

Hanamizuki_09

そして完成形。

なんて鮮やかな君!

まるで夢の中で開く瞳のよう。

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2006年4月19日 (水)

母のスミレ

Sumire

私の母が亡くなったのはもう6年前のことになるが、母が亡くなった

後、誰も世話することのなくなったバラを、荒れた庭から数鉢、妹の

クルマで引き上げてきた。

それはもともと植物好きの母に私がプレゼントしたバラで、『レディ・

ヒリンドン』と、つるバラの『サマー・スノー』と、スタンダード仕立ての

イングリッシュ・ローズの『グラハム・トーマス』の3本。いずれもわざ

わざ秋田のバラ園から送ってもらったもので、そのまま枯らしてしま

いたくなかった。

うちに来た頃はバラは手入れもされず元気のない状態だったけれ

ど、しだいに元気になり冬を越して春になったある日、私はバラ鉢

の中に思いもかけぬものを見つけた。見慣れたスミレの葉っぱだ。

これはよく憶えているのだが、『花泥棒は泥棒じゃない』とよく言って

いた母が、駅に行く途中の駐車場に自生しているのをスコップで

数株もらってきて以来、庭のあちこちに根付いているスミレである。

いつのまにかバラの鉢の中にもこぼれ種が落ちていたのだろう。

葉が出てきたと思ったらすぐにスミレはかわいい紫の花を咲かせ、

私にはまるで母がその見えない存在を示しているようにも感じられ

て、ベランダでひとりで感慨に耽ったりもした。驚いたことにスミレは

そのまま瞬く間に20もある全てのバラ鉢から顔を出した。

最初はそうやって母のスミレだと思って大事にしていた私なのだが、

数年もすると宿根で残った根は増大し、バラにとっては邪魔なくらい

になってきた。そうじゃなくても鉢という限られた土の中で生きている

バラなのだ。私は少々迷った末、可哀想だけれどスミレを引っこ抜く

ことにした。大きくなった根はなかなか抜けず、抜いた後は大きな穴

ができるほどだった。恐るべしスミレの繁殖力!

抜いたスミレの数本は団地の共同庭に植えておいた。たとえたった

一株でも繁殖するのは間違いなかった。

そうして全てのバラ鉢からスミレを抜いたのに、やっぱり今年も生え

てきた。スミレは花が数個咲いただけで、それが実となり無数の種

をばら撒く。それをとても長い期間繰り返すのだ。今年もあっという

間に全ての鉢から顔を出すことになるだろう。

人の思いもこんな風にして生き残れたらいいのに、と思う。

風に乗っていつかあなたの心の大地に。

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2006年4月18日 (火)

そして桜の次に控えているのは

Hanamizuki_03

ハナミズキだ。

この町に引っ越して来たばかりの頃、なんてハナミズキが多い町な

んだろうと思った。いたるところハナミズキ。別に市の花というわけで

もないのに。風のなかできらきらしてた。

ハナミズキというと思い出す歌があって、曲のタイトルはもう忘れてし

まったけれど、子供の頃、布施明の歌うその歌を聴いて、まだ見た

こともないハナミズキって、いったいどんな花なんだろうと空想してい

たことを思い出す。それほど素敵な歌だったのです。

ハナミズキは初夏にふさわしい花だと思う。カラフルで軽快で。

陽に透けて風とも相性が良い。

来たるべく新しい季節へのわくわくする気持ち。

天に向かって開かれたフリル。

Hanamizuki_07

最初の写真のバックにあるのは桜。そして上の写真は新緑。

自然の世界は片時たりとも止まっていない。しかもすごい速さで移ろ

っていて、実際のハナミズキは2日前に撮った写真とさえいまは全然

違う。近所にあるハナミズキは花色も葉の形も様々で、その育ち方

の早さもまちまちだ。もうすでに花になっているものから、まだ固いつ

ぼみのものまで。そう、このハナミズキはまさに「花になる」、という感

じなのだ。花びらは額から派生しているようで、最初はこんな固い額

から、

Hanamizuki_02

徐々に花びららしきものが伸びてきて、

Hanamizuki

更に伸びて色づくとこんな形になる。

でもまだこれは完成形じゃないし、最初の2枚にしてもまだ途上。

もっと花びらが伸びて風に舞う風車みたいな、鳥みたいな形になると

見慣れたハナミズキの花になる。それはまた後日。

Hanamizuki_05

白は最初、葉っぱのようだったけれど、赤よりも生育が早い。

Hanamizuki_04

追記:今日いちばんにコメントしてくれた凛さんのブログによると、

このハナミズキの花は額から変化したものではなく、葉が変化した

ものだそう。なら、どの時点で葉と花に分かれるの? と訊いてみ

たくなるが、まっこと植物の世界は奥が深い!

