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2006年3月21日 (火)

桜の器

sakura_no_utsuwa_02

先日、高知県が早々に桜の開花宣言をしてから、ブログでもそろそろ

桜の写真が見られるようになりました。

桜というのは本当に特別な花で、毎年ポップスの世界でも桜をタイト

ルにした歌は必ずヒットするし、日本人なら誰でも桜が嫌いな人はい

ないと思うけれど、私も桜が大好きで、桜が咲く頃になるともうまった

く落ち着かない。毎年きまって桜は咲くけれど、今年の今日、いま一

瞬の桜を好きな人と見られるかどうかというのは、私にとっては毎年

とても重要なことで、それは男の方にはなかなかわかってもらえない

ことかもしれないと思う。

そんな風なので、私は桜が描かれた器も大好きで、あっという間に

咲いたかと思ったら散ってしまう桜を少しでも愉しむために、家では

この時期だけの器を使います。上は清水焼の土ものの銘々皿で、

土ものでも清水だとさすがに薄くて軽い。うっすらピンクがかった光

沢のあるベージュの皿で、これはどんな和菓子とも合わせやすい。

下は女性作家による手描きの桜の湯のみ。写真にはよく映らなかっ

たけれど、ピンクとグレーの窯変がほどよく出た優しい器。

sakura_no_utsuwa_05

これは見たことある人もいるかもしれないなあ。

私は老舗の某有名器ショップにいたので、そこのオリジナルです。

同じデザインで大きい銘々皿や小鉢もあるのだけれど、私にはこれ

くらいの豆皿のほうが使いやすい。

sakura_no_utsuwa_03

これも作家物の桜の箸置き。

sakura_hashioki

そして最後はこの時期だけじゃなくて、私が一年中使っているお茶碗

です。荒木義隆の作品で、渋い地の色とマッチした自然な手描きの

桜の見事さに惚れこんで買ってしまったもの。とても柔らかい土もの

で、使っているうちに縁を小さくチップしてしまったのだけれど、ただ

単に高かったという理由だけじゃなくてとても好きなので、気にせず

使っています。私はこの桜のお茶碗を使うことで、心の贅沢をずい

ぶんもらった気がする。

sakura_no_utsuwa

お茶碗の中にも桜が描かれて。

sakura_no_utsuwa_01

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好きな器いろいろ」カテゴリの記事

コメント

桜の器もいいけれど。画像も美しい奇麗に取れていると思います。ネットショップにも使えそうな感じです。イタリアの酒場の絵御覧頂き有難うございます。仰るとうりスペインは行けたら是非にも行きたいところです。絵になる材料は豊富だろうと思います。イタリアの絵、実は二人の人物は年齢を若く描きましたイタリアの古い街をいやと言うほど見ましたが。何処へ行っても古い町には年寄りしかいなくてその暇な年寄り達はよれよれの背広にネクタイをして何をするでもなく何人もの老人がたたずんでいます。その年寄りがテーブルに座っていたのですが年寄りでは面白くないと思い若く描いたのです。今の若者は背広を着て酒場などにはいませんね。

投稿: itio | 2006年3月21日 (火) 01:32

本当にそうですね。。。日本人にとって桜って特別ですね。
桜前線なんてあるのですから・・・外国の方にはとても
理解してもらえない感情でしょうね・・・
それにしても以前soukichiさんは器屋さんに
お勤めされていた事が頷ける桜の器の
コレクションですね。どれもこれも素敵~♪
桜の箸置きも最後のお茶碗も私好みですぅ。。
在原業平の歌で
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし・・
が大好きな凛です。

投稿: | 2006年3月21日 (火) 10:44

お花見は毎年、弁当と茶箱を持って野点をします。
最後の土の香りのする焼き物に、さくらのはなびらが
とても素朴で綺麗、山里のさくら吹雪を連想します。

投稿: みちこ | 2006年3月21日 (火) 11:31

いいっ!!この桜たち、すてき!!
特に最初のお皿!!!!う~んってうなってしまったよ。
季節季節の風物をこうやって器や着物で表現し使って身に着けて楽しんできた日本人の感性の豊かさは自慢の種です。
桜小紋の小袖とか・・・はあ~、さらりと着たいね。

