2017年3月22日 (水)

いつもの朝ごはん

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今日めずらしく娘は早起きして出かけて行った。
昨日の夜、職場のちょっと気まぐれで自分勝手なベトナムの女の子からランチに誘われたって。どうやら今日が彼女の誕生日みたいで、なんだかはしゃいでいたって。抹茶のベーグルだけ食べて。
その女の子からは京都に行く前に蓮の葉茶をたくさんもらって、そのお返しに祇園で和菓子を買ってきていたからちょうどよかった。
晴れてるけど風がつよくて寒い朝。

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2017年3月21日 (火)

京みやげ

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うちの父は変わった人で、ふだんスーパーマーケットに日常的な買いものに行くのは好きなのに、出かけた先では頑としてお店の中に入ってこようとしない。その季節ごと、寒いから中に入れば、とか、暑いから店の中で待ってれば、といっても店の外で仁王立ちして待っているので、こちらとしては落ち着いて買いものすることができずにそそくさと店を出ることになる。
今回の京都でもやっぱりそうで、娘からはお餞別をもらっていたりしたから行く先々でちょっとした時間をみつけては買いものしてたけど、お土産をまとめて見たのは帰る間際の昨日くらい。でもそのときには旅行バッグを持ってて重いし、もう疲れてどうでもよくなってきて、ぜったい買うつもりでいた漬け物もちりめん山椒もあきらめて河原町通からバスに乗った次第。

それにしても昨日、夕方の京都駅の土産物売り場は凄かった!
三連休の最終日で帰る人でごったがえすなか、妹が大量にお土産を買うのを父と待ち、代わりに自分は息子からのミッションの『抹茶の生チョコレート』を探して駆けずり回ることしばし。最後にみつけたときにはレジの前の長蛇の列を横目に、こんなに並んで買うのに一箱なんて馬鹿らしいとばかりに冷蔵品のチョコレートを二箱取り、そのときになって娘に頼まれた生八つ橋をまだ買ってないことに気づいて一緒に買ったのがこれ。
宇治総本家辻利の宇治抹茶の生八つ橋。
いつもは王道、聖護院の生八つ橋を買うのだけれど、行く先々どこに行ってもあるので逆に手が出なかったのでした。

聖護院のと違うのは、外側の求肥も抹茶味、中身も抹茶餡、そして後から振りかけるための抹茶糖が別添されていること。
圧倒的な抹茶感。
わたしはあんまり甘くなくて爽やかな抹茶の苦みが新鮮なこっちのほうが好きだったけれど、つぶあん好きの息子は「いつものもいいけどね」とのこと。

昨日、「できたての阿闍梨餅はこれで最後!最後!」の威勢のいい売り声につい余分に買ってしまったと妹が新幹線の中でくれた阿闍梨餅もとってもおいしかった。
最後の最後でお土産買うのに奔走し、帰りの新幹線ではみんな疲れて終始無言で途中から父とわたしは眠りこけ、品川駅に降りた瞬間に妹が「東京だー!」と言ったのが実感こもってたな。どんなに京都がうつくしくても、日本でいちばん空気が汚れているのが東京でも、わたしたちみんな東京っ子。東京がいちばん落ち着く。帰りは妹もわたしも荷物の多さ重さににめげて夕飯食べるのもあきらめてすぐに山手線に乗ってまっすぐ帰ってきた。
けっきょく京都ではイノダコーヒにもフルーツホソカワにも行けなかったし、抹茶パフェも大好きな京都のみたらし団子も食べられなかったけど、なんだか大げさじゃなく今年の一大ミッションをやり終えた感じ。お財布はスッカラカンになったけど、これで肩の荷がひとつ降りました。なんだか気が抜けた。
この三連休、何はともあれ、お天気に恵まれたのがよかった。
それに人にも恵まれた。
感謝、感謝の気持ちでいっぱい。

今日、外は解き放たれたようにつめたい雨。

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2017年3月18日 (土)

