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2005年8月14日 (日)

一瞬のバラ

なんて、もろくも儚いその形状

antique1

生きてるって不思議だ。

このバラはこんな風に咲くバラじゃない。

本当はミニチュア・ローズらしい、かちっと整った花型なのだ

けれど、何度も開花を繰り返すたびに、徐々に力を落とした

果ての、一瞬の表情。でも、もともとの咲き方より、こちらの

ほうが、ずっと風情があったりする。

この写真は、激しい雷雨が来る直前に撮ったものです。

バラが美しく咲いているときに愛でる人は多い。でも枯れ始

めたときを含めて、咲いてないときに愛せる人はどれくらい

いるだろうか? 人間もまたしかり。

女の容色は1年ごとに確実に落ちる。

どんなに変わらず若さと美しさを維持しているような人であって

もそれは必然であり、同時にそれはとても自然なことでもある。

いつか『パーフェクト・ローズ』と書いたけれど、どんなに完璧な

バラも、もっとも美しく咲いている時間は、ほんの僅かなのです。

写真を撮り始めたときと撮り終わりでは、もう違っている。

しかも1年のうちでバラの開花期というのはきわめて短い。

一季咲きのオールド・ローズなら、6月の、ほんの2週間程度。

だからバラを育てるってことは、花が咲いている時を1とするな

ら、咲いてない残りの時間の99を、まるごとホールドするって

ことなのです。

そして、それはそのまま私にとっては『愛する』ということなのだ

けれど、それを男に求めたりするのは、とうてい無理ってこと

なのだろうか・・・

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コメント

それにしてもうつくしい。
はかないものはうつくしい、というけれど。
この世に永遠に変わらず続くものがあるとすれば、
それは愛?
それを信じていたい。
形や表現は変わっても、本質は変わらない。
それを信じる気になれたのは生まれて30年目。
もしかしたらやはり変わりゆくものだと、
そう思う時もくるのかもしれない。
だけれど、今はただただ信じていたいなと思います。

投稿: なおこ | 2005年8月14日 (日) 23:28

この世に永遠に変わらず続くものがあるとすれば、それは愛、
か・・・。直ちゃんはロマンティストだな。

私は前にもこのコメントに書いたけれど、この世の中に存在する
もので、変わらないものは何ひとつ無いと思ってます。
変わるということを、あまりネガティブに捉えてないかな。
変わっていくこと自体はとても自然なことで、その変わってゆく
ものを同じ眼差しで見つめ続けることができたら、それが愛なん
じゃないかと思う。たとえ近くにいなくても。

投稿: soukichi | 2005年8月15日 (月) 00:08

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