2016年9月19日 (月)

今日も雨 **

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昨日夕飯を食べたのが遅かったせいで、朝5時前に目が覚めてしまった。
そこからはどうしても眠れないので、またしてもパジャマを着たまま夏剪定のつづきをする。あっちこっちばらの棘で引っかけられながら・・・・・・
剪定をすると樹形が小さくなるから、できるだけいままで日の当たらなかったばらにも日が当たるように配置を変えるんだけど、まるで難解なパズルのピースを動かすように悩ましい。

あまりに強健で、ぶっとい枝に恐ろしい棘がいっぱい付いているせいでふだん手の届かない奥に置いてあるばらを久しぶりに見たら、信じられないくらい見事にカイガラムシがびっしり付いていて、ばらに謝りながらブラシでゴシゴシやる。前に、この作業が好きだとかいってる人がいましたが、そんな生易しいもんじゃないですから、カイガラムシって。一度付いたらすごくしつこい。棘だらけの枝は剣山にブラシかけてるみたいで、思わずナーサリーはきれいな花のアップばかりじゃなくて、こういう棘だらけのぶっとい枝の写真もサイトに載せてほしい、と思ってしまう。ぜったい買わないから。

枝を剪定して傷んだ葉を落として土を中耕して、鉢を回して虫が付いてないかチェックして、場所を考えて鉢を移動する。・・・・・・ と、ゴミや埃が出てくるから箒で掃いて掃除する。またしても、あっという間に3時間半経過。
だからこんなことは時間のある休日の早朝くらいしか落ち着いてできない。
最後の最後になってミセス棘(シュノンソー城の貴婦人)にふくらはぎをリネンのナイティごと思いきりギャッとやられ出血大サービス。それで気分は終了。ミセス棘にはついにご退場願った。下の共同庭にでも植えてくるか。

今日も雨だ。
よく降るなあ。
「これだけ雨がつづくと思いだすのは村上春樹の『土の中の彼女の小さな犬』だ、とくに昨日みたいな日の翌日だとね」と娘に話してたら、「今年は母の17回忌をするんだった。去年まで覚えてたのにすっかり忘れてた!」と妹からメール。
わたしはお彼岸でお墓参りのことばかり考えてたけど、この雨で父も何も言いださないらしい。
17年か。早いな。
昨日初めて会った三彩さんの彼氏にも驚かれたけど、ありえないほどわたしも年をとりました。もういいかげん、リゾートホテルで連泊しながらぼんやり雨を眺めるくらいの余裕がほしいってもんです。

今日早朝のマイ・シャビー・ガーデン。

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2016年9月16日 (金)

ココナツ・ソイミルク小豆白玉

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このあいだムケッカをつくったときに余ったココナツミルクを冷蔵庫にしまうとき、ふいに思いついた flair 煮小豆に白玉、そこに温めたココナツミルクと豆乳を入れたらおいしそうだな、って。
最近、料理に砂糖を使うことがほんとに少なくなって、滅多に砂糖を買わないでいたら小豆を煮るのに足りなくなって、甘さ控えめの仕上がりになったのでそのぶんココナツミルクと豆乳の中に練乳を入れたら、がぜんベトナム風。
できあがったのを食べたら、これってこの夏、巷で流行ってたチェーの温かいバージョンじゃないかなって思った。
ほのかに練乳味のココナツミルクとソイミルクで薄まった小豆はいつものぜんざいよりライトな食べ心地で、ふわふわの白玉とよくあっておいしい!
ともするといつもの白玉ぜんざいよりおいしいかもしれない。
冷たくしてバニラアイスをのせるのもいいと思うけど、早や季節はこんな温かいのも食べられるくらいに進んでいるのでした。
ベトナムのチェーみたいってことで、娘がベトナムの女の子からもらったロータス・ティーと。

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蓮の花といってわたしが思いだすのはマイケル・フランクスの『ロータス・ブラッサム』で、このお茶をいれるあいだ口笛で吹いてた。今日も外は雨で、『So empty like sky / Without any sun / Lotus Blossom don't cry / You and I were meant to be one』という歌詞ではじまるアンニュイな歌は今日みたいな日にぴったりです。
このお茶、てっきりティーバックかと思って封を切ったら中にリーフティーが入ってて、その女の子がいってたようにこれでポット2回分飲めました。
蓮のお茶独特の風味。味は苦め。
この苦さは完全デトックス系で、満月浄化にぴったりなお茶。
昨日、中秋の名月。
この月はまたの名を栗名月といって、昨日からここ数日間は栗、かぼちゃみたいな黄金色の食べもの、白玉、丸餅、里芋みたいなまるっこい食べものを食べるのが風水的に金運食といって縁起がいいそうです。

ちなみに1番上の写真、チェーが入っている器は昔、『陶の森』さんで買った『クリーム小鉢』。生クリームみたいな釉薬が刷毛でシュッと入ってるところからのネーミング。木のお皿はサノアイさん。カトラリーは先月『無垢里』の2人展で買った町田(旧姓:遠藤)翔さんのスープ・スプーン。これが驚くほどすくいやすくて食べやすい!

