2025年10月20日 (月)

気血を補う食養ごはん

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先日の日曜日、雨のなか重たい荷物を持って妹がやって来た。
北海道の知人が送ってくれたお野菜をおすそ分けしようと思って、という。
大きなカボチャ半分に玉ねぎ、じゃがいも、重たいものばかり。
それに自分でつくったというお味噌やらラッキョウやら新生姜の甘酢漬けなどすこし。
朝から晩まで近所のクリニックで働いて、週1ヒップホップダンスのレッスンに行って押し活して忙しいだろうと思うのに、いったいいつから妹はこんなにまめになったのやら。

テーブルの上にひろげた食材のなかに鮭の水煮缶があって、それを取りあげて妹がわたしに「骨粗しょう症の検査ってしたことある?」と訊く。会社で強制でもされないかぎり、自分では特定健診さえ受けたことのないわたしは即座に「ない」と答える。なんでも妹はまだ骨粗しょう症にはなってないものの、去年の健診でもあまり数値がよくなかったのが今年さらによくなかったので院長先生にお薬を処方してもらい、カルシウムのサプリメントも飲むことにしたらしい。数値なんてわたしはおよそ気にしたこともないけれど、やっぱりクリニックに勤めてるとそういうのも大変だな、と思う。わたしはわたしで、今月2週続けて目の毛細血管が切れたのはカルシウム不足のせいだといわれた話をすると、「じゃあこれ、ちょうどよかったかも」という。もともと妹はサプリメントを飲むより日々の食事で栄養を摂りたいひとだから、骨粗しょう症予防によさそうなものを探しているうちにこの中骨入りの鮭缶を見つけたんだろう。「まとめて買ったから2つあげる」といって2缶もらった。

中骨入りの鮭缶はいまはほとんど食べなくなってしまったけれど、子どものころは好きだった。食卓にあんまり好きなおかずがのってないとき、小鉢にぱかっとあけた鮭缶に大根おろしに醤油がかかったのがあると、それだけでゆうにごはんが一杯食べられた。中骨が好きでよって食べるわたしを母は「変な子だね」、といって見ていたけれど。
妹が「この鮭缶、炊き込みごはんにするとおいしいよ」といっていたので、昨日さっそく夕飯につくることにした。
つくる前にいちおうレシピを検索してみると、『鮭缶ときのこの炊き込みごはん』というのが出てきて、その記事によれば『鮭は気血を補い、胃を温めて胃腸の機能を回復する効果があり、お腹が冷えやすいひとや血行が悪い人におすすめ。鮭の中骨缶詰は血液を作るのに必要な腎を補えます』とあって、ちょうどいまの季節、いまのわたしたちにぴったりなごはんだなと思った。

そのレシピは、研いで水に浸水させておいたお米に鮭缶の汁と調味料と水ときのこを炊飯器に入れて炊くだけのごく簡単なものだった。
四毒抜きとしては植物油を使わないそれがベストな作り方ではあったけれど、わたしはショウガとゴマ油の香りをちょっと効かせたかったので、先にショウガとブナシメジをわずかなゴマ油で炒めて酒とお醤油でかるく味付けしたものを入れることにした。
で、やっぱりそれがよかった。
最初、鮭缶で炊き込みごはん、と聞いたときには炊飯器もできあがったごはんもお魚臭くなるんじゃないかと思ったけれど、缶詰をあけるとこの鮭缶自体そんなにお魚臭くないし、銀鮭だけあって魚肉は濃いサーモンピンクのきれいな色をしてる。わたしが子どものときに食べた鮭缶はこんなのじゃなかったから、これはもっといいやつなんだと思はれる。炊きあがったごはんはほのかに鮭のいい匂いがして、ショウガと上にふりかけた青ネギのおかげでとてもあっさり、上品な味だった。うん、これいい!おいしいし、なんたって身体によさそうだし。これは鮭好きの息子もきっと好きだろうから食べさせたいなあ。
‥‥‥というわけで、わざわざレシピを書くまでの料理ではないけれど、いちおう覚え書きとして書いておこうと思う。

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◇ 鮭缶ときのこの炊き込みごはん

 〈 材料 〉 4~5人分
 鮭中骨水煮缶    1缶
 ブナシメジと舞茸 各1袋
 ショウガ     1かけ
 米         2合(研いでから30分浸水しておく) 
 醤油      大さじ1
 みりん     大さじ1
 水         適量
 ごま油       少々
   青ネギ、刻みのり、ゴマなどお好みで