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2006年4月17日 (月)

ALL THE THINGS YOU ARE

Love

You are the promised kiss of springtime

That makes the lonely winter seem long

You are the breathless hush of evening

That trembles on the brink of a lovely song


You are the angel glow that lights a star

The dearest things I know are what you are


Someday my happy arms will hold you

And some day I'll know that moment divine

When all the things you are,are mine


(Jerome Kern / Oscar HammersteinⅡ)

***************************************************

食卓に赤いバラが1本だけ欲しくて、久しぶりに花屋に行った。

小さな花屋の良いところは、たった1本のバラを買うにも、全部の中

から好きなのを選ばせてくれるところ。

いちばん形の整った開きかけのつぼみを選んだ。

赤いバラも特別な花だ。どうしてもこの花じゃないと駄目なときがあ

る。たった一輪でも、この花にしかない特別な力を持ってるから。

バラは私にとっては愛、幸せの象徴みたいなもの。

人は幸せでも不幸せでも花が必要になる。

昨日、ひとつの歌がしあわせに私を満たしていた。

それをなんて言ったらいいのかな。英語は得意じゃないけど、日本

語で言うのも照れる感じ。

とりあえず今日、旅立つ人へ。Take care !

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2006年4月16日 (日)

そろそろ桜も終わりなので

Hanamimanjyu

今更ながら、花見まんじゅう。

なんというかわいさ。しばし食べずに見とれてしまった。

白の薄皮に、中は小豆のこし餡。塩漬けの桜がわずかに効いて

それほど甘くないあっさりした味なので、濃い目の緑茶と。

うちにこんな皿があったの、すっかり忘れてた。

これは勤めていたメーカーのオリジナルなので、いわゆる大量生産

もの。でも大量生産としては、なかなかの出来だと思う。

Hanamimanjyu_01

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2006年4月15日 (土)

八重桜

Yaezakura

一重の桜が大人の女の色香なら、八重桜は無邪気な子供。

小さな女の子のバラ色の頬。

今にもかわいい女の子たちの、くすくす笑いと賑やかなお喋りが

聞こえそうだ。

こんどはもっと青空の下、輝くばかりの君たちの笑顔が見たいな。

Yaezakura_01

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2006年4月14日 (金)

いま満開の桜

Mankai_02

昨日、近所の霊園の中を自転車で走っていて、いま満開の桜にであ

った。私のデジタルカメラのフレームにはとうてい納まりきらないくらい

の大木。桜としてはあまり背が高くなく、横張り型の変わった樹形。

これはなんていう桜だろう。

今にもふたたび泣き出しそうな曇り空の下、桜だけ見ていると、そん

なことさえ忘れそうな明るさ。

Mankai_01

そしてもうひとつ、名前のわからない桜。

桜の季節が終りそうないま、このままだとお蔵入りしそうなのでアッ

プします。小振りで細い花びら、直立型で背の高い木、風に震える

純白のこの桜は、なんていう桜でしょう?

Sakura_05_1

Sakura_07

Sakura_06

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2006年4月13日 (木)

いちごな気分

Strawberry_2_1

最近やっといちごが安くなってきて、大のいちご好きの私としては

とても嬉しい。子供の頃、母が厳しくて好き嫌いを一切許してもら

えず、大嫌いな酢豚を食べながら毎日3食いちごだけ食べていら

れたらどんなにいいだろうと切実に思ったことを、いま懐かしく思い

出します。スーパーのお菓子売り場に行っても思うけれど、日本人

は大のいちご好きじゃないかと思う。いちご味のお菓子だけでも

いっぱい!

・・・・・・ というわけで、諸事情のためアップがとても遅れてしまった

けれど、上の写真はそんないちご好きの私の誕生日にと、ブログ

友達のよしえさん からプレゼントされた彼女のオリジナル・イラスト

のTシャツ。いちごの中に1匹混じった彼女のトレードマークのてん

とう虫と、フランス語のフレーズが効いてる。

「私が着るにはちょっとこれかわいすぎない?」

「だいじょうぶよ。いつか、あなたぐらいの人が自分で着るって言っ

 て買って行ったから」

・・・・・・ みたいな会話もあり。(笑)

娘の分もキープしてあって、娘とおそろいです。一緒に着ることは

たぶんないと思うけれど。

もう4月も半ば。ゴールデン・ウィークに入る頃にはきっと東京も暑

くなって、半袖Tシャツの出番です。1年ほんとにあっという間!

このTシャツは2月の終わりにこんなかわいいラッピングで届きま

した。手作りのお洒落なバースディ・カードも添えられて。

よしえさま、あらためてありがとう!