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2016年9月14日 (水)

夏剪定はお済ですか?

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激しい雨の音で目が覚めてしまって、朝5時。
それからどうやっても眠れないのでしかたなくベランダに出て、そういえば昨日ばらのナーサリーから『夏剪定はお済ですか?』というメールマガジンがきてたな、と思いだして剪定をはじめた。
昔から「ばらをやっている」というときまって相手から「ばらは難しいから」といわれるのにはもう飽き飽きしているけれど、ばらには季節ごとにやるべきことのルーティンがあって、それをきっちりやれなくても、ポイントさえ押さえていればなんとかなるものだと思う。
ただ、そうはいっても狭いベランダではおなじように世話していても枯れていくばらもあって、持って生まれた個体差もあり、それもしかたのないことだと思う。
いつか、表紙の美しさに思わず手に取ったばらの特集の園芸誌の中に、有名な方なのか、見るからに口やかましそうな園芸女史の写真の横に、「いくら好きだからといって狭いベランダでたくさんの品種のばらを育てるのは、ばらの健康を考えるうえでいささかも感心しないからやめたほうがいい」というようなことが書いてあって、至極ごもっともだけど、しょせん狭い自分のベランダをどんなふうにばらでいっぱいにしようがわたしの勝手だわ、と思ってパタリと閉じてしまった。
世の中にはそう広くないマンションのベランダで一千本のばらを育てて育種家になってしまった人だっているんだしね。
夢はどこからはじまるかわからない。
いつものことだけど、ベランダでばらの世話をしていたらあっという間に3時間が過ぎてしまった。

上のばらがぜんぶひらくとこうなる。
My eys wide open.

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2016年9月13日 (火)

雨の朝、デュセス・ドゥ・ブラバン。

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このところ天気予報がはずれて降らなかったけど、ついに雨。
ベランダでザーッという雨の音に包まれてると、むしろ心地よいくらいだ。
蒸し暑かった昨日にくらべると気温がだいぶ下がった。
そして日に日に日の暮れが早くなって驚くほどだ。
夏好きはみんな、夏が終わったらもう冬みたいな気分でいるらしい。
Jさんは昨日、寒くなったらもっと身体が痛みだすんじゃないかって気にしてた。
この先はね、自分の目の前に小石をぽとんぽとんと落とすみたいに、目先の楽しみを用意しておくのがいいと思うよ。
そうやって、やっとの思いで小石から小石の間を歩いてるみたいな日々がわたしにもあったなあ、と思う。
わたしにとってはばらもそのひとつだった。

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2016年9月12日 (月)

ムケッカをつくった。

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サルサバンドをやっていて、ブラジル音楽が大好きで、わたしに『サラヴァ』を教えてくれた友達が大道具の仕事(通称なぐり)をやっているということから、ビスを立てられないうちのコンクリートの壁に絵を掛ける仕掛けを考えてもらっていて、今日その試作品を持って来たいというのでランチに何をつくろうかなと考えて、ムケッカをつくることにした。
ムケッカは一度だけ食べたことがある。
鎌倉のカフェ・ヴィヴィモン・ディモンシュで。
実をいうともうよくおぼえてないのだけれど、ちょっと辛くて甘くて酸っぱくて、カレーみたいなシチューみたいな、食べたことのない不思議な味だった。

インターネット時代の便利なところは、どんな味だったかよくおぼえていない料理でも検索すればすぐに作り方が出てくるところで、それをいくつか見て参考にしたあと、いますぐ手に入りそうな材料で多少アレンジを加えつつも適当につくってしまえるところ。
このムケッカの作り方で特徴的なのは、最初にメインとなる食材(この場合はタラの切り身とエビ)をマリネして置いてから野菜を炒めた鍋に投入するところ。途中まではトマトベースの味でありながら、最後にココナツミルクを入れて煮るところだ。
かくしてできあがったムケッカ。
昨晩、味見したときは「う~ん、よくわかんない」と思ったんだけど、こういう煮物系の料理ってなんでも一晩置いたほうが味がよくなじむでしょう?
今朝もう一回火を入れて最終的に味を調整したらIt's all right!でした。
自分でつくってみた味としてはココナツミルク仕立てのブイヤベースという感じ。
食べてみると魚介の旨みとともにライムの酸味が効いて意外とあっさりしてる。
ごめんなさい、これディモンシュのよりおいしいと思う。