 〈 作り方 〉
 1.ブナシメジと舞茸は食べやすい大きさに分けておく。
 2.ショウガは薄く千切りにする。
 3.フライパンにごま油をひき2を入れ、香りが出たら1のブナシメジを入れて炒める。
 4.炊飯器にお米、鮭缶の汁、醤油、みりんを入れ、水を2合の目盛まで注ぎ、鮭缶と炒めた2、舞茸を入れて炊く。
 5.炊きあがったら10分ほど蒸らして器に盛り、お好みで青ネギや刻みのりなどを散らしてできあがり!

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2人暮らしのうちではごはんを2合炊くと2回分できちゃうので、今日の朝ごはんもこれでした。これに、お味噌汁とぬか漬け。
すっかり朝食にパンを食べなくなって、「うちでは朝は毎日、梅干しと昆布をのせたごはんに、お味噌汁とぬか漬けだよ」といったら、「シンプルだね!」と妹。でも朝はほんとにそれだけで十分なのです。パンとちがってすぐにお腹がすくこともないし。
そうそう、変わったところではお味噌汁にゼラチンを入れています。スーパーでよく見るふつうの製菓用の『ゼリエース』。
これは以前、古い昔ながらの調剤薬局に入ったら置いてあった小さな手作りのリーフレットに、豚皮コラーゲンを毎日摂ることの効能がいろいろ書いてあって、『70歳の母に毎日ゼラチン入りのお味噌汁を飲ませていたら、ほとんど白髪だった頭が黒くなりました』にはじまり、様々な実践例が載っていて、しばらく試してみたことがあった。最近、YouTubeで同様のことをいっている複数のドクターの動画を見たのでまた試しているところ。白髪が黒くなったかどうかはわからないけれど、毎日飲んでると肌のハリつやが良くなるように感じるし、髪の毛にコシがでてきたり爪が割れなくなったり白目の状態がいいことを見るとやっぱりいいんじゃないかと思う。気になった方はお試しあれ。ただし自己責任でお願いしまーす!

朝食にパンを食べなくなったことでわたしは胃もたれや膨満感がなくなっていいことばかりではあるのだけれど、唯一モンダイなのは相変わらずお米が高いこと。一日三食ないし二食、ごはんに味噌汁という食生活をしているとお米が無くなるのもお味噌が無くなるのもほんとうに早くて、あれ? もう買わなきゃか、と思う。最近、どこで誰に会ってもいちどは物価高騰の話になってしまうけど、先日、息子が来たとき「夕方スーパーに行くと、いろんな売り場でボーゼンと立ちすくんで買い物かごに何も入れずにいるお年寄りをよく見る」と話したら、「それボクだ」というので、「えー、やめて~」といったけど、まあ自分も似たようなものです。ほぼすべての食品は2倍の価格に跳ね上がり、この田舎でトマトや梨が1個300円以上するとはほんとにどうかしてる。金銭感覚というのも意識に根ざした感覚にすぎないので、まずは口から出る言葉を変えることで意識が変わって金銭感覚が変わる、というのを実践するしかないかと思う。
そんななか今日の午前中、新米が届いた。
メルカリに出品していた服が売れて、そのメルペイで買ったお米。
いまやお米までメルカリで買うのかと自分でもびっくりするけれど、よくできたいいトマトを訳あって大量に廃棄しなければならないトマト農家さんが「よかったらメルカリで買ってください」というくらいだから便利なシステムではあると思う。もともとメルカリはバックパッカーで世界中を旅していた創始者が世界のあちこちで見た物々交換に端を発しているというから、現代の物々交換と思えば理にかなっている。
京都、丹波のお米。
届いたダンボールの箱がおにぎり選手権みたいでかわいかった。
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アマンディーヌ・シャネルが咲いた。