私が着たところは後でチェキで撮った写真を送ります。

Present Birthdaycard_01

ちなみにいま彼女のブログを開くと新作のTシャツが載っています。

ゴールデン・レトリバーのかわいいTシャツなので、ぜひ覗いてみて

ください。   →  てんとうむしのアトリエ

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2006年4月12日 (水)

桜と砂まんだら

Sakuranoshitade

2日前から降り始めた雨が昨夜から激しくなり、朝になっても激しく

降っていた今朝、今日もこのまま3日降り続けるのかと思ったら、

やっと昼前にはやんで、さっきから空が少し明るくなってきた。

ここ数日の雨で、桜はいっそう葉桜に近づいたことだろう。

濡れた歩道にはたくさんの花びらが落ちているだろう。

この春、たくさんの桜を見た。天候によって時間帯によって、また自

分の心の有り様によってもその印象は驚くほど違うのだが、穏やか

に晴れた日の午後に満開の桜の木の下にいて感じるのは、いつも

桜の優しさと情愛の深さだったように思う。優しさと深い情愛と潔さ。

それは日本人が古来から持つ特質じゃないだろうか。

激しい花吹雪の下にいたら砂まんだらを思い出した。

まんだらとは仏さまの世界を描いたもので、宇宙の理法の全てが含

まれている絵図であり、仏の悟りの世界(宇宙)を表現したものだと

言われている。砂まんだらは土壇の上に5色の砂で様々な幾何学文

様や神像を描き、天上の神々を招き、供養して祈願する聖なる儀式

で、チベット仏教では現在でも様々な修法や儀礼として行われてい

る。私は実物の砂まんだらを目黒の寺の中にある美術館の中でガラ

ス越しに見たことがあるが、本来はそのように常設するものではなく

儀式が終れば壊されて川に流されるものである。

いつかその儀式の一切を養老猛の脳の話の特集番組の中で見た。

その儀式に参加できるのは僧のなかでも何年も瞑想の修行を積み

習得した高僧だけで、そのときは世界平和を祈願して行われたが、

僧たちは祈りながら細い筒の中に入れた色砂をものすごい集中力

でわずかずつ落としながら細密な絵を描いてゆく。そうして7日間に

渡って描かれた完璧な砂まんだらは、それはもう美しく圧巻である。

完成後は僧全員で祈りの儀式が行われ、問題はその後だ。

7日間、丹精こめて描かれた砂まんだらは1人の高僧によっていきな

り、まるでピザにカッターを入れるように放射状に線が切られてゆく。

このとき取材に行っていたタレントは、突然の出来事にカメラが回って

いることも忘れて口を開けてあっけにとられていた。そして、すっかり

崩されたまんだらは、最後はまたただの色の入り混じった砂になって

掻き集められ、僧たちによって全て川に流される。TVの画面を見て

いた私も、思わず一緒に見ていた下の子に、「なんて美しいんだ。こ

れって人間が創造し得る最も美しい造形物じゃないか?」と言った。

そのとき私の頭にひらめいたのは『執着』という言葉だ。

執着というのは仏教においては業のひとつである。

『もののあはれ』、は朝に咲いていた花が夕には散っていることなど

に表現され、無常観は日本人のメンタリティーの根幹をなしているも

のだと思うけれど、この世の全てのものは移ろい、ひとときたりとも

ここに止まってはいないのに、人は執着を持つために苦しむことにな

る。長い時間を費やして作った美しいものを一瞬にして無に帰してし

まう砂まんだらは、執着を捨て、執着から開放されることで、人が楽

になれるということを教えてくれているようだ。そして更に言うと人は

何にでも慣れてしまう生きもので、慣れ親しんだものには安楽を覚え

変化に対しては苦痛を感じる。けれど人が成長するためには変化と

いうのは不可欠で、変化と苦痛を受け入れてそれを乗り越えてこそ、

精神的な成長があるということらしい。

毎年どんな受難に見舞われても、ひとたび明るい陽が射し始めれば

恨みがましいところなど微塵もなく、何事もなかったように美しく咲く

桜には理由なく人は癒されるし、いっせいに咲いたかと思ったら散り

際も鮮やかな桜に、日本人はそのメンタリティーを投影して魅せられ

る。そしていかに人が執着心を捨てられようとも、生きている限り永

遠に記憶に刻まれる美しい思い出というものがあって、それこそが

人にとっては見えない宝物じゃないだろうか。

桜の下でそんなことを考えた。

 * 砂まんだらについて知りたい人は → ここを。

Hanaikada

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2006年4月11日 (火)

桃二点

Momo_03

ソメイヨシノが満開のときから、ひときわ純白な一群があって、何か

と思って近寄って見たら桃の花だった。白桃。

遠目に見ると、まるで綿の花みたいにも見える白のポンポン咲き。

桃と言うと桃の節句、3月の花のように思うけれど、実際に自然に

咲いているのを目にするようになったのは最近のような気がする。

Momo_02

Momo_01

そしてピンクの枝垂桜の横で、さらに濃いピンクで咲いていた

この変わった花は、調べたら『菊桃』だった。

その名のとおり、菊みたいな花形の桃。

Kikumomo

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2006年4月10日 (月)