ムケッカは、ブラジルはバイーアの名物料理。
それでムケッカをつくっている間中わたしの頭の中で流れていたのはジョアン・ジルベルトの『EU VIM DA BAHIA』(エウ・ヴィン・ダ・バイーア)なんだけど、でも、もっというと清水翠×馬場孝喜バージョンね。まったくもってあの曲をあんなふうに演れる二人はほんとにすごいと思うよ。・・・・・・ と、話は脱線したけれど、J氏がやって来てムケッカを食べながら聴いたのは、おなじバイーア生まれでももうひとりのバイーア人、カエターノ・ヴェローソのこのCDでした。
『Fina Estampa Ao Vivo by Caetano Veloso』 
邦題はなぜか、『粋な男』。
全編スペイン語によるラテン・ヒット・カバーのライブ盤。
カエタノがあまりにもやすやすと自然に歌うからうっかりすると聴き流してしまいそうだけど、カエタノの美しい、だけじゃない、信じられない間を駆使した軽やかで深い、ノン・ヴィブラートの素晴らしい歌声が聴ける。

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ムケッカをひと口食べるなり思わずカエタノの歌に聴き入るJ氏。
この曲、いいなあ・・・・・・。
固まったままなかなか食べださないから、てっきりお口に合わなかったのかと思いきや、、、「おしいしいねえ。これは自分ではつくれないや」って、、、ホッとしました。

・・・・・・ というわけで、今日は『ランチタイムにブラジル音楽を聴きながらムケッカを食べる日』だったのだけれど、実はそれ以上にすごい日でした!
わたしにとっては記念日的にすごい日!!!
それは、また後日。

以下、忘れないうちにムケッカのレシピをば。
と思ったけれど今日はもう疲れたから明日にしよう。

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 ●ムケッカ 
  (ブラジル、バイーア州のカレーのようなシチューのような料理)

 < 材料 > 4~5人分

  鱈の切り身     3~4枚

  エビ          今回はブラックタイガー 10尾

  タマネギ       1個

  トマト         1個

  パプリカ         1個

  ピーマン         2個

  ライムかレモン   大さじ2~3(果実半分)

  ニンニク        2かけ

  香菜もしくはイタリアンパセリ  1束

  トマトのカット缶   1個

  ココナツミルク    缶詰約半分くらい(200~250cc)

  白ワインか料理酒  大さじ3

  パプリカパウダー  適宜

  片栗粉         大さじ1(溶く水、大さじ1)

  チリパウダー     お好みで

  オリーブオイル    適宜

 < 作りかた >

  1.鱈は骨をとって食べやすいぶつ切り、エビは殻と尾と背わたを
    取る。

  2.ボウルかバットに鱈とエビ、刻んだイタリアンパセリ(飾り用に
    少々とっておく)、塩・コショウ、ライムのしぼり汁を入れて
    マリネして冷蔵庫で1時間くらい置く。

  3.鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクを入れて熱し、
    香りがしてきたら粗みじん切りにしたタマネギを入れて炒める。
    つづいて角切りにしたピーマン、細切りのパプリカ、皮をむいて
    角切りにしたトマトの順に炒める。

  4.野菜をしんなりするまで炒めたらいったん火を止め、2でマリネ
    した具材ぜんぶとワイン、トマトのカット缶ぜんぶを入れて10分
    から15分煮る。

  5.4にココナツミルク、パプリカパウダーを加えて少々煮込み、
    塩・コショウで味を調えたら仕上げに水溶き片栗粉を加えて
    かきまぜ、お好みでチリパウダーも入れてさらに少々煮こむ。

  6.お皿にライスを盛り、ムケッカをかけ刻んだイタリアンパセリを
    ふりかけたらできあがり!

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実をいうと、材料の買い出しに行ったらきれいなライムが売ってたのでうれしくなって買って、半分残しといてもしょうがないと思ってぜんぶ入れてマリネしちゃったからたぶん、出来上がりの味の酸味が強かったんですね。
それで最後に味見をしたらなんだか物足りなかったので、わたしはコンソメを入れてしまいました。ディモンシュで食べたときはライムが載ったお皿が添えられていて後からかけるようになっていたからライム一個入れてもとくに問題ないと思うけど、やっぱり半分くらいにしといたほうがいいかもしれない。
それと、もともとのムケッカはデンデ油(パーム油)という赤い色をしたオイルを使って仕上がりが赤くなるのが特徴らしいのだけど、なかったのでわたしはパプリカパウダーをけっこう入れました。それとチリも少々。
じゃないとココナツミルクを入れるとかなりクリーミーな色になってしまうので。
それで最初書いたように結果オーライでした。
子供たちにもうまい、うまい」と好評。
そうだな、欲をいうと魚介の煮込みって、肉と違ってできるだけ短時間で仕上げたほうが具材のフレッシュな味がしておいしいんだと思う。
なので前日から用意するとしたらマリネの部分だけにして、あとは一気に仕上げてテーブルに出したほうがおいしいと思います。
イタリアンパセリは癖がないから万人向けだけと、パクチーが嫌いじゃなかったらこれはやっぱりパクチーで作ったほうが味が決まりそうです。
以上、考察。
ブラジル料理といいつつ、いろんな国の料理がかぶった味がするムケッカ。
無国籍料理好きはお試しあれ!♪

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