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朝おきたときは雨だった。
昨日より気温が下がって、朝の気温16度。
ちょっと早すぎやしないかと思うけれど、明日からはさらに一気に下がるらしい。
朝ごはんのあとベランダにでて、ばらがきれいに咲いてるのをみつけた。
うちでは滅多につぼみをつけないか弱いばらで、ネームタグがなくなっているせいでぱっと見ではなんのばらかわからない。しばらく花のかたちと色あいを観察して、香りとあわせて「アマンディーヌ・シャネルだ」と思った。
フランスのギヨーのばら。
『シャネル』とあるけれど、ファッション・デザイナーのココ・シャネルとは関係なく、『アマンデイーヌ』とは『フランスのお菓子』という意味らしい。大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい中輪の深いカップ咲き。
そして、すごくいい香り。
ばらのナーサリーのサイトでは『ティにミルラ、ハーブの混ざった香り』と書いてあるけれど、わたしにはそんなにミルラは感じられない。とにかく香水みたいないい香り。といって実際の香水にこんなにいい香りのばらの香水はない。できたてのフレッシュなローズウォーターでようやく感じられるくらいのデリケートな香り。

週5で朝から晩まで働いているときはベランダ・ガーデンの手入れが全然できなかった。平日は花が咲いても写真を撮るどころか、ゆっくり花を愛でる時間もない。週末でさえ疲れ果てて最低限のことしかできない日が多かった。夏の異常な暑さがつづくあいだ、水切れだけはおこさないように家族に水やりを頼んでいたから枯れることはなかったけれど、持ち主が手入れをしない庭はたちまち荒れ放題になってしまう。だから過酷な夏を越えて、ばらがこんなふうにきれいに咲いてくれるのは奇跡だ。
これまでずっと植物に支えてもらいながら生きてきたから、その大事な植物の面倒もみられない暮らしは本末転倒だと思う。それにつけても働きかたを考えなけりゃ。収入が減っても働く時間を減らして、空いた時間に家でできる仕事をつくること。
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2025年10月18日 (土)

半袖日和

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よく晴れた土曜日。
今日は26度まで気温が上がるらしい。
わたしは半袖Tシャツでいられる季節が大好きで、うちでは夏好きのクリス・ペプラーが半袖・短パンでいるあいだは夏、ということになってるんだけど、半袖Tシャツが着られるのも今日で最後かな、と思う。
薄曇りでおひさまの光がない日は肌寒いくらいだし、日の暮れが一気に早くなった。
夕方5時過ぎにはもう暗くなってきて、つい「あー、やだやだ」と思うけれど、いや、待て待て、これからはいままでとはぜんぶ逆でいくんだから、と思い直してウソでも口角あげて買いものにいく日々。
これからの季節、ますます太陽のひかりは貴重だ。
今日咲いたのは、小ぶりだけれど明るい陽を浴びて輝く、ラ・パリジェンヌ。

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2025年10月17日 (金)

オリーブの実おちた。

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早朝、うちのベランダで鳥がうるさくさえずっていたと思ったら、今朝こんなふうにオリーブの実がぽつんとひとつ落ちていた。去年もオリーブの木にたったひとつ生った実をヒヨドリが狙って何度もやって来て、オリーブの実に口ばしで挟んだ痕がいっぱいついていて、その執念たるやすごいなと思ったけれど、今日もオリーブの実を取りにきたのかもしれない。持っていかなかったのは口ばしに挟んだ実が苦かったからなんだろうか。はるか上空からでもこんなちいさな実が見えるのはさすが鳥の目! だと思う。
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上空、といえば、昨日の深夜、市境いの東の上空に青い光が見えた。
先日YouTubeで見たシリウス星みたいに青く瞬いていて、最初は星かと思ったけれど、斜め上空に昇りはじめたところは飛行機のようだった。機械のような音も微かに聞こえていて、でもそれはある高さまで行くとピタと止まってしまった。止まったところで光がくるくる旋回していて、ときどきこちらに向かってキラッと青く光る。
もしかしてUFO? SHIP?
今日調べたら「それはUFOではなくて電飾蛸だ」という投稿があった。
夜の1時過ぎに電飾蛸を揚げるような酔狂なひといる? しかもあんな上空に。とも思うがいまの時代、どこもかしこもフェイクだらけで何が本当で何がウソかわからない時代だから、何があってもおかしくないかもしれない。
ここに引っ越してきてから数十年、ベランダから180度パノラマで空が見渡せて、朝陽と夕日がきれいに見えるのがよかったのに、いつの間にか西に高いマンションが建って夕日を見ることができなくなってしまった。それからもすぐ目の前に窓がひとつもない壁だけの妙な建物が建ち、さらにいま、この住宅に向かいあうような形で大型マンションが建築中だ。どんどん狭くなる空・・・・・・。
わたしの部屋の窓から向かいの高い鉄骨の上を行き来する工事のひとが見えるってことは、向こうからもこっちが見えてるんじゃないかと思ってちょっとぎょっとする。
やだなあ、、、、、、と思うが、都心までそう遠くない都下の郊外に人口が移ってくるのもいたしかたのないことなのかもしれない。町の顕著な変化としては、ますます住民が多国籍化してきたのと共に外国人向けの食糧ストアがいくつもできたこと。しかも路面に。インバウンドの影響がこんな小さな町にまで押し寄せて来たかと思う。
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2025年10月 7日 (火)