きらきら

New_leaves_03

逆光に透けてきらきら光る、生まれたばかりの黄緑の新芽。

私の、あなたのなかにもまだあるか。

胸を打つ新鮮な驚き、風に揺れる柔らかな心、抑えきれない衝動、

お陽さまに恋する情熱、心躍る瞬間、もう一度スタートを切る勇気、

現実に打ち克つ智恵と力。

今日と明日を生きる全ての源泉。

New_leaves

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2006年4月 9日 (日)

昨日、桜の下で

Shidarezakura_10

いつの間にか降り出した雨が、いつの間にか上がったと思ったら、

外は陽光が降り注いでいた。昨日。

前日の息子とのバトルで7時間眠って起きた後もあちこち痛く、鏡で

見たら息子に力まかせに掴まれた腕には青あざができているし(男

の子ってなんであんなに力が強いんだ?)、頭痛がして気分もブル

ーなのでプールに行くのはやめようかと思ったけれど、そうやって

自分を甘やかし始めるとキリがないので、行く。

何があってもコンスタントに続けること。いま、それが唯一できている

のがプールなら、やっぱり行かないと。ね。

雨上がりのフレッシュな大気のなか、背が伸びた菜の花がいっせい

に太陽の方を向き、花の香りでいっぱいの道を自転車で走れば、も

う心は青い水の中だ。そんな状態でもそこそこ泳げるのは、これでも

前よりは上達したってことなんだろうか。

帰る途中にある枝垂桜も、先週は2分咲きだったのが今や満開。

少し気分が良くなったら、誰かさんの声が聞きたくなった。

あいにく電話はつながらなかったけど、一日が終る前に声が聞けて

よかった。少しは何か通じたのかな。 Thanks ! K.

Shidarezakura_08

Shidarezakura_09

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2006年4月 8日 (土)

指宿悟さんのグラス

Ibusuki_satoru_01

昨日の写真を撮るのに、桜の木の下で拾ってきた小枝。

思いつきで小さな手ふきのグラスに挿したら、なんという美しさ。

好きなものどうしがうまくぶつかると、どうしてこうも決まるのか。

PCのディスプレイで画像を編集しながら、

「なんてきれいなんだ。なんだかドキドキするよ」 と言ったら、

「博雅みたい」 と息子。

「博雅ってなに?」 と訊くと、

「源博雅だよ。陰陽師の安倍晴明の相方の。春になるとなんだか

 ドキドキするって言ってただけだけどさ」

夢枕獏の陰陽師か。この息子もなかなか変なヤツだ。

件の本を見ると、春に心が落ち着かないのも五行で言えばごくあたり

まえの気持ちだと、安倍晴明が博雅に説いている。

このグラス。指宿悟(いぶすき・さとる)さんの作品。

これも大昔のこと、原宿のファーマーズ・テーブルで見つけてひと目

惚れだった。小振りで華奢なカクテル・グラスみたいな形は特に使い

道を思いつかなかったけれど、冷酒を飲むのにもいいかもしれない

と(お酒も飲まないのに)思い、その年の結婚記念日用にペアで買っ

たもの。なのにあろうことか滅多に器を割らない私が、ひとつ割って

しまった。ペアのグラスの片方を割ってしまうなんて縁起でもないと、

すぐに買い足すつもりがその機会を逸したまま時が経ち、ついに買っ

た店から姿を消してしまった。

もう同じものを、もうひとつ手に入れることはないのかな。

自然が作り出す形はいつも完璧だけれど、それと同じように、完璧な

フォルムを作り出せる作家がいる。

彼は紛れもなくそういうタイプだと思う。

春を通り越して初夏になると、私はガラスが恋しい。

特に今年はガラスが気になるから、そのうち街に探しに行こう。

息子と娘と私の。これよりずっと不恰好で、かわいくて、思わず笑え

るようなやつ。それに麦茶やサイダーやアールグレーのアイスティー

を入れてガブガブ飲むんだ。

ちょっとポップに色ガラスが入っていたら、なお良い。

Ibusuki_satoru

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2006年4月 7日 (金)

Finland から『SAKURA』のバッグ

Sakura_no_bag_01

最近ずっとオリジナルのフェルト制作に、すっかりハマっている感じの

フィンランド在住の Lehto さん。ご自身のブログ上でもその素敵な作

品をいっぱい載せているけれど、2月の終わりに私がこんな下手っBag_2

← ぴなイラストを書いて送ったら、上の写真の

ような素敵なバッグを作ってくれました。感動!

持ち手の皮紐を編んでくれたのは旦那さまの

マッティさんだそうです。

う~ん ・・・、夫婦合作による、なんてしあわせなバッグ。

このバッグ、名前を『SAKURA』と言います。

Lehto さん、深いグリーンからピンクにいたるグラディエーションを

見事に表現してくれました。これはどうやって作ってるんだろう? 

