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2005年9月20日 (火)

蜘蛛の糸

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きみは幻とうつつを区別できるのかい

君の人生って何だったの、けっきょく

心もとないがせめてきみの好きなクモの網みたいに

粘っこく美しい余生を送らんことを


(北村太郎/詩集『おわりの雪』より『きみの人生』終わりの4行)

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東京は曇りの火曜のあさ、ベランダでサマースノーという薔薇の

枝に張った、蜘蛛の巣を見つけました。

小さな蜘蛛が作ったとは思えない緻密なその形。

それはまるで小さな住人の天空の楼閣。

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日常のなかの詩/詩のある日常」カテゴリの記事

コメント

>小さな住人の天空の楼閣。
くもの巣をそんな風に思ってみた事はありませんでした。

生きとし生けるもの、よく見れば美しいんですね。

投稿: school-t | 2005年9月20日 (火) 08:57

school さん、おはようございます!

私いま、ハッと気づいてブログ直したところ。
今日、月曜って書いてました。火曜なのに。
連休ボケですね。駄目だわ。

>天空の楼閣
school さんは笑っちゃうかもしれないけど、私は魂だけは詩人の魂なのです。詩人の血。こう書いてしまえることがすでに頭おかしいですね。笑ってください。
いつも引用する北村太郎は若くして恋愛結婚したとき、もう詩を書くのはやめようと思う。きちがいの仲間に入りたくないから。でも夏の海で愛する妻子を失って、そのあと再婚するんですが、50を過ぎてどうしようもない恋に堕ちて出奔する。それで寡作だったひとが一気に多作になって、後でそれを回想して言う。結局、僕は詩を書くのをやめなかった。それは、きちがいの仲間に入ったからだろう、って。私は自分がきちがいの部類に入るのか、入りたいのかわからない。週初めからヤバイことになりましたが、私は新しい眼鏡をかけた理知的なschoolさんのお姿を勝手に想像しております。

投稿: soukichi | 2005年9月20日 (火) 09:52

朝、ごみ捨てに外へでると必ず蜘蛛の巣に引っかかる。
蜘蛛なんて嫌いだと思うけど・・・朝蜘蛛は縁起がいいから
殺したりしない。家を守ってもらっている。蜘蛛が巣を作っているのを見たことあるけど・・・・農道を横切って蜘蛛が張ってあってどうやってこんな距離を糸を渡すのか不思議?それにしても編み物のように順番があるのか?何か約束事はあるのだろう・・・。
 そうきちさんのベランダはひろいのかなー?いろいろrなバラが咲いてますよね。家にもサマースノーあります。青林檎に絡まって育ってます。名前といい咲いた姿といい好きなバラです。

投稿: angelseed | 2005年9月20日 (火) 17:14

angelseed さん、
とんでもございません。
うちのベランダは狭いです。そうじゃなくてもあまり広くないところに、所狭しとバラの鉢が置いてある。もうたぶん限界だから、秋のローズカタログなど取り寄せないほうが身のため。今年こそ12月にバラの土替えをしなければならないことを考えると少々憂鬱です。自転車でホームセンターに10キロ入りの土を数袋、買いに往復すること数回。それを4階まで持って上がるのがまた一苦労・・・、大変なことになりそうです。ああ、そうだ。バラきちがい、という点では私はすでにきちがいか。朝見る蜘蛛は縁起がいいのね。よし。覚えておきます。

投稿: soukichi | 2005年9月20日 (火) 17:37

綺麗に撮れてますね~
蜘蛛の糸・・私は芥川を思い出しちゃうけど、余りに月並
でもジャズの歌詞とかには結構ジンときますね
やはり恋の歌が多いけど人生を歌ったものも多いのよね
soukichiさんは女盛り真っ最中なので恋の歌かな?