ちいさな喜びにフォーカスする*

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牡羊座の満月。
失業保険の認定日。
予定通り朝6時半に起きて、じゅうぶんに時間はあったはずだった。
朝ごはんを食べたあと、いつものように落ち着いた気分でハンドドリップ・メディテーションをしてコーヒーを淹れ、ひとかけのチョコレートとともに味わってから、さあ行くかとトートバッグの中のファイルを見て、そこで自分が時間を1時間、勘違いしていたことに気づいた。前回が10時45分までだったからてっきり今回もそうだと思ってたら、失業認定報告書に赤で9時45分とスタンプがある。しかも、わたくしともあろうものがまだなんにも記入してなかった。ガーン! すでにそのとき9時で、あわててバッグを持って自転車で駅へ急ぐ。駅のホームで立ったまま認定報告書にアルコール中毒患者のようなよろける字で必要事項を記入し電車の路線を検索すると、もともとギリギリで到着なのに、こんなときに限って中央線が遅延してると出てきて焦る。まじでヤバい。下手したら遅れるかもしれないから国分寺あたりで前もってハローワークに連絡したほうがいいかも、と思い、おもむろにスマートフォンに連絡先を追加する。電車に乗って座席に座ったら、息をつくつもりが一気に身体が緊張してイヤな汗が出てきた。でも「落ち着け自分。ぜったい間に合う。重力を超えるんだ!」と自分にアホな声がけをするわたし。電車が止まる前に立ちあがって戸口の前に立ち、ドアが開くなり脱兎のごとく走り出した女性の後を追うように自分も走り、すでにホームに来ていた中央線に乗りこんだ。電光掲示板を見ると、とくに遅延している様子はなく、定刻通りに走り出してちょっとホッとする。立川に着いたら水も買いたかったしトイレにも行きたかったけど、とにかく間に合うことが先決、とばかりに駅からまた走った。
ああ、いい歳をして朝からいったい何をしているのやら。
でも走ってる途中で、「OK、間に合った!」と思った。
定刻1分前にハローワークに着き、書類をボックスに投入。まるでリレーの選手がバトンを渡し終えた後みたいに脱力して、そのまま1階のトイレに行き、近所のコンビニでミネラルウォーターを買ってやっと一息した。ふぅ、、、、、、やれやれ。
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いったいなんでこんなことが起きるのかというと、わたしはほんとうに公的機関が苦手なんだと思う。政府がやっている公的機関というのは無機質なまでに杓子定規で事務的で、この三次元的重たい重力に満ち満ちている。そして個体の特性や能力などまるで無視して年齢別に分けられ、はい、そこのあなたはこちら。うーん、、、(と考えるふりをしながら)あなたの年齢だと限られた職種しか求人はないですね。職種でいうと介護か清掃か警備か飲食くらいです、なんていわれてひどく落ちこんで帰ることになる。政府は『生涯現役!』なんぞときれいごとをいって死ぬまで国民を働かせて税金を取ることしか考えてないのに、ひとのやる気を削ぐようなことしかしないって矛盾してないか?と思うが、でもまだこの三次元世界で経済を成り立てて生きて行かなくちゃならないことを考えたら、そんな対応にも慣れないといけない。彼のいうことはハローワークでは正しい一般論なのかもしれないけれど、この世界のすべてではない。(ことを、わたしは知っている。)毎回ハローワークだの役所に行くたびに重い気分になるのもイヤだから、最近はまじめに考えるのをやめて、これはただのゲームなんだと思うことにした。今日も感じよく自分にまったく興味なさそうな顔をした相談員の前に座り、きちんと挨拶して(この場における)意向を話して求人検索をしてもらい、「これしかないですね」といわれながら求人票を何枚かもらい、お礼をいって立ち上がる。これで就活実績1だ。ふう、終わった。とりあえず時間に間に合って終わったから今日はこれでオッケーだ。今日の午前のミッション終わり。