フィンランドも割りと季節の移り変わりに敏感で、その時期だけに食べるお菓子や料理がたくさんあります。

投稿: lehto | 2006年3月21日 (火) 15:41

今年の桜を誰と。ってすごいわかる。
あとは 紅葉の京都・・

クリスマスよりも。

関係ないけど 自分は金魚柄好きです。

浴衣は 鯉ですが、夏は涼しげで。

投稿: MOAPA | 2006年3月21日 (火) 21:22

itio さま、ほんとですか?
私は画像的には不満なんですけど。
私は蛍光灯の灯りが嫌いなので電球色の灯りをつけているんですが、ダイニングルームは昼間でも電気を点けていないと暗いので、
自然光で写真を撮れる場所が限られてしまうんです。
私のコンデジでは、一眼レフのように対象にきっちりピンを合わせて
背景はすっ飛ばす、なんてことができないものですから。

あの絵の不自然さは、実は少し気づいてました。
物語の中のワンシーンみたいで。でもそれが良いと思ったけれど。
スペイン、いつか行きたいですね。
パブロ・ピカソとパブロ・カザルス、2人の天才パブロが生まれた国ですもの。

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 21:54

凛さま、
在原業平の歌、素敵!
まさにそういう感じです。
昔の人も桜のせいで春は落ち着かなかったのね。そうかあ。
そう言われるとちょっとほっとするね。
私も桜の詩があるんだけど(自分で言うのもなんだけど)、なかなかいいんだよね。
あ、こんなとこに書いちまった。

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 22:00

こんばんわ。上の2枚、下の2枚の写真の器は萩焼きにちょっと似ていますね。最近は萩焼きもこのように絵付けをする作家が
時々いてます。可愛く描かれていると本来の焼き物の良さより
それに引かれて買われる人も結構いてるようです。
萩焼きも、昔みたいに作れば売れる時代と違い、窯元は大変なようですよ。

投稿: うー | 2006年3月21日 (火) 22:08

みちこさま、そうでしょう?
私もこれが一番好き!
器も着物も渋いくらいが好き。
渋いなかにほんのり色があるのが色っぽい。
持った感じもとても良いんですよ。
でもそんな世界にひとつしか無い器の縁を欠いちゃったのよね。少々、涙・・・

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 22:10

lehto さん、ありがとう。
ほんとにそうよね。そう思うわ。
日本人はその感性をずっと大事にしていかなきゃね。
あなたの好きなこれは清水焼。実際いいのよ、これ。
薄くて軽くて、カラリと焼いてある感じ。
ただし清水の土ものもやっぱり柔らかいので欠けやすいですね。

フィンランド製の器もいいよね。シンプルで。
ARABIAとか。いくつか持ってます。
北欧テイストって日本人は大好き!

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 22:18

MOAPAさま、
そう。あなたはわかってくれるのね。

私、去年も着ないで終った浴衣をしまいながら、その浴衣に願かけたのです。来年、桜を一緒に見る人と、これを着て花火に行こうって。
黒の疋田に桜の絞りの浴衣。
浴衣だけど薄いピンクの半襟つけて、浴衣が地味だから帯も落ち着いたピンク系でしょうか。それだと下駄も新しいの買わないとな。
今年もお蔵入りにならないといいけど。
私、今夜はお喋りですね。アルコールも入ってないのに。
軽くやばい?

金魚柄は私も好きです。
リサの小さいときのじんべえさんの柄でした。
かわいかったなあ!