内側もチャコール・ブラウンのフェルトで、2枚合わせの、持ち手側

以外には縫い目の無い立体成形型。大きさは約24×26cmの

ミニ・バッグといった感じで、このバッグにはあまりモノを入れずに

サブ・バッグとして大事に使いたいと思っています。

それでさらに! 『SAKURA』から発想して Lehto さんが作ってく

れたオマケの眼鏡ケース。こちらは『YOZAKURA』。

Yozakura

写真ではグレーのグラディエーションがうまく出なかったけれど、

本当の夜桜って感じの大人っぽい素敵な色合い。

どちらも春先の花冷えの頃にはぴったりのハンドクラフトの暖かさ

で、心がほかほかになりそうな作品です。

フェルトのルームシューズやブックカバーやコースター、これから

もアイディアしだいで様々な作品に応用できそうなクラフト制作、

Lehto さんにオリジナルのフェルト小物を作って欲しいと思った方

は、ぜひ彼女のブログを覗いて見てください。ブログからショップ

にも行けるようになっています。よろしく ☆

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2006年4月 6日 (木)

花風

Hanakaze_01_1

今日はやっぱり晴れて青空。

友人のマンションの前の桜もこんな風。

「ママ、雪が降ってる!」

今朝、彼女のうちの3歳の娘はそう言って騒いだらしい。

雪と見まごうばかりの花吹雪。

この位置ならきっと部屋まで花びらが舞い込んでくるだろう。

3歳の君は明日、幼稚園の入園式。ぴかぴかの年少さん。

桜の舞い散る園庭を、セーラー服で走り回る君の姿が見えて

きそうだ。

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SAKURA ドロップス

Amenosakura_02

昨日、冷たい雨のなか咲いていた桜。

こんなのを見ると思わず宇多田ヒカルの歌を思い出してしまう。


 恋をして 終わりを告げ

 思うことは:これが最後の heartbreak

  (宇多田ヒカル 作詞作曲『SAKURA ドロップス』)


人はどうして出逢ってしまうんだろう、なんて考えていた昨日。

いま6日に日付が変わって少し経ったばかりのところ。雨はとっくに

やんで、朝が来れば太陽はまた輝いてるのかも知れないけど。

そう、今日は父の75歳の誕生日。

夜にはバースデー・ケーキを持って実家にゆく。

Amenosakura_03

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2006年4月 5日 (水)

木蓮

Mokuren_02

このところずっと桜にばかり気をとられていたら、道の途中で君に

出逢った。

近頃じゃすっかり白木蓮に主役の座を奪われた感じの君だけれ

ど、こうして見るとやっぱり綺麗だ。

花びらの外側が濃い紫と薄紫、内側は白。絶妙のバランス。

こんなところでも神様の手はぬかりない。

Mokuren_01

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テニスコートの桜

Sakura_03

去年の秋で閉鎖された、テニスコートに咲く桜です。

かつて満開の桜の下、散り始めた桜の花吹雪の下で聞こえたテニス

プレーヤー達の歓声もしないし、笑顔もないし、球を打つ、あの単調

で緩慢な乾いた音ももうしない。ちょっと、さびしい。

あの時計の針が指してるのはたぶん永遠の夏の日の午後。

なんてね。

ここは地下に電車の線路があるから高い建物は建てられないらしく、

一戸建ての分譲住宅が建つらしいと言われている。

片側は水道道路に面していて緑が多く、建物は建たないから日当た

りは良いし、隣りの敷地は御茶ノ水女子大の持つ畑で、駅からは徒

歩5、6分の近さときてる。さぞかし瀟洒な住宅が建つことでしょう。

(壊すならいつまでも放置しとかないで、さっさと壊しちまえ!)

せめて願わくは、巨木となった桜とケヤキの樹を切らずにおいてくれ

ることを。儚い望みかも知れないけど。

Sakura_04

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2006年4月 4日 (火)

’2006 お花見!

Inokashirakouen_02

今年もやってきました。毎年恒例、我が家のお花見。

我が家のお花見とは井の頭公園でボートに乗って、水上から見る桜

のこと。ついでに手に豆を作って帰って来るのもご愛嬌。

ところが日曜は一家で家を出た途端にポツポツとあいにくの雨。あき

らめて家で借りてきたビデオ『たそがれ清兵衛』を見てたそがれる頃

には外は土砂降りの雨に雷。桜も今宵限りかと思いきや、思いのほ

か強いのがまた桜。

昨日は朝から気持ちよく晴れて絶好のお花見日和!

・・・ と言いたいところなのだが、昨日の東京は強風注意報が出るほ

どの強風なのだった。で、ご覧のとおり井の頭公園の池も昨日はス

ワンの乗車は中止。水上は手漕ぎボートと足漕ぎボートだけなので

あった。

Inokashirakouen_04

我々も例年通り、手漕ぎボートに乗って、母がせっせと漕ぐのであ

る。でも、いくら力いっぱい漕いでも漕いでも向かい風に押されて前

に進まない。気づくとボートは回り始め、いつの間にか水面にまで枝

垂れたトラップのような桜の木の下に追いやられている始末。

せっせと漕いでいる母は暑いくらいなのだが、子供たち2人は涼しい

顔で、風で寒いとか言っている。いつものようにオールを置いてゆっ

くり水上で桜をバックに写真を撮ることもままならず。というか、強風

に煽られている桜はほとんどブレて白い塊になっているのでした。

かろうじて撮れたのが下の写真。すごい桜!