京都1日め

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妹から「三月に平日の三連休があって、こんなチャンスはまたとないからこの機に父を京都に連れて行きますか」とメールがきたのは年明け早々のこと。
ちょうど、今年はなんだか早いスピードで物事が動いていきそうな気がするなあ、と思っていたところだったから、ここでもこれまでなかなか動かなかったものが動いた、と思った。
ばかなわたしはカレンダーも見ないで、てっきり三月の平日にそんな休みがあるのかと思って「いいね!」と即答したものの、どうやらそれは妹の職場都合でできた休みだったらしく、わたしは二日ばかし会社に休みをもらわなければならなかった。でもちょうどそのころ会社でいろいろもめてることがあってなかなか言い出せずにいるうちに、なんと妹の会社のトップの一言で臨時休暇がなくなり、せっかく探して申し込んだツアーをキャンセルしなくちゃならなくなったという。残るはふつうの三連休だけど、ただでさえ一年中混雑している京都、そこへもってきて学生が春休みの三連休、ツアー料金は2万円アップ、歩けない年寄り連れ、となったらもう苦労は目に見えてるから、そこでいったん気持ちが落ちてしまったのだけれど、でも気を取り直してやっぱり行くか、となった。もう今年、父は86なのだ。次はいつ行けるとも限らない。
最初に予約した格安ツアーは市内中心部からちょっと離れたところにあるホテルだったけど、2回めに予約したホテルは京都駅からタクシーで15分の立地。
賑やかな三条通でタクシーを降りると、繁華街にあってモノトーンの看板が目立つホテルは、一瞬どこが入口だかわからないスタイリッシュなデザインで、「見るからにアーバンシティホテルって感じで、ジイと泊まるにはちょっとカッコよすぎるくらいだね」と妹といいあう。

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まずはチェックインして部屋に荷物を置き、さあ、夜のお散歩へ行こう♪ と外に出たものの、久しぶりの京都でどこをどう歩いて行ったらいいものやら、さっぱりわからない。
おまけに三連休の初日の土曜日の夜とあって、どこもかしこもすごい人。
川の流れのような人波に連なって父の歩くテンポで歩いていると後ろから来る人にどんどん追い抜かされる。すぐに若い女の子から「うっとうしいなあ」と京都アクセントで言われて睨まれてしまった。横を通り過ぎていくバスに乗ろうにも、まちなかのバスの路線がさっぱりわからないし、バスはバスですごく混んでる。
しばらく河原町通りをまっすぐ歩いてみたものの、これじゃ東京にいるのとぜんぜん変わらない。父を見ればすでにもう悲壮感が漂ってるし、夜風は寒くなってくるわで、しかたなく空車のタクシーを捕まえて花見小路に向かった。

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祇園・花見小路。
花見小路は三条通から建仁寺までつづく約1キロの道で、由緒ある京料理の店や茶屋などとともにバーやカフェ、お菓子屋や趣味の店など数々の銘店が並ぶ祇園の中心を貫くメインストリート。
ここまで来るとさっきまでの都会の街とは一転、古き佳き時代の情緒ある町なみが広がる。ここもすごい人だけど、明らかに違うのは地元の人より観光客が多いこと。
派手なレンタル着物を着て自撮り棒でポーズを決めるのに夢中な若い女の子、外国人カップル、家族連れ、熟年夫婦、老若男女いろいろ ・・・・・

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そんな中でもう夜の7時をまわったのにまだ郵便物を配っているポストマンもいて。

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わたしは初めて持った一眼レフがマニュアル機だったから手振れにはすごく強いんだけど、なんたって夜なのにノン・フラッシュで撮ってるからちょっと動くとブレてしまう。でも、そのブレが自分的にはよかったりして。

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渋い料亭の前を行くクールな女の子3人。

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花ぎおん。
こんな色を見るとウォン・カーウァイの映画を思いだすなあ・・・・・・

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おとうさん、ここお茶屋さんだよ! お茶屋さんなんてはじめて見た! と、はしゃぐ妹。どこまでもおのぼりさんなわたしたち。

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バーなのか飲み屋なのか飲食店なのか、『いちげんさんお断り』な風情の店が立ち並ぶ、妖しくって魅力的な路地。

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通りのあちこちに貼ってあった、『都をどり』のポスター。
男の人っていうのはいくつになってもきれいな女の人に弱いもので、ここに来た目的のひとつには父のいう『べっぴんさん』に会えないかというのもあったのだけど、残念ながら本物の舞妓はんやにも芸者さんにも遭遇できませんでした。

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両側にお店が建ち並ぶ通りの端から端まで歩いたってたいした距離じゃないのだけれど、べっぴんさんにも会えないし、もう歩き疲れてしまったのか、父が「もう8時だぞ」というので、その声を合図に入り口付近でみつけた手頃な店に入って、京都に来て最初の食事をとりました。

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鶏そぼろごはんに茶碗蒸しに山椒が利いたお味噌汁に京のおばんざいセット。
なんてことないけど、お惣菜がみんな濃くも薄くもないちょうどよいお味でおいしかったです。なんといってもおいしかったのは、あぶった湯葉田楽。
絶妙なもちもち食感!