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 22:30

うーさん、
桜の柄は難しいです。可愛く描いてしまう人が多くて。
私は可愛いのも華やか過ぎるのも駄目。

器はもう売れません。
景気が回復しつつあるという今はどうなのかわからないけど、私が
ショップ店員だったときは、もうすでに売れませんでした。(というか、物販全体がもう駄目でした。)
器は一度買ってしまったら壊れてしまうまで買う必要はない。
それ以上に欲しいと思うのは贅沢だから。
心の贅沢を解する人がいる一方、器なんて100均でいいと言う人もいて悲しくなりました。良い器というのは、たとえ買ってきたコロッケ
1個のせても良く見えるもんです。
有田焼の町、有田では、焼き物が売れなくて自殺する焼き物業者が増えていると聞きました。悲しいですね。

投稿: soukichi | 2006年3月21日 (火) 22:41

お久しぶりです。
この桜の茶碗・・・色っぽい。ご飯おちょぼ口で食べなきゃですね。
 東京では、桜も咲き始めたようですが、こちらは、ようやく何気に歩いていて、梅が咲いてるのに気がつくようになりました。

投稿: angelseed | 2006年3月22日 (水) 15:39

昨日東京も、ついに桜の開花宣言あったそうですね。
今日は高知県は雨で、桜が週末まで保つかどうかとアチコチで心配してます。雨の中大挙しての花見酒はちと辛いし!
盃に花を映して飲む酒に、ハラリ舞い散る花弁ひとつ…なんてオツなもの…と騒ぐのも毎年の座興で、あくまで表面は賑やかに呑み唄い浮かれまくる。最近はどうだか判らないけれど、私の知ってる高知の桜の正しい(?)観方は、そんな風(^_^.)
でも友人たちのロマンスは秘かに静かに進行していて、葉桜の頃に露見。ジューンブライドは私、結婚披露宴に引っ張りダコでモテたなぁ。今は昔。それでも愉しかったわ~♪
そうきちさんのきれいな桜の器を眺めていると、とてもいい気持ち。大袈裟でなく、心が清められる気がしますよ。そうだなぁ~私ももう一度、器を吟味して揃えてみようかしら?百均止して(でもこれも決断してのことなんだから、も一回よく考えようっと、ハハハ)
ところで冒頭の美しい器にのせた桜もち。うちの地方のとは違ってとても上品な感じね~。高知県のはもうちょっと田舎のお饅頭っぽいです。よかったら、どうか桜の散らないうちに食べにおいでて下さいな。。。(^^♪ケータイで画像送るわね~

投稿: リサ・ママ | 2006年3月22日 (水) 17:18

angel さま、
とんでもない!
このお茶碗けっこう大きいのよ。それにたっぷりご飯を盛って、ばくばく食べる私なのだ。ご飯好きだからね。
でもこの桜のお茶碗、色っぽいでしょう?
こんな着物もいいわよね。地味ななかにも花があって。
あ、そうだ。津森順さんという絵描きさんが着物に描く桜もほんとに
素敵なのよ。
桜は男の人の手によるものの方が色っぽい気がします。

投稿: soukichi | 2006年3月22日 (水) 23:14

リサ・ママさま、東京もいま雨が降っています。
でもこの雨が桜の開花を遅らせることはないと言っていたけれど。
私はお花見はもっと静かに粋にいきたいなあ。
どんちゃん騒ぎはパス。
桜の花が見えてきたと思ったら、お酒の匂いがして、大音量のカラオケと酔っ払いの歌声、なんてかなわない。私ならすぐに退散。
友人家族と一緒に花ござ敷いてお花見弁当ひらげて・・・か、恋人と手つないで静かにお花見散歩、あるいは深夜にほろ酔い気分で独り夜桜、とかね。
あれは19歳のときだったかなあ。恋人と雨のなか傘もささずに見た桜。多摩湖近くの桜林の下。他には誰もいなくて、ときどき抱き合ったリして。
桜は、集団と騒音のないところで静かに愛でたいです。

投稿: soukichi | 2006年3月22日 (水) 23:43

桜のご飯茶碗、すばらしいですね。
お人柄が偲ばれます。

トラックバックさせていただきました。

投稿: school-t | 2006年3月23日 (木) 11:35

school さま、
ありがとうございます。嬉しいです。
お人柄なんて。私はこの歳になってもまだお転婆が抜けないだけなんです。あと5年もすれば落ち着くでしょうか。
感動体質で思ったままを言ってしまうところがありますが、悪意も
他意も全然ありませんのでお許しください。
お嬢さん、元気になられてほんとによかった!

投稿: soukichi | 2006年3月24日 (金) 00:38

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