Inokashirakouen_06

でも、昨日はすごい強風のために操縦不能になる人が続出。

足漕ぎボートで桜の枝に突っ込んで出られなくなったり、岸に戻れな

くなったりで、そのたび通報を受けたボート乗り場のお兄さんがモー

ターボートに乗って救出に。手漕ぎボートの人をモーターボートに移

して、一度に手漕ぎボートと人が乗ったままの足漕ぎボートを牽引し

てゆく光景が何度も見られたのでした。こんなことは、ここでの我が

家のお花見始まって以来のこと。下の写真、風で水面が波立ってい

るのがわかりますか?

Inokashirakouen_01

それでも強風ものともせずに(?)陸に到着することリミットの3分前。

今年もしっかり手に豆3つもこさえて、60分に渡る水上ランデブーを

終えたのでした。降りるとき、お兄さんに「今日は救出、大変だね」

と言うと、お兄さん、うつむいて一言「ヤバイっす」。

それで強風の中お花見の後は、強風の中の砂混じりのランチ。園内

にいつのまにかできた無国籍カフェ、PEPACAFE FOREST へ。 

Pepacafe_01

下は4つのうちから選んだ、タイ風挽き肉入りオムライスのランチ。

生春巻きにコンソメスープに揚げ春巻きのサラダにTea or Coffee

で1050円也。お腹いっぱいになりました。砂も一緒に食べたと思う

けど。ちなみに海南鶏飯を食べた息子は「ぼくの食べたのが1番旨

かったと思うね。だってタイ料理でオムレツなんて邪道だよ」ですと。

いろいろウルサイ息子なのでした。

Lunch_2

裏から見たボート乗り場。

Inokashirakouen_03

そして、桜、ラクウショウに混じって、なんて新鮮で美しい柳の緑!

Inokashirakouen_07

こうして終った今年のお花見。

今度来るときは上の子が18歳で下の子が15歳。

果たして来年も一緒に来られるでしょうか ・・・

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2006年4月 3日 (月)

武蔵関公園の桜

Musashisekikouen_01

前述の石神井川の桜並木に沿ってまっすぐ行くと、そこにあるのが

練馬区立武蔵関公園。大きなひょうたん型の池に沿って様々な樹木

が植えられたこの公園は、近隣の住民にとっては憩いのオアシス。

ここは公園全体が桜というわけではないので、午後にはもう花見客も

去り、ボートに乗る人が数人、散歩途中にベンチに座って桜を眺める

人がわずかにいる程度の静けさ。それにしても水のある風景というの

はなぜこうも和むのか。近所にこんな公園があったら、夏の朝や夕暮

れなどはいいだろうなと思わせる。

公園を取り囲むように高台に建っている住宅は、どこかリゾートハウ

ス風で個性的な家が多い。日当たりの良いベランダと庭がついて、

緑の多い公園を見下ろすロケーション。

ここに来るたびにいつも、母はこんな家に住んでたらもっと幸せだった

かなあ、なんて思ってしまうのです。

Musashisekikouen_08

桜の花の下、水の上を季節が移ろってゆくね ・・・

Musashisekikouen_05

花のベンチで君と何を語ろうか ・・・

Musashisekikouen_02

ちょっと待って。オール漕ぐのをやめて、少しここにいようよ。

Musashisekikouen_03

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恋の西武新宿線

Shyakujiigawa

私はもうかれこれ十数年も西武新宿線を使っているけれど、この時期

西武線に乗ったら必ずすることがある。

それは、電車に乗ったら(西武新宿に向かって)進行方向右側に立

つこと。(もちろん帰りなら逆です。)東伏見を過ぎたと思ったら見えて

くる、武蔵関公園の緑とその間の池の水面の輝き。そして線路脇の

石神井川に沿って咲いている桜並木! 

朝の不機嫌で無機質なモノクロームの通勤電車の窓に、突然広がる

白のさざ波。初めて見る人なら思わず「わあ!」と声をあげてしまうと

思う。混雑する電車の中で、束の間ほっとする瞬間。

自然の持つパワーってほんとにすごい。

それで、なんで今日のタイトルが『恋の西武新宿線』かというと、大し

た意味はなく、その昔、そういう歌がフォークソングにあったのでし

た。毎朝、同じ時刻の同じ車両に乗って、自分の降りる駅でドアが

開くと、必ず開いたドアの前に立っていた男子学生。

いつしか、その人が「おはよう」と言ってくれるようになって、ただそれ

だけのことに毎朝ドキドキした女子高時代。懐かしいなあ。

Shyakujiigawa_01

Shyakujiigawa_02_2

Shyakujiigawa_05   

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2006年4月 2日 (日)