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食後は祇園商店街を少し歩いて、通り沿いにあった和菓子屋でちょこっとお土産を買って、またタクシーに乗ってホテルに帰る。父は久しぶりの遠出で疲れたのか、ちょっと風邪気味だとかいって我々をあわてさせ、妹に風邪薬を飲まされて早々にお風呂にも入らずに寝てしまった。部屋の電気を消したらすることもないのでわたしも10時半にはベッドに入って、10時半に寝るなんて何年ぶりだろう! こんなに早く寝れるかなあ? といってる妹を尻目にいつのまにか眠っちゃいました。

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2017年3月16日 (木)

申し送り

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土曜日、妹は午前中仕事をしてから家を出るので、歩くのが遅い父を連れてじゃ気が急くだろうと、一足早くわたしが父を連れて出ることにした。
妹とはすでにそういう話になっていたけど、父には直接顔を合わせてそう言わないことにはわかってもらえない気がしたから夕方、申し送りのために実家に行った。
いつもカギのかかってない玄関のドアをあけて「こんにちは!」というと、父はわたしが来ることを知らなかったのか、ちょっと意外そうな顔をして、それからうれしそうに笑った。
父が笑うとほっとする。
眠ってる小さなこどもの姿は天使みたいだけど、にこにこしている年寄りも天使みたいだといつも思う。両者はたぶん、そう遠くないところにいる。

土曜から留守にするからどうしようか迷ったけれど、明日からお彼岸だしと花を買ってきて正解だった。
母の仏壇の花はすっかり萎れて干からびていた。
以前、仏壇の花を買ってくるのは父の役割で、父はそれを楽しみのひとつにしているからと妹に聞いていた。でも最近は父のボケが進んで、いくら言ってもおなじものばかり買ってきてしまうことからどうやらおこずかいを減らされたらしく、それに週3日デイサービスに通っていることもあって、前ほど花を買えなくなったらしい。
花を活け替えて、近所の和菓子屋で買ってきた打ち菓子もお供えしてお線香をあげた。

父はいつものように大きな音でテレビをつけていてうるさかったけれど、それに負けないような声ではっきりとゆっくりと土曜日のことを説明する。
父はわたしの顔を見ながらしっかり聞いていたからそれでわかってくれたかと思ったら、わたしが話し終わると「じゃあ、土曜日はここから3人で行くんだね?」と平然とした顔で訊く。
いや、だからそうじゃなくってさ、と言いながら、こんどは近くにあった紙に大きく字を書きながら説明したら、ようやくわかってくれたようだった。
それをカレンダーの18日のところに貼る。
そしていつものように父は、おとうさんはこれまでいろいろなところに行ったけど、四国にも東北にも北海道にも行ったけど、それに奈良にも沖縄にも行ったけど、京都にだけはまだ行ったことがないからさ、と話しはじめた。
「泊まるのは一泊でしょ?」というから、「2泊だよ!」といったら「へえ」と驚く。
これもきっと妹が何度も話したのだと思うけど。
しまいにはまたいいかげん聞き飽きたいつもの話になって、むかしの嫌なこと、最後に勤めた不動産屋の社長がどれだけケチで嫌な男だったかを顔をしかめて感情こめて話しはじめたから、「おとうさん、しつっこい。それにいつまでも恨みがましい。せっかく滅多に行けない京都にみんなして行くんだから、もっと楽しい話しようよ。まさか京都に行ってまでそんなつまらない話、しないでね。楽しい話ならいいけど」とわたしが言うと、父は「それはそうだ。京都に行ってまでそんな話はしない」と、妙にまじめくさった顔で言う。
でもやっぱり、行ったらはじまるんだろうなあ、いつものが。
それが病気というものだからしかたがないけど、父がいつものをはじめたらさっさと話を逸らしてしまうことにしよう。とにかく少しでも長く楽しい時間の中にいられるように。

数年前、肝臓がんのオペの後だったか、父は冥途の土産に京都に行きたいと言った。自分でそう言ったこともいまでは忘れてしまったみたいだけれど、これが家族一緒に行ける最後の遠出になることは間違いないだろう。
万一、またあるならあるでそれはいいけど。
帰りもまた母の仏壇にお線香をあげてしっかり拝む。
仏壇の奥で母はいつもの顔で笑っている。
帰りは近所の氏神さまにもお参りして帰った。

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2017年3月15日 (水)

寒の戻り

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ひさしぶりに作った。ほうれん草のポタージュ。
それにトマトとにんじんのサラダと、トーストしたカンパーニュ。
ここしばらくヒマラヤブレンドソルトを切らしててしかたなく別の塩を使っていたけど、昨日届いて2週間ぶりに使ったら、もうぜんぜん味が違う。
目の覚めるようなおいしさ。
やっぱり料理は塩で決まる。

啓蟄の前あたり、雨が降ったあと夜買いものに行って夜道で何か踏んだと思ったら大きなヒキガエルで(わたしがはじっちょを踏む前にすでに伸びていたらしく)、翌日も歩道にカエルがいるのを見かけて「春だなあ」と思ったのも束の間、このところ寒の戻りが厳しい。
今朝も雪が降りそうな寒い朝。
今年は何もかもスピードが速いと思っていたけど、春は一進一退、ゆっくり進む。

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