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それであらためて下のソファに座って今度こそしっかり息を吐いてリラックスしてから、ちょっと休憩して立ち上がると、行きの電車の中で過度に緊張したせいで左のみぞおちが重たく、反対側の腰に痛みを感じる。ゲームと思うことにしたところで変なとこまじめだから、すぐにこういうことになる。やれやれ、自分ってなんてポンコツなんだろう。よくこんなHSPのポンコツでこれまで2人の子供抱えて破産して路頭に迷うことなくやってこられたなあ、、、、、、と思う。逆にいうとこれまでほんとうによくがんばってきたんだ。でも正直、疲れたからもうがんばりたくない。ひとからどんなに「がんばれ」といわれてもがんばりたくない。大体において日本人は無責任にひとに「がんばれ!」といい過ぎる。もうそういうのもうんざりだ。
疲れたからちょっと散歩してリラックスしてから帰るわ、と娘にLINEする。
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でも、立川のハローワークがいいのはそのロケーションで、近くにGreen Springs がある。わたしの好きな、緑の多い場所。
ここはほんとにどこを見ても植栽がよくて、緑を見ていると心がなごむ。
何を買わなくても座って休める椅子があちこちに置かれているのもいい。
ここがあるおかげでわたしのハローワーク通いもずいぶん救われていると思う。
いい音楽と珈琲の香り、それに最近ではあまり見なくなった噴水もあるし。
文字通り、都会のオアシス。
そしてGreen Springs に来るとかならず見る『Rust』。
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ここは店内より入り口に置かれた植物群を見るのが好きで、オーストラリアンプランツみたいな、よそでは見られないようなレアプランツも豊富だから、植物好きにとってはたのしい場所。ただ、わたしのベランダはもういっぱいなので、基本は見るだけと決めている。今日も買うつもりなくぶらぶら眺めていたのだけれど、ふと目が留まってしまったこの植物。
めっちゃかわいいなあ!
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名前の札が付いてないので、なんていう植物か気になって、まだ開店前の暗い店の中から出てきた店員さんらしき人に声をかけて、「あの。すみません。これ、なんていう植物ですか?」と訊くと、ガーデニング・エプロンをしたかわいらしい若い店員さん、即座に「ザミアです」という。育て方を訊くとふつうの観葉植物とほぼ一緒。「大きくなりますか?」と訊くと「ソテツの仲間なので、、、」というので、「ソテツ。じゃあ、大きくなりますね!」といったら「でもゆっくりです」と。「・・・ですよね。こんなに小さいもんね」と笑った。
よかったら中にもあるので見てください、もうすぐ開店しますから、という店員さんに従って数分待って店内に入り、けっきょく最初に惹かれた外で見た一鉢を買うことにした。Rustで植物を買うのはこれがはじめてだ。
もうさっきまでの気分はどこへやら。るんるんの足取りで帰路につく。そこで先日聞いた、『常に喜びと、ちいさな至福感を連続させてゆくことで自動的に神のプランに乗ってゆく』という言葉を思いだして、ああ、これだ、と思った。
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家に帰って包みをほどいてあらためて見ると、羽状の葉がほんとうにうつくしい。
オリーブのような濃い緑の葉。
調べると正式名称は『ザミア・フロリダーナ』といい、なんとメキシコ・ソテツだった!
やっぱりかなりレアプランツみたい。
Zからはじまる名前なので、「ゼーさん」と名付けた。
観葉植物というとすぐにリュック・ベッソンの映画『レオン』に出てくるジャン・レノ演じた孤独なスナイパーを思いだす。レオンのようにこのゼ―さんも大事にしよう。ちなみに、このザミア・フロリダーナは風水的には『不死身』、『不滅』を象徴し、邪気を払う効果があり、金運アップの効果もあるのだそうだ。やったね!
帰ってすぐに家にあった小さなテラコッタの鉢をきれいに洗い、あとで観葉植物用の土を買いに行って植え替えることにする。
南米の植物だから当然といえば当然だけど、耐暑性はあるかわりに耐寒性はなく、外の気温が5度になったら部屋の中に入れる必要がある。花のない冬のあいだはきっとわたしの机の上にずっといることになるだろう。
わたしのあたらしい仲間。Welcome!
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