私の健康法

Kenkouhou_2

2日に渡って布ぞうりをアップしましたが、足は第2の心臓と言われ

る大事なところ。身体中の反射区が足の裏にあって、それをよく揉

み解して、足に溜まった汚れを落とすことで健康になる、というのが

足の健康法です。

いまや街に出るとリフレクソロジー・サロンが駅構内にもできていて、

休み時間や仕事帰りにサラリーマンが気軽に寄って20分、気持ち

良さそうに足を揉んでもらっている光景を普通に目にするようになっ

たけれど、この本はずいぶん昔にTVなんかでも取り上げられて、す

ごいブームになった元祖足揉みの中国式『官足法』です。

私にはとても信頼できる友人がいて、私はこの健康法をその友人か

ら教えてもらいました。彼女がなぜ信頼できるかというと、彼女は自

分のアンテナに引っかかったものは、一度徹底的に調べて、自分で

やってみて、本当に良いと思ったら損得関係なく人に教えてあげる人

だからで、このときも彼女は特別お金があるわけではないのに、この

本を20冊くらい買って、親しい友人や健康が必要な人にあげていま

した。私のこの本も彼女からもらったもので、今や私の足揉みのバイ

ブル。そして最後に載せたボコボコのマットは、本の中で紹介されて

いるオリジナルの足踏みマットです。当時ガンで闘病していた母に買

うと言ったら、私が買う前に彼女が送ってくれちゃいました。いまは私

の家にあって、私が愛用しています。

でも、このマット、初めて乗った人はたいていすごくビックリするけれ

ど、乗るとすごく痛い! 健康ショップなどで普通に市販されている

ゴムのマットや青竹なんてまるで話にならない。私も今では平気で

体重をかけて踏めるけれど、最初の頃は靴下を履いた上からでも

椅子の背もたれに掴まってでないと乗れなかった。でもそれだけ効

くってことで、自分の手で足を揉むとつい手加減してしまう、とか、手

に力がなくて手の方が疲れてしまう、なんてことがなくて、思いきり

自分の体重をかけて踏めるから良いです。私は一日スーツを着て

革靴を履いて都心まで通勤、仕事をしていたときは、夕方にはへと

へとに疲れて、足裏に刺激が欲しくなって、ホームの黄色いボコボ

コの上まで踏んでいました。靴の上からそんなもの踏んだって全然

意味ないんだけれど、それほど疲れていたんですね。

私は小さいときに身体が弱かったことを考えると、今は本当に健康

だけれど、今はできるだけ医者には行かない、薬は飲まない、をモ

ットーにしています。軽い頭痛や肩こりくらいだと、このマットを踏ん

で、白湯を飲んでトイレに数回行ったらすっきり治ってしまったりす

る。やり方としては、空腹時にこのマットを10分か15分くらい踏ん

で、両足を左足から、足指から膝の上まで揉み上げて、マグカップ

に白湯を2杯飲んだらおしまいです。毎日、少しでもやれば健康に

なることは間違いないのだけれど、私は必要に迫られたときだけや

っている状態。

ふだんあまり歩かない人、運動不足の人には身体に負担もなくて害

もなく、気軽にいつでもできるのでお勧めです。

私はここの回し者ではないのだけれど、私からこの本を借りて、この

マットを買った人も数人いる。なんでもそうだけれど、買った当初だけ

じゃなくて、ずっと続けることが大事です。

ちなみにこの本は、文化創作出版から出ています。

Ashifumimat_3

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作ってみました♡布ぞうり

Nunozouri_02

たまたまココログで布ぞうりや店長のブログをみつけたのがきっかけ

で、すっかり気に入って去年から愛用している布ぞうり。

店長の富本さんとはまだ一度もお会いしたことはないけれど、時々

お互いのブログにコメントしたり、私が送った清水翠のCDを気に入

ってくださって先日はライブに行っていただいたりと、仲良くさせてい

ただいています。(感謝です。)

それで昨日アップした『恋心』をオーダーしたら、なんと布ぞうりと一

緒に手作りキットをひとつ入れてくださったので、さっそくおととい作

ってみました。

じゃーん。それでできあがったのが上の写真です。

初めて作った割にはけっこう上手くできたと思うのだけど、どうでし

ょう? それというのもキットの中にとても親切で詳しい図解入りの

作り方が入っていたからなんだけど、でも実はこれ1回失敗したの

だ。一応ぜんぶ説明書きを読んだつもりで、片方作ってしまってか

らもう一度、説明書を見たら、注意書きのところに23センチで布が

3、4本も余ってしまうのは編み方がゆるいからもっと詰めてくださ

いとある。てことは23、5で3本も余ってるのはマズイってこと?