投稿: hirary | 2005年9月20日 (火) 21:50

人の一生、あっけないですね。以前、時々お酒を飲みに行ったりして交流のあった、陶芸作家が亡くなりました。昨日、葬儀があったのですが参列者の多くが、“何でこの若さで”と口々にささやきあっている。私も、三ヵ月ぐらい前にこの人のことには小耳をはさんだことはあったのだが、まさかこんなに早くとは予想もしていなかった。彼なりに楽しい人生を送ったようだがあまりにも短かった!

投稿: うー | 2005年9月20日 (火) 21:51

soukichiさん
僕、大学の時に研究室で、気象学の真似事してたんですよ。

研究の内容は、係留気球という3m位の真っ赤な金魚みたいな形の気球にヘリウムガスを詰めるんです。で、それを300m位の高度で一日中係留しておいて、上空の気温と湿度を量り続けることだったんです。

で、それはいいんですけど、夕方気球を下ろすと、気球と地面を繋いでいる糸のところにスー、スーってくもの糸が引っかかってるんですよ!
300mの高さにあった糸を辿ってよく見ると子蜘蛛がね、パヤパヤーってくっついてるんですよ(^^)。

多感な時期だったんで、何かすごくジーンとしました。あんな誰も知らない高いところで、たった一匹でお前らは旅してるんだなーって。
くもの巣は、その全くの行き当たりばったりな旅から、粘っこく美しい自分の生活を作っていたんですよ!!

投稿: bigbirdman | 2005年9月20日 (火) 22:33

hirary さま
私もあなた様と一緒です。お釈迦様が垂らす一筋の蜘蛛の糸。
子供の頃の私に『地獄』の概念を強烈に(映像として)叩き込んだのがそれですから。
女盛り、か・・・。久しぶりに聞いたな、その言葉。
そんなのとうに過ぎた気もするし、そんなの私にあったっけ?とも思う。白いシャツのボタンを上まできっちりとめて着る私としては少々、微妙なお言葉。hirary さんの書くものを読んでいると、たぶん同年代でしょうと私は思っているのですが、違うのかなあ?

投稿: soukichi | 2005年9月20日 (火) 23:37

うーさん、
それは辛かったですね。お察し致します。
私ももうずいぶん昔のことになるけれど、夫婦ともに友人だった旦那さまのほうが仕事帰りにバイク事故で亡くなって、まだ彼も若かったし、お子さん2人も小さかったので、とても辛かったです。奥さんのほうは私の親友で、彼女の片想いが成就しての結婚で、その経緯を全部見ていたから、彼女の心中を思うと本当に辛かった。雨の夜、5月5日のこどもの日の前日の夜の事故でした。私は子供に、人なんていつどうなるかわからないのだから、出掛けに喧嘩したまま出て行ったり、友達と喧嘩別れして帰って来たり、電話を一方的に切ったりするのはおやめなさいといつも言っています。阪神大震災のときに本当にあった話を持ち出して。
お互い、日々、悔いのない人生を送りましょう。

投稿: soukichi | 2005年9月20日 (火) 23:56

bigbird さん、
それは素敵な話ですね。私も前に見たことあるよ。
『驚異の虫の世界』みたいなドキュメンタリー番組で。小さな蜘蛛が細い糸つけて上空をかなり長いあいだ飛行するのを、とてもきれいな映像で見せてました。太陽光線で蜘蛛の糸がキラキラ光ってね、ロマンを感じた。
でも、あらゆるところにストーリーを見つけるフクロウさんは、ロマンティストなんだな。で、センティメンタリスト、でもあるよね(^-^) 
(余分なことだけど、毎週、私は子供と映画を見てるんだけど、今夜見たのは最低最悪のミスチョイスでした! 退屈な上に気分が悪くなって途中で見るのやめていま返して来ました。私たちは最低な気分で、とうぶん中国映画は見るのやめようと言ってます。ああ、ほんとに疲れた・・・。映画のタイトルは書かないけど。)

投稿: soukichi | 2005年9月21日 (水) 00:13

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