たしかに自分の作ったのを見ると厚みが足りないような ・・・

で、作り直すこと1回。今度は布をぎゅうぎゅう詰めてなんとか1本

余るだけにしてできあがりました。う~ん、できあがったのを買うの

もいいけど、自分で編むとなかなか達成感があります。なんだか、

自分の身近ないろんな人に作ってあげたくなってきました。

とりあえず4月に誕生日の人も何人かいることだし、まずは彼らに

作ってあげますか。履いてくれるかなあ。

店長のブログに投稿している人のコメントを読むと、何個か作って

慣れた人は、着なくなった自分のTシャツを裂いて、とっても可愛い

のを作ったりしている。まさに自分だけのオリジナルだし、ロハスっ

て言えるんじゃないだろうか。私ももし山の中で遭難したりしても、

山にあるツルでぞうりだけは作れるぞ、と、アホなことを子供に言っ

たりして。私もそのうちリサイクルでも作ってみたい。

一日中、靴を履いているサラリーマンなんか、家に帰ってこれを履

いたらとってもほっとすると思うし、フローリングの床の上を歩いて

もスリッパみたいにバタバタ音がしないので、私みたいに夜中にキ

ッチンに立ったりする主婦にも良いと思います。お勧め。

小さな子供の柔らかな足にもいい。

ちなみに去年買った『赤とんぼ』とくらべると、こんな感じ。

Nunozouri_03

ぎゅうぎゅう詰めて編んだけれど、くらべると私が作ったのが大きい

のがわかると思います。なのでこれは色もチューリップみたいでか

わいいので、私より足がデカイ(なんで最近の女の子って足が大き

いんでしょう?)娘にあげることにしました。下は履いたところ。

かわいいでしょう? 店長、どうもありがとうございました。

Nunozouri

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2006年4月 1日 (土)

『恋心』という名の布ぞうり

Koigokoro

今日から四月。

四月って特別な響きがする月のように思うけれど、そう思うのは私

だけだろうか?

数日前、コットンBs さんにオーダーした布ぞうりが届いた。

『恋心』、という名の布ぞうり。

毎月ネーミングも苦心して新作を出されている店長の富本さんだけ

れど、苦労しているだけあって、毎月、季節感のある可愛くて素敵な

布ぞうりを発表しています。(今月は海がテーマ)。

これは2月の新作で、サブタイトルに『バレンタインの情熱』 と付けら

れた布ぞうり。ずっと気になっていたのが追加生産になっていたので

やっとオーダーしました。写真では濃いピンクみたいに写っているけ

れど、実際は濃い緋赤と黒の大人っぽい組み合わせ。地はリブニット

で編まれているので普通の布ぞうりより厚手で、太目の鼻緒も柔ら

かくて、ふんわり。気持ちいい。

これから徐々に暑くなる季節は裸足が心地よい。(1年中、布ぞうりを

愛用している人は、5本指ソックスを履いて布草履を履いているそう

です。) 足にもいいし、健康にもいい。

私は初夏から秋の始めまで、家では布ぞうり、外ではカジュアル下

駄(裏にラバーが貼ってある下駄)です。もはや定番。

履いたところはこんな風。

Koigokoro_02

ところで、今日の東京は晴れて絶好のお花見日和(都内の桜は

どこも満開)だけれど、明日は花散らしの雨になるそう。

ハズレろ! 天気予報。 

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春の歌

Haru

重い足でぬかるむ道を来た トゲのある藪をかき分けて来た
食べられそうな全てを食べた

長いトンネルをくぐり抜けたとき 見慣れない色に包まれていった
実はまだ始まったとこだった

「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた
心 いま放て

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか? 遠い空に映る君にも

平気な顔でかなり無理してたこと
叫びたいのに懸命に微笑んだこと
朝の光にさらされていく

忘れかけた 本当は忘れたくない
君の名をなぞる

春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな どこまでも続くこの道を

歩いていくよ サルのままで孤り
幻じゃなく 歩いていく

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか? 遠い空に映る君にも

春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな どこまでも続くこの道を

(スピッツ/作詞作曲:草野正宗『春の歌』)

Haru_01
****************************************************

デビュー15周年を迎えたスピッツだけど、多少の音の変遷はあるも

のの基本的にはほとんど変わってない。

草野正宗のスタンスも詩の新鮮さも歌い方も、驚くべきことにルック

スさえそれほど変わっていない。それで飽きられたかというと全然そ

んなことはなく、彼らを支持する層はティーンエイジャーから団塊の

上の世代までと実に幅広い。相変わらず薄い胸に内なる野生を秘

めたデリケートにして骨太なこの少年のような草野正宗は、女の子

が瞬く間に駆け抜ける一過性の光のなかで輝き続ける。

彼の声と同時に、それこそが稀有な存在。

彼らには明日、壊れてしまってもおかしくない危うさと同時に、春が

来ればきまって同じ場所に芽を出す雑草のような逞しさがある。

私が撮りたかったのは桜と青空と、そこに浮かぶ一片の白い雲だ。

春なのにブルーな君に、届け! 春の歌。

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